第四話です。気になる新キャラ(オリキャラ)も出てきます。
前回と比べたら短いですがお楽しみいただければ嬉しいです。
それではどうぞ!
入学式の日の授業が全て終わり、いつも(入学式前)の寮の部屋へと帰ろうとするグラハムだったが
「おーいグラハム!俺達と一緒にISの特訓をしないか?」
一夏に呼び止められた。
自室に戻ってもやる事が無いだろうからと言う理由で一夏、箒と共に剣道場へと向かうグラハムであった。
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「それで、どういう訓練なんだこれは?」
「それは私も聞かせてもらいたい。剣道とISはどう関係があるのだ?」
剣道場へ行き、防具一式をつけた一夏とグラハムの言葉である。
「一夏!貴様は剣道を長い間して無いのだろう?
ならISで剣を振るう前に自らで剣を振るう事から始めろ!」
「なるほど、さすが箒さん」
納得した様子の一夏である。
「そして...グラハム?なぜお前まで防具を付けている?しかもかなり様になっているが...剣道をしたことがあるのか?」
「自慢ではないが武士道というものに憧れを持っていてな...剣の道はそれなりに極めたつもりだ」
「ほう...?ならば試合を申し込んでもいいか?
どのような腕前か見てみたいしな」
「面白い、受けて立とう」
この二人、剣道だけで仲良くなっているようなものである。
「一夏、審判を頼む」
「なんで俺が...」
「いいからやれ!」
「はい...」
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結論から言うとグラハムは勝った。
だが、箒とグラハムの試合はほぼ互角だった。
最後の面がわずかな差でグラハムの方が先に当たったためグラハムの勝ちになったが、体を使う勝負で女子にここまで追い詰められると思っていなかったグラハムは
「まだまだ精進が必要だな...」
と言っていた。
箒の方もまさか外国人剣士に負けるとは思っていなかったようで悔しさをあらわにしながら
「グラハム!今度は私が勝つからな!勝ち逃げは許さんぞ!」
と言っていた。
この一件で二人の仲は深まる事となった。
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グラハムは剣道を終え、シャワーを浴びようと自室へ向かった。
だがこの時、グラハムは完全に失念していた。同居人が今日から出来ると言う事を。
「それでは一夏、晩御飯の時にまた会おう」
「おう、じゃあな」
「それではな、グラハム」
一夏達と別れたグラハムが自室の扉の鍵を開け、ドアを開けた。
いつものように服を脱ぎ、シャワーを浴びるために下着姿で洗面所へと向かう。
洗面所のドアに手をかけようとした瞬間、洗面所のドアが開き、中からは下着姿の少女が出てきた。
「なっ...!?」
グラハムがまずいと思った瞬間、ガラスが割るのではないかと思えるほどの悲鳴が上がった。
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「まったく信じられないよ!同居人がいるのを忘れて洗面所に下着姿で入ってこようとするなんて!」
現在グラハムは同居人の少女から説教をくらっていた。
「まったく...授業中にグラハム君のことをかっこいいと思ったのに...今ので全部パーだよ!」
この少女はクラス代表を決める時にグラハムの意見に同調し、クラス代表決定戦に立候補した少女であった。
「同居人について失念していたのは謝る。そうだな...詫びに何か一つ言う事を聞こう。それならどうだ?」
「乗った」
切り替えの早い少女である。
「まあそれはまた後に取っておくとして。
改めまして、ソニア・レオーニです。これからクラスメイトとして、そして同居人として、よろしくね!グラハム君!
あ!呼び方はソニアでいいよ!」
彼女の名は『ソニア・レオーニ』
イタリアの代表候補生のため、専用機も持っているらしい。
「こちらこそ、よろしく頼むぞ。ソニア」
まるでさっきのことを忘れたかのように明るく接してくれるソニアに安心したグラハムだったが
「あ、さっきのこと忘れたわけじゃないからね?」
そこまで記憶力はひどくないようだった。
「ソニア、一夏達に晩御飯を誘われているのだが一緒にどうだ?」
「あ、行く行く!一夏君ともお話してみたかったんだよねー私!」
そんな訳でソニアの同席も決まったのであった。
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ソニアと共に食堂に向かった時、既に一夏達は食堂の前で待っていた。
「すまない、遅くなったな」
「いいよ、俺たちも今来たところだし。
それで、隣の子は?」
と、ソニアを指さしながら言う一夏。
女性を指差すのはどうかと思うのだが、ソニアは気にした様子もなく
「私はソニア!ソニア・レオーニだよ!よろしくね一夏君!」
「ソニアって言うのか、よろしくな!
でもどっかで見たような...」
...一夏の記憶力はどこまで酷いのだろう。
流石にこれにはソニアも驚いた様子で
「ちょっ、クラス代表決定戦に最後に立候補したじゃん!覚えてないの!?」
「ああ...ああ!あの時の子か!」
どうやら思い出したようだった。
「ここで話してるだけでは邪魔になるだろう。続きは晩御飯を食べながら話すとしよう」
「さんせー。私もお腹減っちゃったよ」
グラハムが提案し賛成するソニア。
一行はそれぞれご飯を持って、テーブルの一角に座った。
「しかしソニアもなかなかやるな。あの空気で自分も立候補するとは」
焼き魚定食を食べながら話しかける箒。
「いやー、グラハム君の発言でハッとしたんだよね。
女尊男卑だなんだって騒いでる世の中で、それを良くしたいって思ってる人が沢山いる中でISを扱う私達まで女尊男卑じゃいけないって。
だから私も変えたいって思ったんだ。ISに乗る私達の意識が変われば少しは良くなるはずだって思ってね」
イタリア人らしくピザを食べながら返すソニア。
その様子はとても様になっていた。
「女尊男卑を変えたいかー。俺はあんまり考えたことなかったな。
もうこれが当たり前の世の中になっちまったし。
ん、ここのレバニラ定食もなかなか美味いな」
レバニラ定食を食べながら諦めた様子で言う一夏。
「男性である私達が諦めているから世の中は変わらないのではないか?
諦めなければ必ず叶うという訳ではないが諦めてしまったら叶うものも変わらないぞ」
そんな一夏に説教をするような様子で話すグラハム。
手にはハンバーガーが握られていた。
この後小一時間ほど話し、互いの部屋へと戻ったグラハム達だったが、ソニアは部屋に入った途端真剣な表情になりこう言ってきた。
「先にお風呂に入ってるけど下着を盗ったり覗こうなんてしないでよ?もしそんなことしたら生き地獄を見せてあげるからね?」
「私がそのような事をする人間に見えるか?」
「見える。さっきの事があれば嫌でも見える」
即答だった。
「それを言われてしまうと返す言葉もない...
すまないと言ってもいまさら無意味か...
どうすれば信用してもらえるかな?」
困った顔をしつつ言うグラハム。
するとソニアはニッコリと笑い言った。
「来週の試合、手を抜かないで全力で戦ってくれたら信じてあげる。
勿論私に勝つことは前提だからね?」
笑ってはいるが、この目は真剣な目そのものだとグラハムは感じた。
密かにグラハムも心の中でどれほどの力加減をすれば良いかと考えていたのかもしれない。だが、そんな思いは今はもうなくなり、すべて闘志へと変わっていた。
「承知した!このグラハム・エーカー、全力を持って相手をしよう!」
二人は固い握手をしたのであった。
オリキャラについての詳しい説明をさせていただきますね。
ソニア・レオーニ イタリアの代表候補生
趣味は料理と模型作り。
身長は165あるかないかとほどで、髪は肩より少し長い程度に伸ばしている。
体重やスリーサイズを知った者は生かして返すわけには行かない...
とまあこんな感じです。
誤字脱字や文法のミスの御指摘お待ちしております!