NIGHTMARE MONSTERS -種を超えた絆-   作:NIGHTMARE⭐︎

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2章 旅の始まり
10 旅の始まり


ないとめあはホームの緑色に光るライトを見つめた。緑、それはホームの中にいるモンスターの信頼の色。

「やっっっっったあああああ!」

ないとめあは思わず大きく叫んだ。ルカノンがついに完全に心を開いてくれたのだ。声を聞きつけてやってきたガンドルとクラフが、ホームを抱きしめるないとめあをみて困惑している。

「見て〜!ついに緑!」

ないとめあが2人にホームのライトを見せる。

「やったじゃねえか!」

ガンドルが笑った。怪我を負ったイクチオを医療室に預けてきたらしく、ライトの点灯していないホームを持っている。クラフのニリーノは状況をよくわかっていないようだが、なんとなく喜びを感じ取ってビュンビュン飛び回った。

 

「ないとめあはこの後どうするつもりなの?」

クラフがふれあい室でふと口を開いた。もう日が暮れかかっている。3人はあの後ふれあい室へ行き、それぞれのモンスターと交流を深めていた。ガンドルのイクチオも高い再生力と適切な治療ですぐに元気を取り戻していた。

「あー…どうしよっかな。っていうかそういう2人は?」

ないとめあが聞き返す。

「俺は特に目的地とかないし…今更モンスターアカデミー行き直すの気まずいし…」

クラフが指の周りを飛ぶニリーノを目で追いながら言った。

ガンドルはクラフと正反対に大きな理想を口に出した。

「オレは…この街のシティオーナーになりてえな〜」

「シティオーナー?つまりあの末凛って子に勝つってこと…?」

ないとめあが末凛とグラディアの圧倒的なオーラを思い出して問う。ガンドルはたちまちしぼむように自身なさげな表情になった。

「いや…まああくまで理想だけどよ…」

 

「じゃあさあ、2人とも私と一緒に旅しない?」

ないとめあがキラキラした目をして提案した。ルカノンが何やら満足げにフォオオオオと息を吐いた。

「旅の途中でいろんなモンスターと出会ったり、仲間を作ったり、戦って強くなったりさ!楽しそうじゃない?」

「ないとめあと旅、か…お、俺はめっちゃいいと思う…」

クラフが引きつり気味ではあるが笑顔で言った。ニリーノも彼に賛同らしく、癖毛に体を突っ込んでパタパタしている。ガンドルは少し考えた後、ニヤッと歯を見せてうなずいた。

「オレも同行してやるぞ!」

ないとめあは2人の同意を聞いて満面の笑顔になった。2人とも目的は違えど、いい旅の仲間になりそうだ。

 

「いろんなモンスター捕まえるぞー!」

「末凛の嬢ちゃんに勝つぞー!」

「なんか…色々するぞー…?」

コンタクトセンターを出た3人が一致団結(?)で意気込みを叫んだ。

「じゃあ…今日はもう遅いから俺の家に泊まって行く…?」

クラフが切り出した。ルカノンが短く息を吐く。

「ありがと!じゃあそうしよっか!」

「お邪魔するぜ!」

3人は月明かりの下、クラフの家へ向かって歩き出した。

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