そろそろ焦土作戦実行しないと死ぬぜ!!
『2時の方向から大群が接近中!至急応援を!」
スウォーム!多すぎだろ!反省しろ!!
『誰か、誰か助けて!囲まれてるの!嫌だ!死にたくない!誰か、たs…』
焦土作戦実行しても殺しきれなそうだぜ!!
『隊長!足が喰われて動けないんだ!戻ってきてくれ!隊長!隊長!…』
クソ!多すぎるだろ!スウォーム!!
「受け取れ、合図したら起動しろ」
焦土作戦実行してもしなくても俺は死ぬぜ!
クソ!短すぎだろ!俺の人生!!
『隊長のために道を開けろ!隊長を守れ!』
俺は死ぬのが怖いぜ!絶対死にたくないぜ!
だがそれ以上に、これ以上みんなが死ぬのを見たくないぜ!!
『隊長…あとは、頼んだぞ』
だったら俺は隊長として、みんなが助かる方を選ぶぜ!
「協定採択…焦土作戦…実行!!」
「ホタルっていつもそのペンダントつけてるわよね。何か特別な意味でも込められてるの?」
帰りにフラッと立ち寄ったバーで、カフカはグラスを傾けながらそう聞いてきた。
その姿は女の私でも一瞬見惚れてしまうほどで安いジュースをチビチビ飲んでる私とは大違いだ。
「んー意味って言うより約束かな?」
「へえ、それって君が言ってた隊長との?」
「よ、よく始めて会った時のこと憶えてるね。うん、その隊長との約束なの。『俺の宝物をやるから俺が死んだら俺の分までそいつと一緒に生きてくれ』って」
「あなたの隊長、結構ロマンチストなのね」
「といっても、部隊の全員に同じようなこと言って何か渡してたんだけどね」
「あら」
首にかけるペンダントを手にとって表面を撫でてみる。
小さな白い板の飾りはその形のせいでドックタグのように見える。
長年使っても小さなキズ一つつかないのは、サムと同じ装甲を材料に使ったからだろう。
「それで次の任務のことだけれど」
「うん、わかってる。ちゃんと脚本通りに、だね」
「ふふ、君のことだから大丈夫だと思うけれど。もしものときはすぐに切り札を切ることね」
そう言い残してカフカは席を後にした。
カラになったグラスにはいくらかの信用ポイントが挟まれている。
奢ってもらえるならもう少し贅沢するべきだったろうか。
「…隊長」
いつも無表情で感情が読みづらい人だったが、彼と話す部隊の仲間たちは皆笑顔を浮かべていた。
どんなに時間が経とうとも、色褪せることない大切な思い出。
「約束通り、あなたの…いや、皆の分まで生きて見せますから」
天窓から望む星々に、皆の眠る故郷に思いを馳せる。
「私の旅をその光で照らしてください」
宇宙に浮かぶとあるカンパニーの戦艦。
その一室にてジェイドはヘビを思わせる妖艶な笑みを浮かべていた。
「これはこれは、面白い拾い物をしたわね」
彼女の目を向ける先には巨大な結晶が、そしてその内部には白い甲冑が封じられていた。
短めですいません、しかし悪いのは俺じゃない。
悪いのはあんなてえてえストーリーを投下して小説を書く時間を奪うスタレが悪い