スーパーロボット活劇、超世王セイバージャッジメント   作:dwwyakata@2024

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潜水艦での戦闘というのは、発見されればおしまいです。

火力をどんだけ積んでいても水上にいる艦船の戦闘とは其処が違います。潜水艦に防御力なんて概念はないに等しいです。

勿論現在は対艦ミサイルなどの発達もあって、水上艇の戦闘でもある程度似た傾向がありますが、それより厳しく存在の察知が許されないのが潜水艦の戦いです。相手に攻撃された場合、そもそも迎撃もできないのですから。

今回は、そもそも海上での戦闘が不可能、航空機も使えない状況で、海で無敵を誇る相手との戦いになります。






穿て海の暴王
序、海中の暴君


古くから語り継がれる海の怪物には巨大なものが多い。実際大型の海中生物には、シロナガスクジラのように全長34メートルにも達する者がいる。それらを誤認すれば、更に巨大な生物と勘違いする事もあるだろう。

 

更には既に絶滅した鯨には、これを上回る者がいたともいう説があり。

 

海で生物は浮力を用いて巨大化できる事もあり。

 

古くから多くの海の巨大な怪物が、世界中で伝承として残されてきた。

 

シーサーペントはその一つ。

 

馬のような顔をしているなどと色々な話があるが。多くの場合はアシカなどの誤認ではないかと言われてもいる。

 

ただ、その正体にはいまだ色々な議論もあり。

 

まだ何かしらの生物がいたのではないか、という話もあるようだ。

 

ただし。今のシャドウに支配された世界には。

 

それらの伝承など及びもつかない怪物がいる。

 

特に中型シャドウのなかで、もっとも猛威を振るった一体として知られるのが、イエローサーペントである。

 

これは文字通り黄色い色をした巨大な海獣なのだが。海蛇というわけではなく、十六に達する足を持ち。それでいながら、体は滑らかで、節足動物とは似ていない。顔は鋭く鋭角になっていて。

 

問題はこれが、おぞましいまでの火力を有することだ。

 

米国の最強艦隊といえば、一隻で中小国の軍事力に匹敵するとまで言われる原子力空母を有する空母打撃群であり。

 

特に第七艦隊は、最強とずっと言われ続けて来た。

 

その第七艦隊を、単騎で全滅させたのが、このイエローサーペントである。

 

このイエローサーペントについては研究が進んでいないのだが、分かっているのは全長二十五メートル、胴回り四メートルほどと、かなり寸胴な隊形をしていること。そして、非常識な攻撃力と、海中移動速度を有している事である。

 

この海中移動速度が最大の問題なのだ。

 

海中での移動で音速を超えるのである。あくまで水の中基準での音速だが。水の中では音速はかなり遅くなるのだが、問題は音速を超えることでソニックブームが生じること。これによって、戦闘用船の類は、イエローサーペントが泳いでいるだけで滅茶苦茶にされるのだ。

 

しかもイエローサーペントはどうやってかこのソニックブームを操作する事ができるらしく。

 

第七艦隊が全滅した戦闘では、このソニックブームによる被害が生じたのは、戦場だけだった。

 

つまり音速で海中を動き回り、それを艦隊に向けて叩き付けて来るのである。

 

更にこのソニックブームを指向させて放つ事も出来るため。

 

遠距離にいる輸送船などが、いきなり巨大な波に襲われて転覆する等の攻撃を受けることもある。

 

また感覚も鋭敏で、潜水艦なども発見しては、同じように衝撃波を叩き込んで叩き潰してしまう。

 

第七艦隊が壊滅するまで僅か数分。

 

原子力空母が一撃で真っ二つにされて轟沈する様子は、悪夢とまで言われている程の映像だ。

 

勿論空母打撃群は多数の軍用機も積んでいるのだが。

 

それらは飛翔種のシャドウに無力極まりない。

 

空に加えて、海でも人間はシャドウには勝てない。

 

特に海は、元々人間が全てを支配していた訳でもなんでもない。今では我が物顔に泳ぎ回るイエローサーペントの縄張りをこそこそ伺いながら。

 

輸送船を。出来るだけ消音で進ませて。物資や人員を輸送するしかない。それが現在の人間の有様なのだ。

 

情けない話ではあるが。

 

ただ、陸上でも人間は5000万まで撃ち減らされている。それを考えると、行動が限定されていた海での移動について制限されているのは、まだマシなのかも知れないのだけれども。

 

とりあえず、作戦会議の前にイエローサーペントの資料映像が幾つか出される。

 

勿論ドローンの類も無力だ。

 

近付く前に破壊されてしまうので、主にごく短時間戦闘時に撮影され、オンラインで共有された映像などが資料として使われる。

 

いずれもがあまりにも圧倒的。

 

戦闘用の艦船が、玩具のように打ち砕かれていく様子は。当時の海軍関係者を絶望させるのには充分だったのだと。今でもよく分かるおぞましい破壊力だ。

 

畑中直子はこれらの映像を映した後、咳払いする。

 

「イエローサーペントがいる海域には飛翔種が存在しており、対潜ヘリなどでの攻撃は不可能です。 かといって縄張りに船を進めれば五秒ともたないでしょう。 原子力空母でさえ切り裂くソニックブームの一撃は、戦艦だろうがなんだろうがひとたまりもありませんので」

 

「例のヒヒイロなんとか装甲でも無理かね」

 

「無理ですね」

 

即答されて、GDF代表の天津原は嘆息する。

 

畑中博士としては、まずは今まで人類が蓄積してきた戦術が通用しないことを此処で示さないといけないのだ。

 

実際問題、イエローサーペント相手には、今まで米軍だけではなく。先進国と言われる国家の艦隊が一度ならず挑戦し。

 

その度に悉く惨敗してきているのである。

 

それだけ凄まじい相手なのだ。

 

キャノンレオンやランスタートルも難攻不落の敵であったが。それらとも更にステージが違う。

 

飛翔種のシャドウは更にその上を行く。

 

人間の使う航空技術を悉く無効化してくるのである。とにかく戦闘の土俵に立てないのだ。

 

「艦船で戦えないのだとすると、どうするのかね。 地上からのミサイルなどによる攻撃も、悉く効果を示さなかった筈だが」

 

「飛翔種が護衛についていますからね。 ミサイルなどは届く以前の問題で無力化されています」

 

「ではどうするのかね」

 

「まず相手に気付かれずに接近することが重要です」

 

まあ、それはそうだろうな。

 

誰もがそう思うだろう。

 

だが、畑中博士の発想は、それとはちょっと違っていた。

 

「イエローサーペントは多数の目標に精確にソニックブームを指向させて命中させています。 これはかろうじて対潜ヘリからの攻撃が行われた例がある第七艦隊との交戦時にも分かっていますが、対潜ヘリから放たれた攻撃は、海中に着弾すると同時に炸裂しているのが確認されています」

 

「極めて鋭敏だと言うことかね」

 

「そうなります。 ゆえに!」

 

また、プレゼンが始まる。

 

意味不明の絵が描かれているパワポ。その場の全員が真っ青になる。またこれが始まるのか。

 

そう顔に書いている皆に、畑中博士は、その絵が誰にでもわかりやすいと信じて疑わない顔で言うのだった。

 

「この図で分かりやすいように、自衛隊で最後に開発していた潜水艦である38式潜水艦……これは正式名が最後までつきませんでしたが。 この技術を私が発展させて、新しい超世王セイバージャッジメントの体とします!」

 

「いや、新しく作り直した方が良いのではないのかね」

 

「スーパーロボットというものは、どれだけ傷ついても立ち上がるものなのです!」

 

「……」

 

皆黙り込む中。

 

畑中博士は、嬉しそうにプレゼンをする。

 

「この潜水艦は当時全世界で最高水準のステルス性能を有していました。 潜水艦におけるステルスには幾つか要素がありますが、今回は音を完全に排除します。 イエローサーペントは様々な調査をした結果、人間とその艦船以外には一切攻撃をしないことが分かっています。 鯨などにも、一切攻撃をしていません。 大きさ的には人間の艦船に迫るものもいるのにです。 それらから、イエローサーペントは形状ではなく、音によって異常を察知している。 そう結論出来ます」

 

「う、うむ。 それで、その潜水艦は一から作るのかね」

 

「いえ、呉で放棄されていたものを、極秘で回収しています。 現在紀伊半島に仮設した軍港に係留しており、これを用います」

 

「なるほど……」

 

ともかくだ。

 

それで一気に近付いて、倒すというわけだと博士は説明。

 

倒す装備についても、既に考えているようだった。

 

「今度使う武器はこれです! ハイパースラッシュドリル!」

 

「……」

 

「ハイパースラッシュドリルです!」

 

「わ、分かった。 説明をしてくれるかな」

 

天津原代表が促すので、畑中博士が説明を開始する。

 

まず接近する。

 

そしてなんとかドリルを叩き込む。それらの説明を受けた後、珍しく挙手したのは。この間のランスタートル戦でも見事な指揮を取った広瀬中将だった。

 

「GDFの戦闘部隊で何かしら支援は出来ますか」

 

「勿論お願いいたします。 この作戦で問題なのは飛翔種です。 飛翔種には残念ながら現在有効な攻撃手段が存在していません。 ドローンは使うだけ無駄。 有人の戦闘機も厳しいでしょう。 何かしらの手段で、飛翔種の気を引くだけでかまわない。 データを取ることが出来れば、なおさら良いでしょう」

 

「分かりました。 此方で作戦を練ります」

 

みながほっとしている。

 

広瀬中将の指揮能力は、この間の対ランスタートル戦で、損害を半減させたとまで言われているのだ。

 

まだ若いが、それでも中将をしているだけの事はある。

 

GDFの次の総司令は広瀬中将がいいと言う声も上がっている。

 

それはそれとして。

 

まだ畑中博士の説明は続く。

 

「飛翔種の気を引き、イエローサーペントに接近できたとして。 まだ問題が幾つかあります」

 

「まだあるのかね」

 

「これは第七艦隊との戦闘の記録なのですが、これを見る限り、イエローサーペントの至近に大型の爆雷が何度か直撃しています。 これらは装甲に守られた大型艦を轟沈させるレベルの火力を有していますが、それでもイエローサーペントには傷をつけられていません。 勿論他のシャドウ同様に、プラズマによる高熱を長時間浴びせないと斃せないだけという可能性もあるのですが、まだ未知の防御手段を有している可能性があります。 それを検証しなければなりません。 時間が必要です」

 

三ヶ月。

 

それで画期的な成果を出せ。

 

そういう各国の代表からの要望だ。

 

勿論各国の窮状も分かる。

 

だが明らかに。畑中博士は、時間が更に必要だという話をしている。

 

それに対して、広瀬中将が咳払いしていた。

 

「私も同感です。 三ヶ月というのは無理がある。 立て続けに各地で大きな被害を出していたキャノンレオンとランスタートルを倒す事に成功しているのです。 現在斬魔剣やバーンブレイクナックルの、量産化も始まっている様子。 であれば、海の王者と化しているイエローサーペントの撃破には、もう少し時間を見るべきかと思いますが」

 

「同感」

 

増田中将も同意する。

 

それを受けて、天津原代表は額の汗を拭う。元々小心さが見え隠れてしているこの代表は、本来はこんな地位に就くような人間ではない。ただ神戸の市長で、それでたまたま生き残っただけ。

 

日本の民主政治は他の国と同様、シャドウが現れた頃には腐敗しきっていたが。

 

天津原も典型的な二世政治家で、いわゆる三バン。金、地盤、知名度で市長になっただけの凡人に過ぎず。

 

今では重圧に押し潰されながら、周囲の顔色を窺っている哀れな人物に過ぎなかった。

 

「分かった。 此方からも相談はして見る。 だが、それでも厳しい事は理解しておいてほしい」

 

「……では、後は具体的な作戦について」

 

畑中博士の説明を受けて、師団長達は皆納得したようだった。

 

今回は、飛翔種を引きつける以外には、各師団は動かない。問題は飛翔種が危険極まりない事だ。

 

刺激しすぎると、師団が壊滅するレベルのダメージを受けかねない。

 

現在第一師団、第四師団が必死の再建を進めているが。クローンはかろうじて作れるようになった今だが。クローンから都合良く成人を作れる訳でもなく。更に言えば、いわゆる遺伝子強化兵の類も作る事には成功していない。

 

人口を減らすのを防ぐためにクローン技術は主に用いられており、クローンと普通の人々の軋轢、教育などで、問題があまりにも多い状態だ。

 

技術が色々と足りなすぎるのだ。

 

プレゼンが終わって、要人が出ていく。

 

畑中博士のプレゼンの片付けを、助手の三池が手伝う。そうしていると、広瀬中将が話しかけていた。

 

「今回も畑中中佐に任せるんですか」

 

「当然よ。 あの子以外に超世王セイバージャッジメントを扱えないのだから」

 

「はあ、まあ確かにそうでしょうが。 毎度かなりの負担を掛けていると思います。 更に言えば、今回はいつも以上に厳しいことになるでしょう」

 

海中戦は過酷だ。

 

潜水艦は一発でも貰ったらアウトという非常に厳しいもので。そういう意味では航空機よりも生存率が低いかも知れない。

 

大阪湾にいるイエローサーペントは一体だけだが、もしも二体目が現れた場合は、ちょっと手に負えない可能性が高い。

 

戦闘でダメージを受けて超世王セイバージャッジメントが浮上できなくなった場合は、回収はどうするのか。

 

畑中中佐を失うのは、今後の作戦に大きなダメージを与えるだろう。

 

そう広瀬中将が丁寧に説明すると。

 

髪をふわさっと掻き上げながら、容姿だけは100点の畑中博士は応じる。

 

「大丈夫。 あの子は毎回生還するんだから。 ……海兵隊にいたとき、あの子は小型シャドウを実力で一体倒した事でねたまれてね。 作戦行動中に、安全圏ではない場所に置き去りにされたことがあったの」

 

「!」

 

まあ、マッチョイズムなんか信仰している集団だ。

 

虐めはされる方が悪いとか、大まじめに考えているだろう。

 

それで畑中中佐は放り出されたまま、単独で歩いて基地まで戻る事になった。その途中で襲われたシャドウ……ブラックウルフだが。これも単騎で倒して戻ったのだ。

 

この事件がきっかけになって、最初の撃破がまぐれでは無い事が判明。第一師団に所属が移ることになった。

 

ちなみに海兵隊では最後までこの事件の非を認めず、それどころか二回目のシャドウ撃破もまぐれだと言い張った。

 

畑中中佐を……当時は軍曹だったが。荒野に放り出した連中が、ファーマー大佐の個人的な関係がある身内だったから、というのも理由だったのかも知れない。

 

ちなみにそれらは、この間の戦闘で全員戦死したそうだが。

 

最後まで畑中中佐を偶然で英雄になっただけのモヤシと罵り続けていたそうだ。

 

「そんな事があったんですね……」

 

「古くは最強の部隊でも、今は其処まで墜ち果てたって言う事よ。 まあ、それでも生きて帰ったのよあの子は。 だから私は信頼しているの」

 

「そうですか。 分かりました。 今までの戦況からして、かなり大きなダメージを受ける可能性は高いと判断します。 救命用の潜水艇を用意します。 大阪湾は200m程度しか水深がないので、もしも座礁しても充分に救助可能な可能性はあります」

 

「お願いするわ」

 

一礼すると、二人は離れる。

 

畑中博士は、そのまま新しく作られた港に急ぐ。とはいっても、プレハブの急造で、しかもこの間の戦闘でシャドウがいなくなった地域にある入り江の中にあるものだが。

 

三池が運転するバギーで現地に急ぎ。

 

現地で回収してきた38式潜水艦を確認。かなり長期間放置されていたが、充分に使える。

 

畑中博士は。即座に構造を理解していた。

 

「これはいい潜水艦だわ。 現在わずかにいる来鯨型よりも次の世代の潜水艦なだけはあるわね」

 

「シャドウとの戦闘中に作られたものです。 戦況の逆転を計ったもののようですが、それでも……」

 

「同型艦の生き残りはこの子だけと」

 

今回作るのは、これをベースにしたものだ。

 

これそのものを使うわけではない。形状は理解した。後は、一人乗り。更にはハイパースラッシュドリルを搭載する機構を投入する必要がある。

 

海の中での音というのは響きやすい。鯨などの鳴き声などは、とんでもない距離まで届いたりする。

 

イエローサーペントの悲鳴も、同種に届くかも知れない。

 

イエローサーペントは同じ戦場に複数が現れた記録がある。そうならないとは言い切れないのだ。

 

あまり戦闘に時間を掛けるわけにはいかないし。

 

ましてや超世王セイバージャッジメントが沈没した場合。救出や引き上げに時間も掛けられないだろう。

 

これ自体は、そのまま使う事はない。

 

資材を受け取ると、すぐに超世王セイバージャッジメントの再構築を開始する。畑中博士の頭の中には、近代の工学技術があらかた入っていて、いつでも使いこなせる。そういう点では、生半可なAIによる支援ツールですら畑中博士にはかなわない。

 

しかも最終的な結実点が頭の中にあって、それを途中経過を説明せずにつくるので、いつも整備班は理解不能なものを作らされて疲弊する。

 

それをみて三池はいつも小言をいうのだが。

 

実際に今まで幾つも画期的な成果を上げており。

 

何よりも小言をいうのを仕事と割切っているので。本気で文句を言っているのではないのだ。

 

程なくして、呼ばれて畑中中佐が来る。

 

完全な潜水艦を見て、しばらく黙り込んでいたが。

 

誰もが思っていることを口にしていた。

 

「最早これ、潜水艦であってスーパーロボットじゃないのでは?」

 

「大丈夫。 スーパーロボットはハートだからよ!」

 

「意味が分からないのだけど……」

 

「何度ぼろぼろになっても立ち上がる。 それこそがスーパーロボット! そもそもリアルロボットの定義だって曖昧なのだし。 その精神性こそがスーパーロボットであればいいのよ!」

 

そう力説する畑中博士。

 

ともかくそれの真偽はともかくとして、今は中型でも厄介極まりない……多くの被害を今も出し続けているイエローサーペントを撃ち倒さなければならない。

 

シミュレーターについては、今回は意外と簡単だ。

 

一応、三池からも提案が入る。

 

「今回の場合は、自律制御でなんとかいけませんか」

 

「無理」

 

「即答ですね」

 

「イエローサーペント自体がまだ分からない事だらけで、自動制御の潜水艦だととても対応できないから。 どうしてもこういう場合は、人間が乗って臨機応変にやらないといけないの」

 

ため息をついている畑中中佐。

 

誰もがそれに同情はしているが。

 

それはそれとして。

 

イエローサーペントを斃せるようにならないと、人間に未来がないのもまた、事実なのだった。

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