NIGHTMARE MONSTERS -種を超えた絆- 作:NIGHTMARE⭐︎
巨大ウミトを撃退したないとめあたち。観客からは未だ割れんばかりの歓声が上がっている。
「応援ありがとう!」
ないとめあが観客に言い、その場を離れる。ガンドルは超得意げに手を振りながらゆっくり歩き、クラフは疲れ果てて縮こまるようにないとめあの後について行っている。観客たちはテラスでいつまでもたった今の戦いのことを興奮冷めやらない様子で話し合っていた。
「さて!改めて夕飯にしようか」
自身の魚屋に着くと、ハンゾウが言った。そういえばお腹がすいた。
「ありがとうございます!」
ないとめあが微笑んだ。ハンゾウは微笑み返して魚屋の奥へ案内した。そこには、寿司屋のようなカウンターと椅子があった。釣り上げた魚をすぐに料理して提供できるようにしているらしい。職人魂を感じるなぁ。
「さて!メニュー表がそこに置いてあるだろう。好きなだけ食べていいぞ、もちろん無料でな」
ガンドルがこの上なく幸せそうな表情で呪文のように注文を始めた。ハンゾウは流石にプロらしく、それを正確にメモしている。ないとめあは海鮮丼を注文し、クラフは控えめに刺身を注文した。
「美味しい…!」
ないとめあが紅くツヤツヤの何かの刺身が乗った海鮮丼を一口食べるなり叫んだ。ガンドルは感想を言うことすら忘れてものすごい量の料理にがっついている。ハンゾウはそれをいつまでも満足げに見ていた。
「この先どうするつもりなんだ?旅を続けるのか?」
夕飯を食べ終わった3人にハンゾウが声をかけた。
「あー…?」
ないとめあは言葉に詰まる。先のことなんて全然考えてなかった。でも、シティオーナーのハンゾウに勝ったことで、ホームを手に入れた。これで新しいモンスターを捕まえることができる。
「とりあえずなんかモンスターを捕まえに行く…かな…?」
「他の街のシティオーナーとも戦ってみたいしな!」
ガンドルが言った。
「シティオーナー全制覇でもする気なのかい?それは未だ誰も達成したことのない偉業だね」
ハンゾウがガンドルの言葉に反応した。
「オレたちならできる。な?」
ガンドルがクラフに同意を求め、唐突に話を振られたクラフは言葉に詰まった。
「まあ…意外といけるってのはあったかも…」
「よし!これで大体の次の目標が決まったね!」
・新しい野生のモンスターを捕まえる。
・次の街でシティオーナーと戦う
「なるほどな。頑張れよ、困った時はいつでも頼っていいぞ」
ハンゾウが言った。ないとめあは笑顔でお辞儀した。
「色々ありがとうございました!」
3人はハンゾウの見送る中魚屋を出て、街の端へ向かった。多くの住人たちが口々に応援の言葉を投げかけている。ないとめあたちは全員に手を振り、夜の潮風が気持ちいい街を出て行った。