スーパーロボット活劇、超世王セイバージャッジメント   作:dwwyakata@2024

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シャドウとの戦いで分かってきた事があります。

その一つ。

少しだけシャドウを追い払えた地域が出た事で、判明してきたことがあるのです。

それは、シャドウを倒しても、全て無駄かも知れないという可能性でした。







もっとも愚劣な者
序、調査


ナジャルータ博士は、有識者を集めてテレビ会議に出ていた。ナジャルータ博士にあまり友好的ではない学者もいるが。

 

それでも今は、不快感を押し殺してでも話を聞いて貰わないとならない。

 

調査をして貰わなければならない。

 

25年、人間はシャドウに対して何もできなかった。

 

あらゆる調査が意味を為さなかった。

 

だが、それが過去になろうとしているのだ。

 

シャドウに勝つのは無理だろう。

 

それはシャドウに関わっている全ての人間……少なくともシャドウとの戦闘を経験している人間の認識で一致している。

 

記録的な戦果をたたき出している超世王セイバージャッジメントも、名人芸で支えられている機体に過ぎず。

 

一箇所の戦況をひっくり返す事すら、単騎では困難。

 

シャドウがもう一度侵攻を開始したら、生き残りの人類など瞬く間に捻り殺され尽くすだけ。

 

それが分かりきっているからこそ。

 

相手を知らなければならないのだ。

 

相手はこっちを知っている節があり。その可能性はどんどん上がっている。それを思うと。

 

なおさら調査は急がなければならないだろう。

 

ナジャルータ博士が、情報を提示すると。

 

他の学者達は、胡散臭そうに見たり。或いは非協力的な視線を向けてくる。それも、無理はないだろう。

 

ナジャルータ博士は、公式の場で勝てないと言い切ったのだ。

 

シャドウに勝てると思い込んでいる者達はまだまだいる。

 

流石に各国で反攻作戦がごく小規模だが始められ。25年の時を経て、シャドウの恐ろしさを忘れていた連中が、シャドウに踏みつぶされて文字通り塵と化したが。それがあってもなお。

 

楽観的な暴論を振りかざしている者もいる。

 

シャドウに勝てないというのは、悲観でもなんでもなく客観的な事実である。

 

そもそも楽観は戦争でもっとも忌むべきものだが。

 

客観はもっとも貴ぶべきものだ。

 

だからこそ、ナジャルータ博士は、今の時点で分かっている情報から、最大限の客観を割り出さなければならない。

 

それが現実なのである。

 

「ちょっといいっすか」

 

「はい。 クランベルさん」

 

クランベル。

 

ボイスオンリーでテレビ会議に参加しているその人は、学者ではない。趣味で過去のハッキングについて調査している素人だが。実際問題、軍が用意したサーバにあっさりハッキングを成功させ。その防御を改めさせた実績がある。今では電子プロテクトの専門家として、正式にGDFに雇われている人物だ。

 

声は合成音声だが。

 

これはそもそも昔日本で使われていた音声合成ソフトらしく。

 

それを超高速で操作して、喋っているらしい。

 

本人は極めて内気な女性らしく、基本的に他人に顔を見せたがらないらしい。本籍地は北欧で唯一生き残った街ネオデンマーク。人口22万人がいるが、年々気候が厳しくなりつづけていて、出来れば他の人間の都市に移りたいという者も多いそうだ。

 

「許可貰ったから調べて見たんですけどね。 問題になっていた変なメール。 更に経由を偽装されていたプロキシサーバ。 それぞれを辿ってみたところ、過去に実際に使われていたものですわ」

 

「廃棄されていたサーバを経由していたように見えたのは」

 

「そのサーバは元々商用のサーバとして使われていたものでしてね」

 

幾つか専門的な話をされる。

 

現在は既に使われていない幾つものサーバやプロキシサーバだが。これらは昔は巨大ネットワークの一部として利用されていた。

 

悪用もされていた。

 

ごく一部だけ、電子システムの設計図などがまだ残されている。ファイルサーバの中には、そういうデータも僅かだけ残っているのだ。

 

そう、クランベルは言う。

 

「自分で仮想で環境組んでみた感じだと、サーバが物理的に生きていた時代だと、自分でも苦労する難易度ではあるけれど、実際にやる事は可能っすわ」

 

「だったらなんだというんだ」

 

「逆に言うと、今の時代だと出来ないってことだよ」

 

突き放すようなクランベル。

 

文句を言ったのは今回「監視役」としてきていたGDFの高官だが。会議を始めるときも高圧的で、はっきりいってあまりこういう仕事に向いている人物では無いなとナジャルータ博士も感じていた。

 

クランベルもそう思ったのだろう。

 

「過去のネットシステムを仮想サーバで再現して、わざわざメールを送ってきたってのも妙な話でしてね。 それだったらもっと他に幾らでもやりようがある筈。 メールのパケットを確認した感じでも、偽装は偽装じゃなくて、限りなく本物に近いと思うッすわ」

 

「……結論はありますか」

 

「これ、人間がやってないとすると、シャドウがやったと判断すべきでは。 そしてシャドウには、人間のネットシステムなんて再現は簡単ポンということでしょうよ」

 

クランベルの指摘は、場をどよめかせるに十分だった。

 

専門家が此処まで言う程だ。

 

つまりシャドウは、どの個体がやったかは分からないが。ともかくネットシステムを仮想環境で。それも過去に存在していたものを仮想環境で作り出し。電波なりを送って、全く過去に使われていたものと変わらない代物を再現し。

 

その上ピンポイントで畑中准将の携帯端末に送ったと言う事だ。

 

しかもやりとりを見る限り、シャドウの側でも畑中准将からの返信メールを受け取って、それに対応している。

 

「サーバ側も完璧に近い……いや恐らく仮想サーバで構築された完璧な環境にメールをそのまま返したと判断していいっすねえこれは。 いやいや凄いわ。 シャドウって、人間をただすり潰すだけのクリーチャーと思ってましたけどね。 これは人間なんて、豆粒くらいにしか思えないテクノロジーをあの生物かよく分からん体に秘めているって見て良さそうッスよ」

 

「……分かりました。 この件については後でレポートをお願いします。 次の内容ですが……」

 

続いて、今までの超世王セイバージャッジメントの戦闘データを全て開示して、それから出た分析を示す。

 

シャドウは確実に攻撃に対処しているが。

 

基本的に領域を決めているようで、何かしらの戦術行動以外では、領域に踏みいらない。その戦術行動には攻撃に対する反撃も含む。

 

中型は明確な学習能力があり、受けた攻撃に対して即座に抗体を作るような万能さはないものの。

 

それでも次の戦闘では、少なくともまったく同じ攻撃は通じない機動をする。

 

これらから考えて、シャドウの間には何かしらの確実なネットワークがある。

 

それが何によるものかが分からない。

 

少なくとも個体同士の音声コミュニケーションだとか、そういう人間がやっているようなことではないことだけは明らかだ。それだと伝達されるわけがない。

 

シャドウそのものが、超巨大なネットワークを構成しているのか。

 

可能性はあるが、仮説の域を出ない。

 

しかも、この仮説は、クランベルの話で信憑性が高まった。

 

SFに出てくるような、全個体で弱点情報を共有していて、即座に対抗策を打ってくるような超凶悪な集合意識エイリアンではないが。

 

それに近い凶悪存在であることは間違いなさそうである。

 

ただ、それだと人間が勝てる要素が微塵もない。

 

今までも、それにこれからも、である。

 

何故にシャドウが人間を殺しつくさなかったのかも分からない。

 

とにかく、前向きに議論をするしかない。

 

「シャドウは本来だったら、即座に勝てる戦いを敢えて勝っていません。 これにはどうしても明確な結論が出ない。 今までのデータ……シャドウが地球の水を増やしていることも含めて、ですが。 これらから、何かしらの結論が出ないか、それぞれ意見はありませんか」

 

「少し良いですかな」

 

「はい。 フラクール博士」

 

フラクール博士。

 

老人みたいなしゃべり方をするが、まだ十九である。

 

車いすから立ち上がれないのだが、頭脳に関しては身体能力を補ってあまりある程に凄まじい。

 

ホーキング博士の再来とまで言われている程だ。

 

「シャドウの作戦行動を見る限り、人間も保護対象と考えているのではないでしょうか」

 

「な……」

 

「続けてください」

 

また監視役が何か言おうとするが、ナジャルータは続けて貰う。

 

フラクール博士は自然学の人間で、過去に人間がやってきた環境への介入と、それによる破滅的な事態を研究してきた存在だ。

 

動物愛護団体とかいわれる連中が、実際には上っ面だけの存在で、いかに無知な人間から搾取するかしか考えていなかったり。

 

悪い場合は何かしらの反社が背後にいて、意図的な集金だけを目的に動いていたりといった過去の事例を初めとして。

 

人間が手を入れた里山や用水路、様々な環境アセスメントなどの実績や失敗例などを調べ尽くしている専門家中の専門家だ。

 

ちなみに男性だが、19歳で背丈は140㎝程度しかない。

 

IQ210と言われる頭脳の代償として、フラクール博士はあまりにも大きな身体的な代償を抱えてしまっているのだ。

 

「シャドウがやっているのは、無駄な数を減らして、保護区を作る人間の行動に酷似していると見ます。 人間も地球環境で生きる生物の一種として判断しているのであれば、これは考えられる事です。 それと……おかしな事は他にもありましてね」

 

「聞かせてください」

 

「今までのデータを見る限り、ここ25年で人間の数の増減は殆ど起きていません」

 

そういえば。

 

神戸などの安定した都市ですらそうだ。

 

以前、日本に押し寄せてこようとしてきたちいさな都市国家が、まとめて壊滅する惨事があったが。

 

あれも死者の数は数千人規模。

 

シャドウに反撃作戦が開始されてから行われた会戦でも何回か数千規模の死者は出ているが、五千万という人口に対して、これといったダメージは無い。

 

更におかしな事もある。

 

今の時代、人間が増えようという意欲を見せていない。

 

これは以前、21世紀のシャドウが出現する前の時代。色々と問題が起こりまくっていたようだが。

 

その時代も、子供を一切作る意欲がない人間は多数いたそうだ。

 

いわゆる先進国といわれるような国でも、それは同じであったらしい。

 

だとすると。

 

「これについても、ひょっとするとシャドウの関与があるのではないか、と考えています」

 

「巫山戯るな! 貴様等いい加減にしろ! 我等の聖戦を、頭でっかちのオタク共が穢すつもりか!」

 

わめき散らす監視役。

 

誰も相手にしていない。テレビ会議でのそいつの声の音量を下げると、良くしたもので皆同じように処置したようだった。

 

「ひょっとすると、現在生き延びている都市は、シャドウによる一種のビオトープの可能性が高いと」

 

「はい。 シャドウが数を減らした理由もそれで説明がつきます。 多少人間が反撃をしていますが、それでも基本的にシャドウの戦略を根本的に揺らがすほどではない。 ビオトープ内で、多少ビオトープを構成する生物が暴れている、くらいの認識しかしていないのだと思います。 だから監視用の端末だけ配置して、これ以上暴れるのを防ぐ。 ただそれだけでいいのでは」

 

「なるほど、納得出来る話ですね。 しかし、地球規模の環境保全をして……シャドウは何が目的なのでしょうか」

 

その質問が出ると、誰も黙ってしまう。

 

誰も思いつかないのだ。

 

まさか慈善作業ではないだろう。

 

宇宙人が保護活動をしているのではないかとナジャルータ博士は一瞬だけ思ったが。だとしたらもっと冴えたやり方を採用しそうなものである。

 

このやり方は、地球そのものの寿命を延ばす行為にさえ思える。

 

水を増やしているのは良い例だ。

 

地球の水が年々減っていて、いずれは地球から水が失われるという話はナジャルータも聞いているが。

 

もしもこれを防ぐのが目的で、地球人類が起こしかけていた第六の大量絶滅……地球史上今まで五度の大量絶滅があり。六度目の大量絶滅を人類が起こすのは確定だと21世紀には考えられ。

 

実際に起こす寸前まで行っていたのだが。

 

人間がいなくなった地域で絶滅動物が復活し、個体数も回復しているのを確認出来るのを見ると。

 

シャドウがこの地球を保全しているというよりも。

 

生物がいる珍しい星の寿命を延ばしている。そのようにも見える。

 

だが、誰がそんな事を。

 

銀河系だけで恒星系は2000億から4000億に達する。アンドロメダは兆の恒星系が存在している。

 

最近では二重星系などでも惑星が存在する事が分かってきており、それらの事を考えると惑星の数は恒星の何倍、十倍以上はあっても不思議では無い。

 

更にいうならば、地球と似たような恒星と惑星の距離……いわゆるハビタブルゾーンに属していなければ生物が発生しない、なんて事もないだろう。あくまでこれは地球で生命が発生した条件であって、他にも生物が発生する条件なんて幾らでもあるだろう。

 

つまり、だ。

 

宇宙全体でみれば、地球程度の生物がいる星なんぞ珍しくもない。

 

それが定説であった筈だ。

 

シャドウが地球にこだわる理由は何か。

 

少なくとも地球外生物によるビオトープの構築とは考えにくい。

 

それに、だ。

 

シャドウはさっきのクランベルの話からも確定したが、過去の人間を知っているし。構築していたネットワークについても把握していた。それも、仮想環境で再現できる程に。やはり平行世界とか未来の住人なのか。

 

手を上げたのは、老齢の学者だ。

 

シャドウの攻撃を生き延びた一人。

 

今では、多分生存している学者の中で最年長だろう。

 

ちなみに監視役はまだ喚いているようだが、既に誰も聞いていない。

 

幾つかの意見が提示される。

 

それらもまた、まだ材料が足りず、判断をするのは難しいと言わざるを得ないようだった。

 

一旦会議をしめる。

 

監視役は最後まで喚いていたが、誰も話は聞いていなかった。まああれでは、話を聞く方が無理だ。

 

そもそもあれは会話なんてしようとしていない。

 

単に「不愉快である」という事を訴えていただけで。

 

「自分の感情に寄り添え」と喚いていただけ。

 

要するに言語を使っている意味すらもない行動だった。あの場にいた者達は、それを全員理解していたし。

 

そんな他人のお気持ちなんぞのために、大事な会議を台無しにされるのは迷惑極まりない。

 

だから無視した。

 

それだけのことだ。

 

これがテレビ会議で良かったとナジャルータ博士は思う。もしも実際に顔を合わせていたら、あの阿呆は掴み掛かってきたかも知れないし。あの言語ですらないわめき声で、気が散って仕方が無かっただろう。

 

さて、幾つか出ていた案を見る。

 

流石にナジャルータ博士が考えていた仮説以外にも、個性的な案が幾つもある。

 

興味深いものを見つけた。

 

シャドウは未来の地球から送り込まれたもので。この時代の環境を元に戻し、人類の数も適切に保ち。

 

技術におけるシンギュラリティが起きて、人間が周りに迷惑を掛けずに生活出来るようになったら自律させるための管理用自動装置ではないか。

 

ただ、この説の場合。

 

送り出してきたのが人類なのか疑わしい。これだけ殺しまくったら、その子孫がこういったものを送り込んでくるとは限らない。

 

例えばだが、地球が人類の活動の結果死の惑星になり果て。そこで細々と暮らす生物がいたら。

 

人類が食い尽くして何も残らなかった地球を、自分達が暮らせる土地にしたいと思ったなら。

 

そう行動してもおかしくはないか。

 

まあ、いずれにしても仮説の域を超えない。とにかく、もっと情報を集めないと。

 

ただ情報を集めるにしても。

 

この間の会戦も綱渡りだった。

 

不確定情報を確定とするためだけに、何万もの兵士の命を危険にさらすわけにはいかない。これは確かにある。

 

悩ましい話だ。

 

何にしても、簡単ではないし。

 

そもそも次に戦って、いいデータが取れるとは限らないのだから。

 

前回の会戦にしても、超世王セイバージャッジメントは全壊。畑中准将は危うく死ぬ所だった。

 

いつも死にかけているが。

 

つまりシャドウと最前線で戦うということは、そういうことなのだ。

 

分かっているから、ナジャルータ博士はどうしても広瀬大将にも畑中准将にも。

 

日本で戦い続けているGDFの第一軍団の兵士達にも申し訳なく思う。

 

ともかく、もっと分析を進めなければならない。

 

分析をしていると、京都工場にあの監視役が乗り込んで来たようだった。顔を真っ赤にして何か怒鳴り散らかしているようだったが。

 

監視カメラで見ていると。

 

不機嫌そうにおきだしてきた畑中准将が無言のまま奴の前に立つ。

 

それで、流石に監視役が黙り込む。

 

シャドウ相手にずっと勝ち続けている人だ。

 

それもあって、流石に間近で直接対面したら黙り込んでしまうだろう。毎回傷が増えている事もある。

 

GDFの上層部でわめき散らしていれば周囲がそれに合わせてくれると思い込んでいる輩が。

 

最前線に常に立っている上、それも階級的に上の相手に凄まれたら、何もできない。檻の中でぬくぬくとしている子犬かなにかが、野生の虎に睨まれるようなものだ。

 

それでも、監視役は惨めったらしく言い訳をする。

 

「こ、此処にいるナジャルータ博士が、極めて反抗的な態度を……」

 

「ナジャルータ博士に無礼をするのは私に対して無礼をするのと同じなんだけれどなー」

 

畑中博士も出てくる。

 

畑中博士は大将待遇になっている筈だ。

 

つまり此奴なんか、問題にもならない高官と言う事である。

 

それで流石に震え上がったのだろう監視役。ずっと黙っていた畑中准将が、ドス低い声で言う。

 

「この工場では、休憩時間も含めて、対シャドウのための最終兵器である超世王の調整をずっと行ってる。 其処にあんたが頭に来たからかどうだか知らないが、乗り込んで来て我々の時間を無駄に浪費させた。 それがどういう意味か分かっているんだろうな」

 

「ひっ! し、しかしあまりにも秩序を乱すこと甚だしくて」

 

「広瀬大将に連絡を入れておきます。 私達姉妹から連名で。 貴方、軍から除隊して貰うので、そのつもりで」

 

護衛についている兵士達が、既に監視役の背後で壁を作っていた。

 

この兵士達も、愚痴は言っているが、畑中姉妹のことについては間違いなく敬意を払っている。

 

GDFの無能上層部に怒りを覚えているのも同じだろう。

 

悲鳴を上げる監視役を、引きずって連れていく兵士達。

 

監視カメラに向けて、にっと笑う畑中准将。

 

頼りになるなと、ナジャルータ博士は思うのだった。

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