NIGHTMARE MONSTERS -種を超えた絆-   作:NIGHTMARE⭐︎

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4 最強オーナー

「ルカノンゲット!!」

ないとめあはルカノンの入ったホームを持ってその場にパタンと倒れ込んだ…一気に疲労がきた。ないとめあはホームを慎重すぎるくらいの手つきでポーチに入れ、何度もなくなっていないか確認した。

(やった…!まさかこんな上手くいくとは思わなかった!)

ないとめあは仰向けに寝転んで青空を眺めた。これからの旅のことを想像するだけでワクワクで潰れそうだ。

(でもライトは警戒色の黄色のままか〜…とりあえず落ち着くまで待ってみようかな?それとも積極的に触れ合うべきかな…)

ないとめあはポーチを開いて、黄色く光るホームを取り出す。そしてダイヤルをいじって中の気温を砂漠と同じくらいに設定し、定期的に風が吹くようにした。

(こうしたら落ち着くんじゃないかな…)

ないとめあはホームを再びポーチに戻し、ひとまず街へ戻ることにした。

 

街の建物は白いコンクリートで統一され、ぱっと見はそこまで大きなものはない。

ないとめあの目的地は街の中心にあるコンタクトセンターという施設。全ての街に存在する施設だ。バトル訓練用のスタジアムの他、捕まえたばかりのモンスターと親睦を深めるための部屋もある。

(あそこならたくさん触れ合える!)

ないとめあはコンタクトセンターに向かって駆け出した。街の景観は涼しげでとても気に入っていた。いろいろな種類のホームや、すでにホームに入っている小型モンスターを購入できるモンスターショップのショーウィンドウには、最新式のホームが展示してある。綺麗だなぁ。

中央道を登り切ると、巨大なドーム型のコンタクトセンターが目に入った。やはりこの施設も白く塗装が施され、ツヤツヤと光っていた。

(ルカノン…もうすぐ出してあげるからね)

ないとめあはコンタクトセンターへ駆け込んだ。

コンタクトセンターの中では、たくさんのオーナーがモンスターを連れて行き来していた。ないとめあは真っ直ぐふれあい室へ向かって歩き出す。

「おお!最強オーナー様だ!」

ふと誰かの声がないとめあの耳に入った。最強オーナー?ないとめあが振り向くと、ちょっとした人だかりができていた。気になったないとめあはそこに近づいてみた。

そこにいたのは、ないとめあと同じくらいの年齢の少女だった。黒髪と赤い目、黒いパーカーを纏って両手をポケットに突っ込んでいる。クールな感じの雰囲気を感じた。

そしてその背後には、氷のような水色と銀色の中間のような色合いのモンスターがあたりを威嚇するようにして立っていた。ドラゴンか恐竜のような二足歩行の姿に、腕はハサミのようになっている。

「すごい!グラディアだぁ〜!」

ないとめあが咄嗟に声を出した。黒髪の少女はチラッとないとめあの方を見たが、そのまま無言でコンタクトセンターを出て行った。

グラディア、氷山や凍りついた海などに住むレアモンスター。ダイヤのような硬い体に強烈なハサミを持った危険な存在。住んでいる環境が過酷なので、捕獲する難易度もかなり高い…。あの子私と同じくらいなのにすごい!

 

ないとめあは彼女に憧れを抱きながら、ふれあい室へ入った。

自分もいつかルカノンと共に最強オーナーになってやる!




モンスター解説
【ドカドキー】
体長0.5m
体重10kg
好物:枯れ木や枯れ草
捕獲難度:B
砂漠を歩き回る三日月のようなモンスター。4本の足で規則正しく前進する。夜間に活動するが、進化系のドカドクラッテナは昼に活動する。進化前と進化後で活動時間の異なる珍しいモンスターなのだ。
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