知らんTCG世界に既存TCGを闇鍋にして持ち込んだ男の話 作:柳瀬塔矢
てことでやって来ました地区予選。個人はベスト8で確定、16から4人の系12人が県大会に。団体はトップだけだとさ。んで、今日は団体戦。微妙に数少ないからって総当たりなんだとさ。合計七試合あるんだけど少しでも短縮したいからって総合的な勝ち負け決まったらそこで終わりだと。
一試合目、出番無し。大将枠だからね。ちなみに俺が今回持って来てるのはデュエマで言うシータドラグナー。3K的にはシータウェポン・・・だったかな。何故か色の呼び方同じなんだよね。まぁよっぽどの事が無かったら負けないと思う。それこそ『4cゼーロ』とか『デアリバイク』とか・・・遊戯王で言うなら『制限無しティアラメンツ』とか来られたら分からないけど今回はちょっと
二試合目、【アグロヒーロー】。開発者デッキと思われる中身だけどヒーロー系って拡張性ないよね。てことで一部カード伏せたまま圧勝
三試合目、四試合目、出番無し。部長の連れて来た人達が割と活躍してる。これは嬉しいね。俺の活躍が無ければないほど個人戦のタイミングで初見殺しが出来る。
五試合目、【速攻ゴブリン】。順当に強いよね、このデッキ。デュエマでいう『赤単速攻』とかと似た部類に当てはまると思う。遊戯王で言うと?それは分からん。あのゲーム1ターン目から大量展開して勝つ事多いじゃん?だからこれだよね、ってのは言いずらい
なおこのタイミングで優勝が決まった模様。だから六・七試合目は無し。
「無敗は俺だけっすよ。何してんすか」
「いや、何そのデッキ。訳分からない出力してないかしら?」
「まぁ今回は火力高めでお送りしておりますけども」
「で、どうするのよ。この後デッキ調整するの?」
「いや、しなくていいっすね。・・・ちょっとしたおふざけ要素もあるんでそれは取り除きたくないですし」
「おふざけって・・・」
「偶にそうやって遊びたがるよね、邑楽は」
「だってこのデッキを純正で組むと地区程度では負け無しになるからなぁ・・・」
てことで二日目。個人戦。こっちは人多いんだよね。合計何人だっけ。140とかいるんじゃないかな。だから決勝戦まで行くと8回戦う事になる。めんどくさいよね。でも勝ちたいし。良い結果で終われば次の大会有利になるし。シード権は欲しいよねぇ。地区だと俺は公式の成績ないからシード権ないし。
一回戦、【ドラゴンバーン】。中々に癖の強いこのデッキ、相手にするのは割と楽。何せ最速3T目の始動だもの。でもまぁ苦戦せずに勝利
二回戦、【コントロールプラネット】。【プラネットコントロール】との違いは別にプラネットである必要性は無いという点。要は【種族+動き】ならその種族とかテーマである必要性があるけど【動き+種族】ならその種族とかテーマである必要性はどこにもない。現に相手は三テーマ混ぜて来てたし。俺は特別だとしてもよく事故らないよな・・・生粋の方かな?
三回戦、【チャリオットカウンター】。アレだな、戦士系でのカウンターデッキ。盾から使用する系のカードとかも多いから厄介だけどそれなら盾割らずに殴ればいいだけだし。
四回戦、【ハイランダーコントロール】。多分この世界で見ても絶対に3桁は居ないであろうデッキの使い手だった。デュエマだと偶に見るし公式がハイランダーボルコン出してるから俺は驚かなかったけど多分初見だと戸惑うんじゃないかな?でもボルメテウス以下の攻撃性能ならそりゃ俺には勝てないよな。
五回戦、ここ勝てば県大会は確定。相手は【デビルアグロ】。この前の大会に居たのは【アグロデビル】。凶悪さで言うとデビルアグロの方が上・・・というか基本陰湿なのがデビルデッキ。もっとバロムを見習え。アレは使ってて清々しいから。まぁ勝利。
六回戦もとい準々決勝。相手は桜花だった。
「登って来たんだ」
「まぁね・・・というか邑楽が強いだけで私も弱くはないんだからね?」
あえてのファイトは省略。どうせ決勝は部長だと思うし。
準決勝、相手は・・・いなかった。どうやら棄権したようだ。実家の都合がどうとかアナウンスされてた。可哀想に。でも多分俺は負けてないと思う。ざわついてたからそれなりに知名度ある人だったのかもな。
そして決勝。
「やっぱり部長じゃないっすか」
「そうね、この地区だと貴方以外に負けるとは思えないもの」
『レディ』
「「この戦、命を天秤に」」
『ファイト!』
「先攻は俺っすね。コストチャージしてクライマックスまで。何かあります?」
「ないわね」
「んじゃフィールドセット【裏返りの不可能】。このフィールドが設置されるのは試合中一枚目でなければならない。このフィールドが設置されている間、場に出ているカードの全ての『出来ない』効果が無効化されます。つまりはディフェンシブがよく持つアタック不可とかがなくなります。お互いにね。通ります?」
「通るわ」
「んじゃターンエンドで」
「私のターン。ドロー、コストチャージ。ターンエンド」
「俺のターン。ドロー、コストチャージ。2コスト払って
「通るわ」
捲られたのはQ.E.DuexとモルトVERSUS。
「両方当たりですね。んじゃターンエンドで」
「運いいわね・・・いや、関係なさそうね。私のターン。ドロー、コストチャージ。
「通ります。エインヘリヤルで俺に勝てるとお思いで?」
「貴方のお遊び部分に賭けてるわ。ある意味ね。以上ターンエンド」
さて、勝つか。
「俺のターン。ドロー、コストチャージ。5コスト払って
「貴方踏み倒し好きよね。通るわ」
「好みっすね。完全に。んじゃ手札から【無双龍覇 モルトDREAM】を出します。通りますね?」
「通るわね」
「んじゃ出た時効果。サイドデッキからコスト10以下になるように火ドラグハート・カードを、使用出来ます。使用するのは【ガイアールの伝説】と【爆熱天守 バトライ閣】、【無敵剣 プロト・ギガハート】です。【ガイアールの伝説】はモンスターと同じ扱いを受けるモンスターではないカードなので別枠に、【爆熱天守 バトライ閣】はモンスター・フィールドカードなのでこれも別枠に。【無敵剣 プロト・ギガハート】は装備カードなので枠を喰いません。通りますね?」
「通るわね」
「それでは墓地に龍族のカードが5枚以上あるのでコストカットで
「通るわね」
「・・・うん。勝ったかな。【裏返りの不可能】により召喚されたターンのアタック及び相手モンスターへのアタックが可能になってます*1。なのでモルトDREAMで【天命の使者】にアタック」
「通るわ」
「モルトDREAMでアタック時、【爆熱天守 バトライ閣】の効果発動。山札の一番上を捲り、それが龍族か人族なら出ます」
デッキトップはさっき仕込んだ【覚星龍界 剣聖ジゲン】
「龍族なので出ますね」
「通って・・・バトルよね?」
「そうですね。通りますか?」
「通るわ」
「では【天命の使者】破壊時、【裏返りの不可能】の効果で【無敵剣 プロト・ギガハート】の効果起動します」
「説明お願い」
「【裏返りの不可能】には二つ効果があります。一つは最初に説明した『出来ない効果の無効化』。もう一つは『効果発動条件の対象指定の無効化』です。これはフィールドなのでお互いに作用しますね。例えばそちらに『自分のモンスターが破壊された時』で発動するモンスターが居たとして、俺のモンスターが破壊された時もその効果が発動するようになる、という効果です。理解できましたか?」
「分かったわ。その上で通るわ」
「【無敵剣 プロト・ギガハート】は本来『このカードを装備してるモンスター』が破壊された時ですがその指定が無効化されています。これにより【無敵剣 プロト・ギガハート】は裏返り、【最強龍 オウギンガ・ゼロ】というモンスターとなり新たに場に出ます。通りますか?」
「通るわ」
「では剣聖ジゲンで改めて【天命の使者】にアタック。バトライ閣は・・・」
メンデルスゾーンかよ。
「外れですね。場所の指定が無いためこのまま山札の上に残ります。それでは剣聖ジゲンのアタック時効果発動、場の全てのドラグハート・カードを対象に好きな数裏返す事ができます。これにより【ガイアールの伝説】を捲り、【伝説龍剣 ガイLEGEND】となります。このカードは【モルト】と名前の付くモンスターにのみ装備可能なので当然モルトDREAMに装備させます。アタックは通りますか?」
「通るわね」
「ではモルトDREAMでダイレクト・アタック。これが通った場合、【伝説龍剣 ガイLEGEND】の効果により俺の勝ちとなります」*2
「・・・通る、わね。ありがとうございました」
「ありがとうございました」
てことで優勝、俺。準優勝、部長。桜花もベスト8だから県大会は確定だし。何気に部長が連れて来た二人も県大会決まったから16人中五人同じ学校とかいう強豪校みたいな状態に。実態だけで見るならかなり弱いのに・・・張り切ってる人はちゃんと強いからチグハグになるのだ
裏返りの不可能とかいう頭のおかしいカード。効果は本編で解説した通りです。デュエマ本家に持ってくる場合火文明のみのルール・プラスカード扱いされます。その場合は
・実質SA
・実際MF
を全プレイヤーのクリーチャーが持ち合わせます。なんなら自分のカートの効果起動が自分のクリーチャーである必要がなくなるので例えば墓地に暗闇の壺がある時に相手がEXライフで盾増やしたら暗闇の壺が起動しますね。あとはシンカイヤヌスとかも相手のクリーチャーで起動するし。封印も相手のクリーチャーで剥がせます。化け物かよ。なお当然のように3Kでも準制限カードですね。