NIGHTMARE MONSTERS -種を超えた絆- 作:NIGHTMARE⭐︎
圧倒的な指示力で圧倒してくるハンゾウとマンボラー。打開する方法はあるか…!?
「単調にバラバラに戦っても勝てないぞ」
ハンゾウがケケケッと笑いながら言った。ないとめあは顔を歪める。
「もっと頭を使え。せっかく3人いるんだからそれを活かせ。」
その時、ないとめあは何かを考えついたようにニヤッと笑った。
「ルカノン!相手の下の方に風圧!」
ルカノンがすぐに行動に移す。後ろから取り込んだ空気を圧縮して放つ。ハンゾウはやれやれ、みたいに首を振った。マンボラーはそれを上に浮かび上がってたやすく避ける。風圧弾はマンボラーをかすりもせず、そのままフィールドの地面に当たった。
「まったく…話を聞いてくれなかったらしい」
ハンゾウが言った時、彼の予測は裏切られることとなった。地面に当たった風圧弾が破裂し、フィールドに敷かれた砂を大きく巻き上げたのだ。
「!」
砂が大量に巻き上げられ、砂嵐のように視界を奪った。
「今だよ!」
「お、おう!よっしゃ!」
ガンドルがイクチオに突撃の指示を出した。ハンゾウは咄嗟にマンボラーに回避を命じたが、視界を奪われたマンボラーはどっちに避ければいいのかわからない。次の瞬間には、砂嵐から現れたイクチオの硬い頭が胴体に直撃していた。
「おお!?」
ハンゾウが驚く。
マンボラーは吹き飛ばされ、地面に落とされた。クラフは何か指示を出そうとしたが、その前にニリーノが素早く飛んでいった。
「あっ…」
ニリーノが地面に倒れているマンボラー目掛けて突進し、尖った歯で突っ込んだ。マンボラーはキュウっと声を上げ、ペシャンと脱力した。
「やった…!」
ないとめあが軽く息を切らしながら言った。ハンゾウは驚きの表情で開いたホームを持ってマンボラーに近づく。
「見事な連携だったぞ」
マンボラーがホームに戻され、ホームがカチリと閉じた。ガンドルが拳を突き上げて勝ったぞアピールをしている。
「まあ、まだ一体目だがね」
「…あ」
ハンゾウが再びフィールドの端に歩いて行き、二つ目のホームを構えた。
「2体目いくぞ〜?」
ないとめあは冷や汗をかく。完全に忘れていた。マンボラーは3匹いるうちの1匹に過ぎないのだ。
ホームが開かれ、水色の十字架のようなモンスターが飛び出した。
「レクタル、もう終わらせていいぞ…」
ハンゾウが十字架型のモンスターに命じた。レクタルは尖った口の頭部で頷き、白く無機質な目をルカノンたちに向ける。
「一応言っとくがこいつはマンボラーより攻撃的だぞ」
ハンゾウが言い終わる前に、レクタルが十字形の体をとてつもない速度で回転させ始めた。まるでコマのようだ。
「警戒して!来るよ!」
ないとめあが3匹に声をかけた。レクタルは回転しながら全身に水を纏っているらしい。もはや水製の回転ノコギリだ。
「さあ、行こうか。本当のバトルを」
ハンゾウが不敵に微笑んだ。