スーパーロボット活劇、超世王セイバージャッジメント   作:dwwyakata@2024

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人類が地球の支配者の座を蹴り出されて25年。

人類が生き延びられてきたのは、謎の侵略者(実は侵略者なのかどうかすら分からない)「シャドウ」が攻撃の手を緩めたから。それ以外にはありませんでした。

各国の大都市は文字通り更地にされ、そして不思議と地球の環境は回復し。汚染も自浄以上の速度で浄化されている時代。

あらゆる兵器が通じなかったシャドウに対して、ついに反撃が始まります。

スーパーロボット活劇、超世王セイバージャッジメントの開幕です。






唸れ斬魔剣
序、襲来するなにものか


地球の秩序……いや人類の支配が失われてから、既に二十五年が経過した。

 

最初それが襲来したのは北米だった。理由については分かっていないが、北米の軍事力が当時最強……それも圧倒的最強であったのが理由であったのではないかといわれている。

 

それは明らかに知能を持っていて、そして攻撃は計画的だった。

 

ニューヨークやワシントンといった主要都市を集中的に襲ったそれは、姿もまちまちで、大きなものは体長五十五メートル。ちいさなものは体長二メートル程度。様々な種が観測され、現在までに40種が観測されている。

 

それらの全てが。

 

人間と、その家畜を徹底的に排斥した。

 

出現時の記録が残っているが、それらは突然虚空から現れた。そして瞬く間に人間を殺戮していった。

 

小型種ですら斃せなかった。一方的な殺戮が続いた。

 

ホワイトハウスは務めていた大統領もろとも陥落。それらが出現してから二時間ももたなかった。

 

北米の中枢を片っ端から荒らしたそれは、続けて先進国と言われる国々、軍事大国等を立て続けに襲った。

 

まずは、政治的機能を沈黙させ。

 

インフラを壊滅させる。

 

それが意図的に行われていたのは確実だった。

 

欧州の各国が機能停止するまで一週間。

 

中華もロシアも三日ももたなかった。

 

各地の国で軍が反撃を開始したが、最新鋭の戦車だろうがドローンだろうが戦闘機だろうが、それらには勝てなかった。

 

攻撃が通用しなかったのだ。

 

小型種は小さいが、それでも時速120キロ以上の速度で大地を疾走し、そのパワーは軽々とライオットシールドごと人間を切り裂いた。小型種は何種か存在していたが、それらの全てが人間を容易く殺す事ができた。

 

飛翔種は存在しているだけで航空機を無力化した。ドローンに至っては、飛翔種に近付いただけで爆散する有様だった。

 

人間が乗っている兵器も、アクティブリンクなどの近代軍に装備されている機能が悉く通じず。

 

何より開始数日で出現数数千万に達した小型種の前には、兵力だけだったら世界一とまで言われた中華ですらも、瞬く間に継戦力を失い果てる有様だった。

 

核兵器が発射されたのは、北米の軍が壊滅してから。

 

空母打撃群もステルス戦闘機も何の役にも立たず。

 

逃げ惑う人々は、片っ端からそれらに切り裂かれて殺された。

 

核兵器が飛び交う。

 

だが、大型種は核兵器の直撃すら耐え抜いた。

 

それどころか、核兵器を一度学習すると、後はそれが接近することすら許さない有様だった。

 

それらが現れて一年経った頃には、地球の人口は8億にまで減り。

 

各地で必死の交戦が繰り広げられるようになった。

 

ただ、不可解な事もあった。

 

それらは人間が減り抵抗力もなくなるのを見ると、数が明らかに減っているように思えたのだ。

 

特に大型種は開戦当初は八体が確認されていたのに、現在では一体だけが活動している状態だ。

 

彼方此方で絶望的な生活をしている人々の数は、現在5000万を切ったとも言われているが。

 

これは離島などで暮らしている人々や。

 

元々あまり人間が多く無かった地域など。

 

そういった場所にはそれらが侵攻して来なかったことが理由としては大きい。それがなかったら、とっくに人類は滅亡していたと言われている。

 

一応25年を持ち堪えたのには、人間の支配領域を守るべく、旧米軍の残党が中心となって、GDF(グローバルディフェンスフォース)が編成されたことが理由として存在している。

 

ただしこの組織は現在地球政府そのものとなっており、軍組織としてよりは政治的指導者となっている。

 

現時点では日本の神戸に本部があるが、これは他の大都市が生きていないためである。神戸が現在人間が生活する都市の中で最大なのだ。

 

それら……現在では「シャドウ」と言われているよく分からない存在は、現時点では人間への組織的攻撃を停止しているが、それもまたいつ始まるか分からない。特に人間が増えると襲ってくるという話もある。

 

また、シャドウは各地のインフラ的な要所を現在も押さえており、人間が接近すると子供だろうが女だろうが容赦なく殺戮する。

 

人間は五千万を支えるのがやっとであり。

 

様々なテクノロジーも、以降進歩が見込めない状態にあった。

 

そういった絶望的な状況で。

 

ある事が、発見されたのだった。

 

 

 

GDFの本部は、現在神戸の地下に作られている。これは神戸にシャドウが興味を示さないからである。

 

各地に分散した人間が息を潜めている中。

 

シャドウはインフラ維持で重要な地点を抑えてはいるが、神戸に進軍してくる様子は今の時点ではない。

 

人類は神戸をとりあえず世界首都とし。

 

その地下に司令部を作りあげた。

 

一応北米にもまだ人はいるが、もっとも激しいシャドウの攻撃を受けたこともあって、既に人口は二百万にまで減っており、都市を維持できている場所すら殆どない。シャドウより野生動物に襲われる人間の方が多い、とまで言われている状態だ。

 

地下といっても、そもそもシャドウが襲い来てから、人類文明が壊滅するまで極めて短期間だった事もある。

 

核兵器を乱射して更に人間の力を減らしたこともある。

 

それはあまりにも本部というのには情けない建物であり。

 

それでも、そこを中心にやっていくしかないのだった。

 

総司令の前で、説明をしているのは畑中直子。

 

現在、生き残っている数少ない学者である。

 

シャドウの研究をするべく「開戦」当初は相応の人間が動員された。あらゆる分野の学者がである。

 

だが、それらも今は殆ど生き残っていない。

 

戦後世代とでもいうべき畑中直子は、長身のしゅっとした美貌を持つ女ではあるが。

 

私生活はだらしなく。

 

妹にいつも文句を言われていた。

 

今も化粧がほぼ完璧であり、文句のつけようがない美貌を見せつけているが。学者としての頭脳も偏っており、更には趣味が色々変わっているため、近付いて来た男は離れるまで二時間もてばいいほうとか言われている。

 

今の時代ですら人間は容姿を重視する生物だが。

 

その容姿を完全にドブに捨てているのがこの畑中博士である。

 

ロングヘアをわざとらしくふわっとかき上げると、教壇で博士はパワーポイントで説明を開始する。これだけなら大変に絵になるのだが。

 

このパワーポイントもあまりにも独創的すぎる事もあって。

 

集められた「要人」達は、顔を引きつらせていたが。

 

「シャドウについて重要な弱点が発見されました」

 

「そ、そうかね……」

 

引きつった声も当然だろう。

 

重要な話だが。

 

パワーポイントに描かれているのは、なんというか。酒を飲んだ人間が、足の指で描いたような正体不明の絵である。これがなんなのかさえ分からない。其処に機械的に記されているテキストが、異様さを際立たせている。

 

「この図を見ていただくと分かりやすいのですが」

 

「……」

 

誰にも分からない。

 

だが、畑中博士は淡々と続ける。

 

「25年間のシャドウとの交戦データを確認していたところ、興味深いものを発見しました。 これらの図で分かりやすいように、シャドウにはどうやら傷を与えるための条件があるようなのです」

 

写真が出て来て、それでやっとほっとする要人達。

 

今まで邪神か何かに睨まれているような恐怖すら顔に浮かべていた者もいた。

 

「そ、それでその条件とは何かね」

 

「これらの写真は乱戦の際に撮られたものです。 小型ですら希、中型のシャドウは今まで斃せた例が殆ど存在しておらず、核兵器さえ大型には通用しませんでした、 しかし、乱戦の中、明らかに攻撃が着弾していない個体に傷がついています。 それもこれらは、ミサイルなどが直撃した跡ではありません」

 

「ふ、ふむ……」

 

「つ、続けてくれるかな?」

 

実際問題、ほとんどまともな科学者はもういない。

 

そもそもシャドウが現れる前、世界情勢は破綻寸前だった。北米にシャドウが現れて荒らしまくった際に、他の国は大喜びしたくらいなのだ。その直後、シャドウが世界中に現れて、その喜びも消し飛んだ……といいたいが。自分の国にシャドウが出ていない人間の中には、殺される人々を見て大笑いしている者達が多かったという。

 

特に異教徒を殺しても良いとかんがえているような民は、その傾向が強く。シャドウを神罰とまで呼んでいたようだが。

 

神罰とやらは、それらの者達も容赦なく殺戮して回ったため、今ではそういう寝言をほざくものはみんな地獄に落ちた。

 

問題はその過程で学者達が大勢殺された事で。

 

それは人間に殺されたものも、シャドウに殺されたものもいる。

 

いずれにしても、シャドウに殺されずに残っている学者は珍しい。特に戦後世代の学者はまともな教育を受けられていないので、畑中のような人材は貴重なのだ。

 

畑中は残されていた教材を用いてマサチューセッツ工科大学主席卒業相当と認定された頭脳の持ち主であり。

 

現在は世界の至宝とも言って良いのだが。

 

それはそれとして、誰もがそのプレゼンで青ざめているのも事実だった。

 

「戦闘の経緯を確認して見ましたが。 これですこれ。 実はシャドウは、戦闘時に味方のフレンドリファイアを受けていたのです! これこれ!」

 

「は、はあ」

 

「此方はシャドウの中の一種、サンダーフィッシュです」

 

サンダーフィッシュ。中型種のシャドウで、魚のような姿をしているが、水陸どころか空中まで自在に泳ぐ。全長は十七メートルから十八メートル。体が細長いため、見た目ほど大きくは無い。

 

泳ぐ速度は時速200キロに達し、水中でも速度は一切衰えない。

 

何故に雷の音が名前に取り入れられているかというと。

 

雷の音のような速度で泳いで来る魚、という意味からだ。

 

このサンダーフィッシュは体を刃にして相手を切り裂く。それが高出力のプラズマによるものである事、その温度が摂氏7000℃に達する事も分かっているのだが。このプラズマを高速で発射するため、多くの戦闘機やドローンがこれらに撃墜された。戦車もプラズマの前にはひとたまりもなく、近付かれると兵士は丸ごと焼き払われてしまう恐ろしい相手だった。

 

このサンダーフィッシュが、この写真が撮られた乱戦では数体いた。そして、他のシャドウが、これと物理的に接触したのである。

 

「これらの傷は、サンダーフィッシュによってつけられた事が映像記録から分析出来ています」

 

「しかし高熱は通じないと核の時に結論が出た筈だが」

 

「それがですね、分かった事がその先にあります。 良いですか、このサンダーフィッシュの動きを見せてください」

 

畑中が映像を切り替える。

 

それで、動きが見えるのだが。

 

傷をつけた中型種のシャドウが、サンダーフィッシュに「数秒」触れているのである。

 

「恐らくですが、核爆発の熱は最初の爆発時と、揺り戻しの時、それも来るとシャドウは理解していたはずです。 それで防壁を作る事が出来た。 しかし味方に数秒体を押しつけられることは想定外だった。 つまり、「防ぐ」を意識する前に攻撃する。 熱源を押し当てる。 この二つをクリアすれば、シャドウを倒す事が出来るかと思います」

 

「熱源を押し当てるって、アイロンでも当てるのかね」

 

「いい意見ですね国防長官。 で、す、が!」

 

畑中がヒートアップしてきた。

 

おかっぱの白衣の女性が入ってくる。

 

三池三月。

 

実は畑中より年上だが、助手だ。今はとにかく、年齢よりも能力が優先されるのである。

 

それが運んできて見せたのが、巨大な……何かだった。

 

「それは、剣かね」

 

「普通の剣ではありません。 これは20分の1モデルで、実際にはこの二十倍のサイズになります。 これは剣は剣でも、高出力プラズマを発生させ、それを刃に定着させるプラズマ剣です!」

 

「……」

 

黙り込む皆。

 

分かりきっている。

 

それで理論上殺せるかも知れないが。無理がありすぎる。

 

例えば人間が今展示されているプラズマ剣を使うとする。剣術の達人が使うとしても、小型シャドウを相手にして、一体を切ることは可能かも知れないが、シャドウはわんさか湧いてくる。そして組織戦を仕掛けて来る。

 

伝説に出てくるような剣豪でも、数体斃せれば良い方だろう。

 

ましてや数が限られている兵士に持たせたところで、シャドウを斃せるという理論上の話と。

 

奪われたままの要所を奪回できるという現実的な話には、乖離がありすぎる。

 

更には、である。

 

これの20倍の実物なんて、誰が使うのか。

 

光の巨人にでも持って貰うのか。

 

此処にいるのは、シャドウとの戦いで、部下も仲間も上司も死んでいった者達なのである。

 

だから、それが無理なのは分かりきっていた。

 

畑中は更に続ける。

 

「これをどう使うか、そもそも出来る訳がないと考えておいでですね」

 

「それは当たり前だ。 そんなでかい剣、どうやって振り回すというのかね」

 

「勿論考えてあります。 これを使うのです」

 

「な……?」

 

誰もが驚いた。

 

それはそうだろう。

 

この剣を使うのは、光の巨人でも巨大ロボットでもない。

 

あまりにもごく普通の物理的な現象だったのだから。

 

「この武器を、「斬魔剣」と名付けます」

 

「そ、そうかね……」

 

「まず最初の目標として、旧京都に巣くっている中型シャドウを対象にします。 これは大阪を射程圏内に捕らえており、関西全域が危険にさらされています。 これをもし倒せる事ができれば……!」

 

「分かった。 確かに話を聞く限り有効な可能性はある。 ただし、ただでさえ人間がリソースを使い切ってしまった時代だ。 君に貸し出せる戦力は、それを使えるように調整したごく一部の戦力しかないぞ」

 

それで充分だと、畑中は胸を張る。

 

それを見て、隣で三月が大きく嘆息するのだった。

 

 

 

プレゼンを終えて部屋を出る畑中が、るんるんの様子で歩いている。その隣を、とことこと歩く三池三月。

 

三池はギリギリシャドウが現れた時代の生まれだ。だから、シャドウに壊滅していく世界の中で、必死に親に守られて。

 

それで親を両方とも失ってしまった過去がある。

 

畑中の素性は、三池はよく知らない。

 

今GDFの戦闘部隊に妹がいることは知っている。その妹も色々と人間離れしていることもである。

 

今では色々あったこともあり、一応家にお邪魔して。その破滅的な生活を助けたりもしてはいるのだが。それはそれとして。畑中については知らない事も多いのだ。

 

「それで博士。 作戦には妹さんをつかうので?」

 

「当然よ。 あの子以外に斬魔剣なんか使いこなせないし」

 

「はあ……」

 

「別に人間の形をしたロボットが、超兵器を使う理由なんてありはしないからね。 スーパーロボットって言っても、それが別に人型である理由なんてない。 いっそのこと、百足型でもいいくらいなんだから」

 

さいですか。

 

三池は内心でぼやく。

 

この年下のルックスの強みを全部捨てている博士が天才なのは分かっている。ただ、あの分析は実は三池がやったのだ。

 

それも別に凄い事をした訳でもない。

 

シャドウが大暴れしているときは、世界中が大混乱していて。シャドウを分析する力すら残っていなかった。

 

GDFが設立されてからもしばらくは悲惨極まりない状態が続いて、とても人間は自力で滅びを免れること何て出来そうになかった。

 

皮肉な話だ。

 

シャドウが攻撃を緩めてくれなければ、この程度の事すら調べられなかっただろう。

 

実の所、三池はこの作戦には懐疑的だ。

 

シャドウは今の所大人しくしてくれている。

 

確かに奴らの領地に足を踏み入れれば容赦なく攻撃してくるが。ただ奴らは、人間とその家畜にしか害意を示さない。

 

奴らが支配した地域は自然が回復しているだけではなく、地球の環境まで回復している。

 

産業革命の時代以降、地球の大気にある二酸化炭素の濃度は倍以上にまで上昇した。

 

だがシャドウが現れてから、その二酸化炭素は減りに減り、今では産業革命の時代の前の水準にまで戻っている。

 

それ以外にも悪名高いリチウム採掘などで汚れきった土壌なども次々と浄化されているようだし。

 

他にも人間が穢すだけ穢して放置した自然環境は、シャドウによって回復が進んでいるそうだ。

 

中華や北米など、際限ない破壊に晒されていた地域は。

 

シャドウによって豊かな土地が戻りつつあるという。

 

日本への攻撃の際も、都市部などは破壊され尽くしたし。

 

利権が原因で作られ続けたメガソーラーなどは全て消し飛ばされたようだが。

 

各地の貴重な自然にシャドウは一切手をつけていない。

 

それどころか、獰猛そうな小型種が、貴重な自然がある地形を守っていたり。他の動物から明らかに愛情を寄せられている姿まで観測されている。

 

GDFは必死にシャドウへのプロパガンダを展開していて、それらの研究結果は絶対に公表しないのだが。

 

これらを見ている限り。

 

むしろ侵略者は人間なのではないかと感じてしまうのだ。

 

ただそれはそれとして、このままでは最低限のインフラまで維持できなくなるのもまた事実。

 

今シャドウが手を出してこないのは、理由はわからないが。

 

出来れば穏便に、共存したい。

 

それもまた、本音なのだった。

 

両親を殺された怒りは勿論ある。

 

三池の世代は、本当に苦しい生活を送ったのだ。

 

それへの恨みだってである。

 

だが、三池も分かっている。

 

それ以上に、シャドウが現れる前の地球人類は、やりたい放題を地球でやっていたことを。

 

科学者の一部には、シャドウはガイア理論に基づく地球の免疫ではないのかという説まで提唱するものがいるようだが。

 

そういった科学者は拘留されてしまっている。

 

迂闊な事は口に出来なかった。

 

「三池さん。 一言言っておくけれど。 シャドウと仮に融和策を採るにしても、それには力がいる。 少なくとも対抗できる力を手に入れない限り、どうにもならないだろうね」

 

「……まあそうでしょうね」

 

「許可は出たし、じゃあ可愛い妹が乗る「スーパーロボット」を仕上げますかね!」

 

「その楽天的な性格、羨ましいですよ」

 

溜息が出る。

 

こんな状態でも、状況を楽しんでいる。

 

その有様が、三池にとっても羨ましいのは間違いのない事実だった。







※シャドウの特性について

作中で説明されていますが、ABC兵器がことごとく通用せず、小型種ですら撃破例は希です。中型種にいたっては、初期に核で撃破例が挙がっていますが、それも本当かどうかは確認が取れていない状態です。(てか本当の所撃破例が挙がっただけであって、実際には斃せていません)

突然地球に現れて人類を駆逐したこの存在は生物であるかすら分かっておらず、ただ明確に知能を持っています。

餌を採ることもなく寝る事もありません。人間を殺しても補食すらせず、死体は文明の産物もろともクリーナーという小型シャドウが溶かして処分してしまうという徹底ぶり。

質量兵器は質量兵器の時点で通じないということもあり、銃も大砲も一切無意味。レーザーも通じませんでした。結果それまで人間を殺すために作られていた兵器の全てが、シャドウの前にはがらくたとかしてしまい。小型種ですらMBTを平然とひっくり返す事もあって、人間は草でも刈るように地球から駆逐されてしまったのです。






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