NIGHTMARE MONSTERS -種を超えた絆-   作:NIGHTMARE⭐︎

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14 エミウシティへ!

ないとめあとガンドルは、クラフの待つ街を目指して砂浜を歩いていた。砂浜にはたくさんのモンスターがいた。顔の部分が硬化したモンスターのタルトンや、フニャケの進化前のペゴタンなどが潮風の中生活している。

「あ!あれっぽいね!」

2人の視界の先に、海に面した街が現れた。街の半分は海上にあるらしい。ホットンシティよりも明らかに小さい。白い木製の看板が砂浜に刺してあり、「エミウシティへようこそ」と書かれている。

「意外と小さいんだね!」

「はっ!」

ガンドルが何かに気づいたらしく足を止めた。ないとめあが不思議そうな顔で振り返る。

「どしたの?」

「オレは気づいてしまったぞ…街が小さいってことは住んでる人が少ない!そして住んでる人が少ないということは、強いオーナーも少ない!」

「当たり前じゃない?」

ガンドルは手で「遮るな」というポーズを取って話し続ける。

「そして強いオーナーが少ないってことは!シティオーナーもそこまで強くない可能性が高い!」

「あ…」

「そう!オレにも勝率がある!この街のシティオーナーになれる可能性がある!」

ガンドルが自信満々の様子で言った。

「それはそうかも!行ってみよ!」

2人はエミウシティへ走り出した。

 

やがて街にたどり着いた2人。小さな建物の多い街だが、魚の市場が多いらしく至る所で新鮮な魚が売られていた。

「すごいね!海の近くなのを上手く商売に利用してるんだ!」

ないとめあが感心して辺りを見渡している。そんな時、2人の背後から聞き馴染みのある声が聞こえた。

 

「2人とも来たんだね…!」

巨大なリュックを背負った少年、一足先に街へついていたクラフだ。

「クラフ〜!涼しい街だね!」

ないとめあが声をかけると、ニリーノがすり寄ってきた。ルカノンが嫉妬してじっと見つめている。ないとめあは焦って2匹を同時に撫で始めた。

「ここのシティオーナーがどんなヤツか知ってるか?」

ガンドルがクラフに尋ねる。クラフはこっくり頷いて、一際大きく人の多い魚屋を指差した。

「あの魚屋のおじさんがそうらしい。」

その人物は、魚屋の中で巨大な包丁を持って新鮮な魚を捌いていた。青い和服を着こなし、顔には傷跡がある。そして、その腰にはいくつかのホームがぶら下がっていた。

「複数モンスター使い!?」

ないとめあが驚くと、クラフが頷いた。

「シティオーナーに勝つと、その街の次代シティオーナーになれるだけじゃなくてホームを貰えるんだよ…きっと彼は他の街で何人かのシティオーナーに勝ってるんだ…!」

「ホームがもらえる!?」

ないとめあが顔色を変えて詰め寄る。モンスターを捕まえられるホームは、彼女に取って何より欲しいものだった。

 

「決めた!私みんなとシティオーナーに勝つ!」

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