世界チャンピオンのサトシと旅をした期間が一番長い縁で連載を持つことになりました   作:襖バリア

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連載七回目.サトシのピカチュウ

 睡眠不足の時に急いで仕事をするべきではない。前回の原稿は殆ど日記になってしまった。あくまで旅仲間から見た世界チャンピオンの姿を描く連載であるべきなのになんという失態。しかし編集部曰く批判の声は少なく、もっとこういうの出せなんて感想が沢山きたらしい。

 それは知っている。お前らが見られてないと思ってサトアカ尊い等といった妄言を書き込んでいるのはしっかりと認知している。個人の趣味嗜好なので辞めろとは言わないが、せめて本人の目に届かないところでやってくれ。普段は生モノはちょっと、なスタンスの人がサトアカ云々語るのは不公平だ。

 なので今回はサトシ本人でもサトシの母親でもオーキド博士でもなく、彼のポケモンについて語ろう。

 

 読み返してみたがこの連載で一番語ったのはバタフリーだ。確かにバタフリーはいい子で可愛い子だった。しかし彼の手持ちについては書くならばまずはしっかりとピカチュウについて書いてから他の子たちの話をするのが適当というものではないだろう。

 ピカチュウ、知っての通り二進化目で更に進化するとライチュウになる。一般論で語るならばまだまだ強くなる余地を残しているというのに彼のパーティの絶対的なエースだ。とはいえ戦闘での活躍なんかを語っても仕方ない。そういったことは専門家なんかに任せて、私はかのピカチュウの戦闘以外の姿を語ろうと思う。

 

 まず可愛い。私のことを好いているからという色眼鏡もあるんだろうが世界中のピカチュウの中で一番可愛いね。私の姿を見つけてピピカと口ずさみながら近づいてくるその様子と言ったら!カメラで収めたい気持ちもあるが、せっかくのその姿をファインダー越しに見るのも勿体なくできたことがない。

 次に頭がいい。トレーナーであるサトシがいない状況になっても狼狽えずに私の指示を聞いてくれる。必要とあればサトシがいても私の言うことを聞いてくれるのだから本当に頭がいい。それにちゃんと知らない人に警戒もする。

 彼の好物がケチャップということを知っている人はそう多くはいないだろう。私にとっても一番の相棒はヌケニンで食事を必要としない種*1なのでどうしても彼にケチャップを上げてしまう。それこそサトシに叱られてしまう程度には。それでも隙を見つけて食べる程度には彼も好きなのだが、初対面やまだ信頼しきってない人からは決して食べない。旅に新たな同行者が増えた時、私の手からはケチャップを食べるがその人からは食べずにショックを受ける人を見ると少々いい気分になれた。暫くすればその人からのケチャップを受け取るようになると軽く寝込む。ピカチュウは軽く慰めてくれた。可愛いね。

 

 因みにピカチュウの次に好きなサトシの手持ちはヘラクロスだ。フシギダネのつぼみから蜜を吸うのが好きな子なんだが、その時に必死に抵抗するフシギダネと無機質な目で吸うヘラクロスを見るのが好きだった。これが終わると毎回抗議のためにフシギダネの折檻を食らうがそれでも好き。

*1
ポケリフレ基準、ヌケニンは餌付け不可のポケモンの内の一種。




主人公の手持ちですがシングルよりダブル向き。サトシ・旅仲間・ロケット団の手持ち以外。伝説は除く。この三点で選んでいます。
上記の最もらしい理由で一番好きなポケモンのヌケニンを捩じ込むことにしました。
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