あ゙ー…どうも、普通のキヴォトス人です…   作:月山 白影

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あ゙ー…面倒くさい…

 

 

 

 

面倒くさい…。

なんでこんな人と行動しなきゃならないんだ…。

俺は影で暮らしてたいのに…。

 

 

 

─1時間前─

 

 

 

 レリル「あ゙ー…マジで正義実現委員会に入るんじゃなかった…。普通に俺の時間少ないし…。まぁ…大方はツルギ先輩とかハスミ先輩とかが処理してくれるからいいが…。あの2人が卒業したらと考えると…。寒気がしてくるな…。」

 レリル「てか…今日は疲れたな…。」

 レリル「暴動鎮圧、ゲヘナの食い逃げ爆弾魔鎮圧、校則違反者取締……はぁ…。」

 レリル「マジで正義実現委員会とか入らんかったらよかった…」

 レリル「あ゙ー…もう委員会室か…。壁薄いからなぁ…。愚痴ってたらイチカやマシロになんて言われるか…。イチカはまだマシなんだよ…「それは言っちゃだめっすよ〜」みたいに優しく言うからな。でもマシロがなぁ…マシロは正義についての本を渡して「これを読んで正義とは何かを理解し、正義を実現させましょう!」とか意味分からんこと言うからな…。」

 ???『正義が意味分からないとか言っちゃだめっすよ〜』

 レリル「っ!?」

 

突如、俺の肩に手が置かれる。

それに一瞬驚くも、すぐに落ち着く。

そして、俺は振り返る。

 

 レリル「あ゙ー…なんだ…イチカか…。」

 イチカ『私じゃ嫌っすか?』

 レリル「いや、別に?」

 イチカ『それより、レリル君は猫背とその「あ゙ー」って言うのを直した方が良いって言ったっすよね?』

 レリル「あ゙ー…なんか言ってたな…。」

 イチカ『ほら、また「あ゙ー」って言った。』

 レリル「え?今言ってたか?」

 イチカ『言ったっすよ。もう癖になっちゃってるんすかね…』

 レリル「あ゙ー…そうかもな…。」

 イチカ『また言ったっすよ。』

 レリル「もういいだろ…。多分猫背直すから「あ゙ー」は許してくれ…。」

 イチカ『多分…はぁ…』

 イチカ『それより、早く委員会室に行くっすよ。』

 イチカ『それに、今日は先生が来るっすよ。』

 レリル「先生…?あ゙ー…なんかそんな人居たな…。」

 レリル「確か…レッドウィンターの人だっけ…?」

 イチカ『シャーレの先生っすよ…。ほんと、レリル君は身近な人と興味ある人以外はほとんど覚えないんすから…。』

 レリル「悪い…。」

 イチカ『ま、これから覚えていけばいいっすよ。』

 レリル「多分覚える…。」

 イチカ『その多分が確定に変わると私は嬉しいんすけどねぇ…。』

 レリル「変える努力はする…多分…。」

 イチカ『はぁ…そんじゃ、私はお花摘みしてから委員会室行くんでレリル君は先入っててくださいっす。』

 レリル「あ゙ー…うん。了解…。」

 

イチカはお花摘みに行き、俺は1人廊下を歩く。

長い廊下…。

無駄に長いから…ほんと、「クソ」だな…。 

 

 レリル「あ゙ー…もう着いてしまった…。」

 レリル「はぁ…。」

 レリル「こんちわ…。」

 

俺は気怠そうにドアを開け、挨拶をする。

中には3年生のツルギ先輩とハスミ先輩、2年生のマシロ、1年は目隠れズ…。

まぁ、いつものメンツだな…。

そして、ツルギ先輩の隣に……先生だっけ…?そんな人が居た。

 

 ハスミ『レリル、貴方はいつもダルそうに入ってきますが…どうしてです?』

 レリル「なんすか急に…。」

 ハスミ『いえ、貴方はいつもダルそうだからです。』

 レリル「別に、疲れてるだけですよ。こっちはなぜか1人で荒事を対処させられてるんですから…。」

 ハスミ『え?』

 レリル「今は関係ないですよハスミ先輩。」

 ツルギ『もうすぐ会議を開始するからな。トイレ等は済ませておけ。』

 ハスミ『ツルギ…貴女はもう少し婉曲表現というのを…。』

 ツルギ『わ、悪い…。』

 マシロ『お花摘みに…。』

 ツルギ『あぁ、なるべく早く済ませて来い。』

 マシロ『わかりました。』

 

マシロはお花摘みに行く。

マシロと入れ替わりでイチカが入ってくる。

イチカは「遅れました。」と普段の語尾の「っす〜」は無かった。

そして、イチカは俺の隣に座る。

それも当然だ。

同じ学年だからな。

そして、数分経った後、マシロが席に座る。

マシロはイチカの隣だ。

すぐ、会議が始まった。

 

 ツルギ『今日は先生が来ているが、緊張せずにいつも通り任務などの成果を伝えてくれ。』

 

いつも通り、ねぇ…。

はぁ…。

 

 ハスミ『私は治安維持などでデモ活動する人々を鎮圧、素早く対処しました。』

 イチカ『私もハスミ先輩に同行して対処しました。』

 マシロ『私は高所での安全見回りで特に何もありません。』

 レリル「あ゙ー…俺は暴動の鎮圧と校則違反者取締などですね…。」

 

ここでゲヘナの事とか言ったら…ハスミ先輩が何しでかすかわかんねぇからな…。

 

それぞれ全員任務や見回りなどの出来事や結果を申告した。

そして、次の議題は…「先生の護送」、だった…。

 

 ツルギ『今回はレリル、お前が先生の護送だ。』

 レリル「え…?」

 レリル「いやいや!先生を守れるツルギ先輩の方が――!」

 ツルギ『――私は任務だ。』

 レリル「な、ならハスミ先ぱ――」

 ツルギ『――ハスミも私と任務だ。』

 レリル「かはぁ……。」

 ツルギ『ということだ。任せたぞ。』

 レリル「あ、でもマシロやイチカは――」

 ツルギ『マシロとイチカは2人とも安全見回りの任務だ。』

 レリル「そ、そんな都合良く…。」

 ツルギ『潔く諦めろ。』

 レリル「ぐへぇ……。」

 レリル「あ゙ー…しょうがない…わかりましたよ…。」  

 ツルギ『任せたぞ。』




レリルの元ネタは夜を司る天使「レリエル」です
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