世界チャンピオンのサトシと旅をした期間が一番長い縁で連載を持つことになりました   作:襖バリア

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連載一二回目のボツ原稿。


没原稿・何でもない一日

 連載も最終回になった。最後の何を書こうかと、ネタ探しに来た質問を確認していると喜ばしい事に私に関する質問が来ていた。どんな一日を過ごしていますかと。

 これに答えてもいいがこの連載は私から見たサトシに関するものだ。なのでサトシと旅しているときの平均的な一日と、今の私の平均的な一日。この両方を書き出してみようと思う。

 

 まずは旅。

 日が昇り、明るくなると同時に目覚める。まだ瞼は重いが二度寝をしてしまえば余計に動けなくなってしまうので無理矢理にでも起きる。

 寝ぼけ眼をこすりながら薪に火をつけ、昨晩の夕飯の残りを温める。多めに作ることで朝の仕事を減らす。毎度のことだがその度に昨日の自分を褒めたくなる。

 火の番をしていると段々と目が覚めてくる。そうしたら火はポケモンに任せて、近くの川で顔を洗う。戻るついでに水も汲んでおく。

 そうこうしている内にいい匂いが周囲を漂ってきて、そうなった頃にサトシが起きる。欠伸交じりに『おはよう』とサトシが言うので、私は毎回『いや、いつも通り若干遅いのでおそようだな』と返す。続けてサトシに顔を洗うように促し、皆で食事をしたら出発。朝は大体こんな感じだ。

 

 そして昼間は毎回トラブルに巻き込まれる。大抵はロケット団の『やーなかーんじー!』を聞ければ一悶着は終わり。

 

 夜になる前には今日の野営場所を決める。暗くなると作業は大変なので日が落ちないうちにテントを張るなり、食事の準備なりを済ませる。

 ある程度の準備が終わるとサトシはバトルの特訓へ行くので私の手持ちたちと食事の準備をする。とはいえ食材を切って煮込むのが主なので火の番が主かもしれない。

 特訓から戻ってきたら食事をする。食事が終わる頃に大体日が落ちるので私は眠る。サトシはこの後も特訓をするのでその音を眠り歌にする。

 

 これがサトシとの旅の最中の一般的な一日。

 

 次に今。

 カーテンから漏れる日差しで朝が来たことを知る。日が昇って先ずすることは布団を頭まで被って日差しから身を隠すことだ。そして存分に二度寝、三度寝に勤しむ。

 

 昼頃になると暇になったヌケニンが起きろと催促して体当たりをしてくる。それに自己主張の激しい胃袋に急かされて起きてしまう。大抵食事はシリアルに牛乳をかけたもので適当に済ませる。

 私の手持ちの食事はどうしているか?オーキド博士のところか、サトシの母君に貰っている。監督不届きと言われれば確かにそうだが、その分迷惑料としてしっかりお金は渡しているので今のところトラブルの気配はない。

 そうして食事を済ませた後は適当な本でも読むか、テレビや映画なんかを流して過ごす。いや嘘かも。寝てることの方が多いかも。

 

 そうして夜。恥ずかしいことだが私の不摂生な生活を心配したサトシの母君に食事を誘ってもらう。毎回断ろうとはしてるんだがもう作ったと言われてしまってはしょうがない。

 食事のお礼をたっぷりとしてから家へ戻り布団に潜って寝る。

 家では普段、大体こんな感じかな。

 

 ということで連載終わり。何だか最後は日常を書いたことで日常に戻るいい感じの雰囲気になった。それでは。




ボツ理由
編集者A「現在の生活があまりにも不摂生すぎる。出版社のことも考えて欲しい」
編集者B「もっと最終回っぽくして」
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