フリーレンのキャラを抱き枕にする 作:決闘しようぜ俺が壁な!
少し期間が空いてしまいましたがお許しください。作者が腹切ってお詫びします。
手紙を読んだ後宿の朝ごはんを食べたら大陸魔法協会の建物に向かい次の一級魔法使い試験の日程を受付の人に尋ねた。因みにあの仲良くなった人ではなかった
「次の一級魔法使い試験はいつですか?」
「次は1年と3ヶ月程ですね。場所は大陸魔法協会の本部聖都シュトラールになります」
「ありがとうございます」
「試験を受けに行くんですか?」
「はい。目標の為に一級魔法使いにならないといけないので」
「お気をつけて下さい。次回の試験ではゲナウ一級魔法使いなどの命を落としやすい方達が担当と噂になってますので」
「ご忠告ありがとうございます。死なないように気をつけます。命は一つしかありませんからね」
確認を終えて建物を出る。朝なのであまり待つこともなくスムーズに終わった。
さて、ここからはシュトラールへの移動の準備だ。市場で保存の効く食べ物と飲み物を買い込んでおく。ここで味の濃いものを多めにしておくことにより道端で集める食材を入れてもある程度の味の保証が出来る。
出発の準備ができたら宿の人に挨拶をして宿を出る。出る時はあまり時間の掛からない検閲が終わり街道に出た。最後に振り返って街を見たらゼンゼさんとの長いようで短かった思い出を思い出して少し心細くなった。でもゼンゼさんにあれだけ抱き枕のことを話したんだからと思い街道を歩き始める。
ここに戻るかは分からないけど楽しかったな。
約6ヶ月後
移動に半年程掛けてついに聖都シュトラールに着いた。
道中では立ち寄った村で依頼を受けた。薬草を取りに行ったり、近場の遺跡を調べたり、落とし物を探したりと多種多様な依頼があったが印象に残ったのは子供が遠くの街に行くからそこまで護衛してくれないかという物だ。この依頼で半月程時間を使ったが良い経験になったと思う。特殊な状況での子供の心理状況や行動原理そういった事を学べた。
なんだかんだで遠回りや寄り道もしていたから半年も掛かってしまったが無事に着いて良かった。時間もまだまだ余裕があるから情報収集や鍛錬も沢山出来るだろう。
さて、宿を取り荷物を置いて大陸魔法協会本部に向かう。道中でお昼を屋台で買うのも忘れない。
大陸魔法協会本部の建物に着いた。本部なだけあり建物はすごく大きい。入口も広く建物自体は五階以上ありそうだ。地図を見ながら一階の総合受付に向かう。朝だからか比較的空いていた。
受付に着いたら体の事情を説明してから一級魔法使い試験の申し込みをする。三級の資格を見せて申し込みは無事に終了した。
ただ、少し待合室で待っていて下さいと言われたので椅子に座って待つ。
10分程待っていると受付の人とは違う人に一級魔法使いがお呼びですと言われ案内された。3階に行き誰かの執務室らしき部屋の前に案内されドアを開けて入るとそこにはゼンゼさんが疲れた様子で山積みの書類を片付けていた。
「お久しぶりですゼンゼさん」
「.....あぁ、久しぶりだ区切りをよくしたいからそこのソファで待っていてくれ」
「分かりました。」
暫くソファに座り娯楽小説を読んでいるとひと段落したのかゼンゼさんが話しかけてきた。
最近の事や別れた後の事を話した後ゼンゼさんは本題に入った。あの後ゼンゼさんがゼーリエ様に一級魔法使いとしての仕事の報告をした時についでに私の事も話したらしくゼーリエ様が会って見たいと仰ったそうでこの後会ってくれないかの頼みだったらしい。断れる訳も無いしもしかしたら抱き枕計画を早める機会かもしれないからすぐにOKした。
早めが良いらしくこの後直ぐに会うらしい。この後直ぐなら午後からの予定も崩さなくて良いからタイミングとしてはちょうど良かった。
因みに今日の夜にゼンゼさんと一緒にご飯を食べる約束もした。
執務室を出てゼンゼさんが呼んだ人に着いていくと大きな扉の前に着いた。気付いたら案内の人はいなくなっており扉の中から「入れ」と言われたので入る。そこは大きな花壇が幾つかありその真ん中の花壇の前にゆったりとした服を着たエルフ、ゼーリエ様が居た。
とりあえずゼーリエ様の方に歩いて行くと「その体面白いな」と言われた。何もかもを見透かしてそうな視線に少し冷や汗を流したけどどうせならと今ここでこの思いをぶちまけようと思う!
騎士のように片膝をついてゼーリエ様のぷにぷにな手を掴み言う。
「ゼーリエ様どうか一日だけでも抱き枕になって貰えませんか?」
そんな事を言ったらゼーリエ様は呆けたような顔をしてフリーズしてしまった。
直ぐに再起動したのか「お前頭は大丈夫か?」と言われてしまった。確かにこの体になってから構造の違いに戸惑ったりした事はあったけど流石に頭はおかしくなってない筈と思いながら「いえ大丈夫です」と言った。
「.......そうか、魔法でその姿になったと聞いたが魔導書はあるか?」
「はい、確かにあります。ですがタダという訳にはいきません」
「そうか何を欲する?」
「先ほど言った事をお願いしたいです。」
「.......良いだろう。一晩だけ抱き枕にされてやる」
「それとこの魔法はイメージが難しいので気を付けて下さい。副作用なども分かってないのでコレクションにしからならないと思いますけど」
そう補足するとゼーリエ様は少し残念そうに目を伏せて「そうか」と言った。きっと共に生きてくれる弟子が出来るのかもしれないと期待していたのかもしれない。そう考えると少し申し訳なくなってきた。
だがこの考えも全部メタ視点を知っているからだと思うので頭から無理矢理消す。
さてはて今晩いきなり良いそうなのでとりあえず宿に戻る。帰りにゼンゼさんに連絡してご飯の予定を明日の夜にずらしてもらう。ゼンゼさんも良いと言ってくれたのでそこは大丈夫だろう。
あの後お昼を食べて図書館で勉強していたら予定の時間が迫っていたので片付ける。
宿に一度戻り魔導書や寝巻きなどを持ってゼーリエ様のお屋敷に行く。お風呂などは借りて寝る準備をする。諸々の手入れも終わったので指定された部屋に行くと既にゼーリエ様がベットに腰掛けて居た。忘れないうちに魔導書を渡す。
一緒に布団に入ってからゼーリエ様に許可を貰い魔法を掛けると直ぐにゼーリエ様は寝息を立て始めた。
さて抱き枕の時間だ!
髪が長いから今回は前から抱きつく。
まずは長い髪の生えた頭に顔を押し付け思いっきり鼻から息を吸う。その匂いは大陸魔法協会でゼーリエ様に出会った時の花の匂いがした。少し甘く落ち着いた匂い。
先程まで〈花畑を出す魔法〉で作った花畑に居たのだろうなと簡単に想像できる。あぁ私も少し過去を思い出してしまう。平和な日本で家族と楽しく暮らした日々、この世界での家族との思い出。駄目だ少し涙が出てきたホームシックになりそうだ。抱き心地を考えよう。
抱き心地はフリーレンとそう変わらない。だがゼーリエ様の性格的にあり得ないが私の胸に顔を埋めさせて「今日ぐらいは甘えて良いんだよ。涙を我慢しなくて良いんだよと」甘やかしてあげたい。
そんな事を考えていたら眠くなってきた。眠気で働かない頭でゼーリエ様の寝顔を見ると見た目相応な可愛らしかった。気付いたら私は眠っていた。
朝起きるとゼーリエ様は既に居なくなっていた。結構早く起きたと思ったけどな。
ベッドから降りて宿に戻る準備をしてから部屋を出る。使用人の方に声を掛けて屋敷を出る。
昨日の事を思い出していたら故郷の事を思い出して少しホームシックになりかけたのでこの後は一日のんびりしていた。
感想評価楽しみに待ってます。感想でリクエストも待ってます。
書いている途中にキャラに感情移入してしまってホームシックになり掛けました。実家に帰りたい、地元の友達に会いたい。