人造人間ハカイダー ダークヒーローの破壊旅 作:アルファるふぁ/保利滝良
リョウはルシフェルに勝てるのか!?
昔々、あるところに、世界で最も栄えた街があった
その街は、無限の科学力によって繁栄していた
その街には、
そして
あるとき、一人の男がやって来た
その男は、アンドロイドの技術を盗んだが、
この街は、様々な科学があったが、その科学が時に悲劇を産んだ
様々な要因が重なりあい、世界を巻き込む大混乱が起きた
この世界が荒野だらけなのは、それが関連しているのかもしれない
だが、世界を荒野だらけにした原因であるこの街は壊滅 奇跡的にアンドロイドは生き残ったが、人間は死に絶えた
この混乱を知っている者は、この街をこう呼ぶ
終りの街
風を切る拳はしかし、ルシフェルの目の前で止められる
ルシフェルはまったく動いていない しかしハカイダーのパンチは灰色外道の目と鼻の先で止まっている
「バリアだよ 少々ベタかな?」
他を嘲る声で、ルシフェルは教えた
ハカイダーの顔面に蹴りが叩き込まれる のけぞる黒い戦士
一発や二発ではない 腰をひねり、足を曲げ、体制を変えながらルシフェルはハカイダーに連続の蹴りを打ち込んでいく
爪先の嵐を左手で受け止めながら、ハカイダーは右手を突き出した
その手からは銃口が伸び、一発の弾丸を吐き出す
しかし、止められる
例えコンクリートの壁を粉砕する武器でも、ルシフェルのバリアは破れない
「わかるかい?これはこの街の全盛期の遺産だ 君には破れない」
驚き動きを止めたハカイダーの顎を、ルシフェルが打ち上げる
火花が飛び散り、天高く吹き飛ぶ
派手な音をたて落下した黒い戦士の腹に、ルシフェルがかかとを落とす
「君は今まで圧倒的なパワーで気に食わない者を抹殺してきたが・・・」
相手のプライドを挫くように、かかとをねじる
ダメージに耐えかね、ハカイダーは身をよじる
その光景に満足したのか、ルシフェルは続ける
「抹殺される側は楽しいかい?ハカイダー?」
ハカイダーの頭が真っ赤に輝く 瞬間的にパワーアップした筋力で外道の足をどかし、起き上がりざまに左ストレートを打つ
しかし、ルシフェルは純粋な動体視力で見切り、ハカイダーの手を掴んだ
一瞬にして黒い戦士の左手がもぎ取られる
「っ! ハカイダー!」
メタトロンが悲鳴をあげた
ついでのパンチを食らい、黒い戦士は片膝を地に着く
ルシフェルはその襟首を持ち、ハカイダーの耳元で囁いた
「今から君の倒した敵の残骸と一緒にスクラップにしてあげよう 一人じゃ寂しいからね♪」
ここに来て、ハカイダーはようやく喋った
「貴様・・・外道が・・・」
「いやあ・・・人間なんてみんなそうさ この街を滅亡させたのも、僕やメタトロンが生まれたのも、君が作られたのもみんな人間が誰かを虐げるため それに愉悦を覚えて何が悪い?」
廃品を粉砕する部屋に通じるマンホールの蓋を片足で開け、ルシフェルはハカイダーをそこに宙吊りにする
「ルシフェル!やめて!ルシフェル!」
「メタトロン、君の正義の味方気取りもここまでさ」
外道の手がハカイダーを放した
重力に従い、ハカイダーはスクラップ破壊工場に落ちるだろう
高笑いをしながら、ルシフェルは告げた
「さようなら!ハカイダー!」
黒い戦士は、暗闇に消えて行った
地面に激突したハカイダーは、動けなかった
ルシフェルに痛め付けられ、体の機関がうまく働かない
真っ暗闇のなか、動こうともがくハカイダー
その時だった
暗闇が消え、部屋の壁が赤熱化したのだ
壁が光り始めたことで、状況が把握できるようになった
そこはまさに地獄だ
街が栄えた頃に出来た発明品の失敗作が転がっていた
それにある字を見ると、意思の力で機械の性能をパワーアップする装置《品名、メンタリー》や、ランダムに物と物を融合させる機器《機器名、フュージョンアーク》など、おおよそ理解できない品物ばかり
さらに周りを見ると、頭を粉砕された大蛇やひょろひょろな戦闘ロボット、粉微塵になったメカ盗賊にネズミを突然変異させた化け物など、今までハカイダーが倒した敵もいた
大方ルシフェルが、死に際のリョウを嘲笑うために持ってきたのか それらはあの灰色の趣味の悪さを物語る
赤熱化した部屋の壁が、ゆっくりと迫る
あれで溶かしながら、廃品を潰すのだろう
長い旅は、ゴミのように幕を閉じる
そう、あの外道によって
それでいいのか?
俺はそれでいいのか?
カオルを助けられず
イサミを死なせ
ジロウから生身の体を奪い
カオリを救えず
一体、俺はそれでいいのか?
いや、よくなどない
あの外道を許したくはない
人の命は玩具ではない
この世界に生きる、強く生きる者たちを
美しく生きる命を
ルシフェルは踏みにじる
許していいのか?
否、絶対に許しなどしない
愉悦?
ふざけるな
世界は貴様のものではない
俺は、命を、守る
そのために、怒り続ける
そう、俺は悪だ 憤怒を撒き散らす破壊の権化だ
フュージョンアークが起動する
ハカイダーと、首のないミカエルの残骸とを、融合させる
さらに、ミカエル戦車の残骸やメンタリーが、ハカイダーの体に組み込まれる
そこにいたのは、ハカイダーの新たな姿
体は一回り大きくなり、折れた左手が復活している
その体には、赤と青と黒と銀のラインが増え、憤怒の形相は、さらに恐ろしくなった
しかしその魂は、変わりなく
憤怒を撒き散らす破壊の権化
彼が望んだその姿は、不動明王すら越える
部屋の壁が迫る、それは全てを溶かす悪魔の機械
それがどうした
手刀が壁が破壊する
全てを破壊するのは、今の彼の方
刹那に満たない時間で、処理施設は
だが、その部屋が暗闇に包まれることはない
なぜなら
マグマに匹敵する怒りの炎が、ハカイダーから絶えなく出ているから
俺a「最終話くらいハカイダーパワーアップさせたいな・・・」
俺b「キカイダーのライバルにそんなヒロイックな奴いないよ」
俺c「ディレクターズカットに出た破壊砲で妥協しようか?」
俺d「ガッタイダーって知ってる?」
・・・・・・・・・
俺a&b&c「 そ れ だ ッ ! 」
つー訳で出してみました カッとなってやった ええ、今は反省してます
次回活躍します それでは、