NIGHTMARE MONSTERS -種を超えた絆-   作:NIGHTMARE⭐︎

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15 シティオーナー・ハンゾウ

ないとめあちゃんは、ホーム欲しさにエミウシティのシティオーナーと戦うと宣言した。

「ちょっと…本人に聞こえたら…」

クラフが心配そうに魚屋で魚を捌くシティオーナーの店主をチラ見しながら小声で言った。だが、店主は人だかりと集中で聞こえていなさそうだ。

「さて!挑む?」

「まだ情報がなさすぎない…?」

「戦いながら分ればいいんだよ!」

ないとめあがルカノンをホームに戻して店主に向かって駆け出した。ガンドルもほぼ同時に駆け出した。

 

「こんにちは!シティオーナーの方ですよね!」

クラフが止める間もなくないとめあが話しかけた。店主は鋭い目つきと白髪の顔をこちらに向ける。

「おお、もしかして挑戦者かい?」

店主が朗らかに言った。ないとめあが頷いた。追いついたクラフが絶望的な表情をしている。

「最近挑戦者がすっかり減っていてねえ。ずいぶん久しぶりにバトルができそうだ。3人同時にやるかい?」

「そんなことできるんですか?!」

「ははは…私はホームをいくつか持っているんだよ…これでフェアだ」

店主が鋭い眼光を光らせて三つのホームを見せた。ないとめあが尊敬の表情で見つめている。

「挨拶が遅れました!私、ないとめあです!」

「オレはガンドル!」

「…え?クラフです…」

店主が3人をじっと観察するように見つめている。

「私はハンゾウだ。よろしく」

店主が1番手前のないとめあに向かって深い声で言った。

「さて…本当はすぐにでもバトルを始めたいが…午前のうちにやらなきゃならないことがあるので、夕方からでもいいかい?」

ないとめあは少し考えた。ルカノンは冷たい風があるほど有利…つまり冷え込む夕方の方が有利だろう。

「いいですよ!」

ないとめあが答える。ないとめあは2人の顔を見合わせるが、2人とも特に問題なさそうだ。

「そりゃ助かるよ。それじゃあ夕方の17時に、そこのコンタクトセンターのバトルフィールドで開戦としようか。楽しみにしているよ」

ハンゾウは不敵に微笑むと、店の奥へ姿を消した。

 

「流石に無謀だって…!」

クラフがないとめあとガンドルに至近距離で叫んだ。エミウシティの海の見えるテラスに設置されたベンチに、3人は座っていた。ないとめあはすぐそこのキッチンカーで買ってきたソフトクリームを舐めている。

「そうかなぁ?やってみないとわかんないよ?」

ないとめあが特に不安もなさそうに言った。

「それに、さすがのあの人もモンスター3匹同時に指示を出すのは無理でしょ?ってことは1匹ずつ出してくるはず。私たちで集中攻撃すればいいだけだよ!」

クラフはそれを聞いて無言になった。

「元気出せって!オレらが共闘すれば無敵だぞ!」

ガンドルが励ました。3人は来たる17時に向けて、作戦を考え始めた…。

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