恋する歌姫と恋した俺   作:ゼレス

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今回は恋話回!歌姫達も恋には興味あります!
と思っています。


歌姫達もJKなので恋話には興味津々

ユリカに好きな人がバレた日、蘭はユリカに連れられて自室に帰ってきた。

 

「部屋着に着替えたらユリカ様の部屋に来なさい!」

 

 バタン! 思い切り扉を閉められた。これは逃げられないやつだ。腹を括り、部屋着に着替えユリカの部屋に向かう。

 

コン!コン!「ユリカ!私だ!開けてくれ!」

 

ガチャ…と扉が開くと蘭はうっ…となった。

 

 そこには部屋主のユリカ、いちご、あおいがいた。

 

「なんでいちごとあおいがいるんだ!///」

 

「蘭こそ、なんで私たちにはなしてくれなかったの!」

 

「蘭に好きな人ができるなんてこれは穏やかじゃないわ!」

 

 いちごとあおいはニヤニヤしながら詰め寄ってくる。当たり前だ、恥ずかしくて言える訳が無い。

 

「「観念して話してみなさーい!」」

 

 いちごと、あおいがギュッと逃げないように抱きついてくる。

 

「わ、わかった///逃げないから!話すから!離してくれーー!」

 

 はぁ…なんでこうなるのか…ユリカもユリカでニヤニヤしている。要するに私の恋話が聞きたいのであろう…ここまで来たら話をして協力してもらおう。

 

 落ち着いたので話そうとしたら、コン!コン!と扉がノックされた。まさか…まだ誰か来るのか…?

 

「ユリカたーん!おとめなのですぅー!」

 

 また人が増えた。有栖川おとめがきたのだ。ぽわプリメンバーを連れて。

 

「ユリカ様からお話を聞きました。北大路さくらにもお話をきかせてください!」

 

「わ、私も話をきいていいのか?」

 

 しおんは少し遠慮しているが顔は興味津々である。

 

「らんたんのらぶゆー、おとめにも聞かせてほしいなのですぅ!」

 

 これは本当に話すしかなくなった。

 

「どこから話せばいいんだ?///」

 

「はいはーい!好きなところはなんですか?」

 

 いちごはニッコニコに笑って質問してきた。

 

「す、好きなところは...///笑顔がすてきなところと…私のことを気にかけてくれるところ...///」

 

「「「「「「お~!」」」」」

 

 やめてくれ、恥ずかしい…///

 

「ちゃんと恋してるね///」

 

 あのあおいですら赤面している。ここにいるみんなちゃんと恋愛をしたことはない。アニメや漫画の世界の恋愛しか知らないのでみんな気になっている。

 

「はい!好きになったタイミングは?///」

 

 次はあおいか。

 

「実はな、杉崎は覚えてないんだけどアタシと杉崎は一時期、同じ小学校に通っていたんだ。その時、男子達に少しだけ虐められててそこを助けてくれたんだ。杉崎は名前を教えてくれたんだけど、アタシの名前を教えてあげられないまま杉崎は転校しちゃったんだ。ほら、証拠の写真だ」

 

 

 みんなぐいっと写真をみる。

 

「らんたん、すごくらぶゆーなのですぅ!」

 

「小さい時の杉崎君、今と変わらないね」

 

「感動の再会をこのスターライト学園でしたということですね///」

 

「本当に漫画みたい///」

 

 だんだん皆も顔が赤くなってきた。

 

「な、なぁ…やっぱりこの話、やめ…」

 

「「「「「「やめない(ですぅ)」」」」」

 

 だ、だよな///

 

「恋愛を知るのだってアイカツだよ!」

 

 

「それ、本当にアイカツか?///」

 

「蘭は、杉崎との関係はどうしたいの?」

 

 ユリカも気になっていた。

 

「それは…つ、付き合い…たい///」

 

 蘭だって年頃の女の子だ。恋をしたのであるならそういう関係になりたいものだ。しかも初恋の相手なら尚更だ。

 

「じゃあ!私達で蘭を助けようよ!」

 

 いちごの一声で皆が反応する。

 

「恋のキューピットなのですぅ!」

 

「この北大路さくらも助太刀いたします!」

 

「私もお手伝いさせて貰おうかな」

 

「ユリカ様に任せなさい!」

 

「助けないなんて穏やかじゃない!蘭!協力させて!」

 

「蘭と杉崎君をくっつけちゃお作戦!開始~!!」

 

「「「「「おー!」」」」」

 

「みんな恥ずかしいだろ…///」

 

「まぁまぁ、落ち着きなさいな」

 

 あおいがニンマリ笑いながら蘭の肩をトントンする。秘密裏に開始したこの作戦は果たしてうまくいくのだろうか。

 

「蘭はデートとか誘わないの??」

 

 いちごの、この一言が皆の目を輝かせた。

 

「ア、アタシ杉崎の連絡先とか…知らないから...///」

 

「それはいけないわね…蘭!明日、杉崎くんの連絡先きこ!」

 

 あおいがグイグイくる。確かに好きな人と連絡ぐらいとりたい。

 

「あ、明日きいてみる!」

 

 

「とりあえず連絡先きいて交換するのが第一歩よ」

 

 ユリカもノリノリだ。

 

「時間も時間だし今日はもうおしまいにしないか?」

 

 正直、蘭は恥ずかしくて部屋に帰りたい。みんな蘭の提案に賛成し、各々部屋に帰っていった。

 

 蘭もみんなと同じタイミングで自室に帰ってきた。すぐベットに倒れる。

 

「私、杉崎と付き合えるかな…」

 

 付き合ったら色んな所デートにいきたいなとか、これしたいなっていう妄想が止まらない。

 

 ハッ!となり、現実に帰ってくる。いかんいかん、紫吹蘭よ…落ち着け…

 

 ていうか、もう寝るか…明日のことは明日の自分に任せよう。

 

 

 次の日の放課後、蘭はソワソワしていた。早く来ないかずっと気にしてしまう。今日はみんな仕事もなく、ゆっくりできる日だったため、みんなもソワソワしていた。

みんなで待っていると作業ツナギを着た奏太がゴミ袋を持ってゴミ捨て場に向かう姿があった。

 

「みて!蘭!杉崎くんがいるよ!」

 

 いちごは目を輝かせて蘭に知らせる。蘭は恥ずかしくて下を向く。

 

「わ、わかってる!ちゃんと聞くから焦らせるな…///」

 

 連絡先を聞くチャンスは仕事終わりに学食で晩御飯を食べるタイミングしかないと考えたユリカは、みんなを連れてすでに学食で待機している。

 

「晩御飯を食べに来たタイミングでこの席に案内するのよ。そしてタイミングを見計らって連絡先を交換するわよ!」

 

 ユリカの考えた作戦が一番すんなり聞くことができそうだ。もうすぐ奏太のバイトが終わる時間になってきた。

 

「もうすぐ時間だよ!頑張ってね!蘭!」

 

 あおいが応援してくれる。

 

「あ、あぁ…///頑張る!」

 

 みんな近くのテーブル席に移動して、こっちを見ている。恥ずかしくてどうにかなりそうだ。

 

 

「あ~腹減ったな~!おばちゃ~ん!唐揚げ定食お願いしま~す!

 

 きた!この声は杉崎だ…声かけにいくぞ…

 

 

 

「お、おう…杉崎はバイト終わりか?///」

 

 

「ん?おぉ!蘭じゃないか!もし良かったら一緒に座らないか?」

 

 ラッキーだ!こっちから誘導しなくても向こうから誘われた!

 

「いいぞ、アタシが座ってる席がそこにあるから先に待ってる」

 

 近くで見てるいちご達の方をみるとみんなサムズアップしている。すごく、恥ずかしいがアタシもサムズアップしておく。

 

「お待たせ~!いや~今日もたくさん働いたよ!蘭は仕事とかあったのか?」

 

「今日はオフの日だから1日学校で授業きいてたぞ」

 

「アイドルも学業にアイカツと、大変ですな~」

 

 奏太は蘭と楽しそうに食事をしている。蘭はずっと奏太を見つめている。

 

 こいつは、本当にいい笑顔をしている。しかも美味しそうにご飯を食べている。アタシの作った料理もそんな顔して食べてくれるのかな…

 

 なんて考えていると奏太に話しかけられる。

 

「そういえばさ!俺もうすぐレースに出るから応援してくれよな!結果報告を一番最初に蘭にしたいから連絡先交換してもいいか?あ、でもアイドルと連絡先交換していいのか…?」

 

 へ!?今なんて言った…?連絡先交換してもいいか?って言ったか?蘭は動揺してしまって頭の中が整理できない。目の前の奏太は交換していいものなのか、ずっとう~ん?って考えている。

 

「も、もちろん!応援させてくれ!それとこれ…私の連絡先だ…///」

 

「マジ!?やったー!蘭ありがとな!てかさ!暇な日とかあったら出掛けないか?」

 

 なんだって!?出掛けないかだと!?蘭にとってこれは棚からぼたもちだ。

 

「アタシでよかったら一緒にどこかいこうか///」

 

「ホント!?休みの日教えてよ!どこいく?ショッピング?」

 

 奏太は目を輝かせて、計画を練っている。蘭もこんなことになるとは思ってなかった。嬉しくて顔が緩んでしまう。

 

 

「スケジュール確認するから、あとで連絡する///」

 

「おっけ~!あ、俺帰らなきゃ!蘭またな!」

 

「あぁ、またな///」

 

 なんてこった…連絡先も交換できたし、デートの誘いもきてしまった。嬉しく、心臓がバクバクしている。

 

「蘭!やったね!連絡先交換できたし、デートのお誘いもきたじゃん!」

 

 いちごがピョンピョン跳び跳ねている。

 

「これは!穏やかじゃなさすぎる!」

 

「らんたん!やったなのですぅ~!」

 

「やるじゃない!」

 

 みんな喜んでくれた。蘭は少し恥ずかしいが今は嬉しさが勝っている。

 

 

「皆のおかげだ!ありがとな///」

 

 みんなニヤニヤしている。そんなにニヤニヤしないでくれ!

 

「アタシは部屋に帰るからな!///」

 

 恥ずかしくて部屋に帰ることにした。それにスケジュールを確認しなくてはならない。早く奏太に連絡したい。蘭は急ぎ足で部屋に帰る。

 

 

 家に着いた奏太は、蘭と連絡先を交換できて喜んでいる。しかも勢いでデートに誘ってしまった。

 

「蘭をデートに誘ってしまった…あの美しき刃だぞ…しかもスケジュール確認してくれるって…やったぞー!!」

 

 部屋で喜んでいるとドアが勢い良く開いた。

 

「うるさい!!何時だと思ってんの!!」

 

 母親が怒鳴り混んできた。

 

「はい…すんません…」

 

 怒られてしまった。今日は大人しくしよう。

ていうか、もう寝よう。 




恋話回でした。ここから物語を加速していければいいなと思います。

蘭可愛いですよね。
次回はレースだったり、デートだったりの話にしたいです。
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