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どこまで書けるか分かりませんが宜しくお願いします
原作での来日描写後半、他国からの工作員からの逃走やドンパチがありますが、EDFの旗の下に人間同士の争いは似合わないとし、観光にしようと思います
EDF要素も忘れずに入れつつ。
国会での騒動の後、EDF総司令部が改めてゲートの危険性を発表。
より詳細なデータが各国研究機関に送られ、今後の地球人類の振る舞い方を相談する事になった。
研究員や特地の資源が名残惜しい者としては、より根拠のあるデータを求め、閉鎖するにしても再び開門できるか、その技術を特地に求めた。
もし閉門して2度と開通しないのならば、資源を出来る限りパクっておこうという強硬的な姿勢もチラチラし始める。
動画投稿サイトや掲示板では、承認欲求や金儲けに利用したい人達が、乗るしかないこのビッグウェーブにと、都市伝説やら陰謀論、予言としたオカルト要素をネット上にでっち上げたり本を出版して拡散。
それを見た人達は、不安や期待、高みの見物と様々な感情のままコメントし、根拠の無い事にも振り回されていく。
時の国となり続ける日本としては、EDFと協力し、封鎖に前向きに検討。
ただその方法を探さねば。 ゲートが開いた時の前首相……北条首相が言っていたが、向こうに開門の技術があるならば、爆破しても無駄無駄ァと考えている。 また開かれる恐れがあるからだ。
……プライマーとの戦争による禍根、遺物処理といった戦後処理も未だ残っているのに、これ以上の被害が出てたまるかというのもデカい。
あとストーム1に暴れて欲しくないし。 彼が暴れると街1つ分、軽く吹き飛んでしまう。 地球の危機だったから仕方ないが、被害総額は見たく無い。 2度と。
さても今は今。
折角日本に来たのだからと、伊丹班は特地の娘達と観光することになった。
ただ最初はマスゴミの追跡を回避する為、公安とプロフェッサーに協力して貰い、囮のバスで野次馬共々を誘導。 その間にEDF隊員が迎えに来て、取り敢えずほとぼりが冷めるまで戦争博物館で時間を潰す事になった。
「大変な事になったけど、まあ宇宙人を倒したEDF、その英雄がここにいるんだから何とかなるっしょ」
「伊丹君、気楽に言ってくれるな。 俺とプロフェッサーは大変だったんだ。 ここにはその痕跡の1部が展示されているが、少しは苦労を分かって欲しいものだな」
「半分は冗談ですって」
「半分か……危急の事態なら、また戦うさ」
「頼りにしてますよ」
地球に訪れた危機を語り合う男共。
それにロゥリィは質問した。
「ねぇ〜。 ニホン、いいえ、この世界では大きな戦いがあったのかしら?」
「そうだ。 ほんの昔の出来事さ。 人間と、未来から来た火星人……あいや、別の世界の怪物と戦ったんだ。 俺達は沢山の犠牲を出して、そして勝った。 それが今あるこの国、世界なんだ」
ストーム1は成る可く分かる様に説明。
別の天体からの侵攻と言っても、特地の人々が宇宙の存在を知っているか分からないが故に。
古来より天体観測はしているにしても、地動説と天動説云々の段階まで進んでいない可能性もあるし、あっても浸透していないかも知れない。
そもそも地球と比較して良いものか。 神様や亜人、魔法がある世界だから、もしかしたら世界は平坦とか……いや、ないか……。
取り敢えずタイムマシンの話まで付け加えたら更に混乱するだろう事は分かる。
自身が敵共々タイムリープしていた事も言えば、神様であるロゥリィは益々ストーム1に興味津々、狙われてしまいそう。
無理矢理夜這いされて体液ごっくんからの"契約"されて、死後に魂をゲッチュされて眷属にされかねない。 既に狙われていそうだが。
それが功を奏したか、ロゥリィはふぅん、と納得。 大変だったのねぇと流された。
「ここの建物は、その時に使われた武器、プロフェッサーが作った物を展示しているという事で良いのかしらぁ?」
「そういうことだ。 全部ではないが」
建物を進んでいく面々。
通路の左右、壁際にはガンラックや、壁につけられた銃火器で溢れかえっている。
博物館というより武器庫に見える。 他の装備品、戦闘服や説明書き、案内表記が無かったら、益々その傾向が強かったであろう。
「EDFって、てっぽうだけじゃなく、私達の世界でも使われている武器も使うのね。 槍に剣にハンマーに……あっ、弓矢もある! 私にも使えるかな?」
テュカはフェンサーやウィングダイバーの中世的なデザインをした武器装備を見つけて共感を得ていた。
確かにそれらは特地の人にも馴染みがある武器に似ている。 けれど未来に生きるEDFの兵器が原始的な作りである筈がない。
伊丹は苦笑しつつ説明。
「フェンサーのブラストホールスピアは、目に見えない速さで瞬間的に伸縮、標的を貫通後、プラズマを放出、内側から破壊するヤバい兵器だ。 その大太刀は電刃刀。 振ると衝撃波を前に飛ばす。 ウィブロハンマーも似たものだ。 どれも生身じゃ使えないくらい重いから、パワードスケルトンっていう鎧を着て、力持ちになってから初めて使える代物だな」
「なんか凄いのね……弓矢もそうなの?」
「サンダーボウは矢じゃなくて雷を飛ばすんだ」
「雷を!? まるで魔法みたい……」
「ウィングダイバーのだから軽いけど、使うにはコアエネルギー、専用の装備が必要だ」
「むぅ残念。 お土産とか護身用に欲しかったな」
「いや売り物じゃないから、ここにあるの」
なんて事もありつつ前へ。
伊丹達レンジャーが使用する戦闘服やエアレイダーの戦闘服や装備品、フェンサーの鎧パワードスケルトン、ウィングダイバーの露出多めのえっちな服なんかも見ていく。
ずっと戦々恐々だったピニャとボーゼスは、ようやっと口を開いて関心を寄せた。
「伊丹殿とストーム殿が着ている鎧と、えあれいだぁの兜は機能美溢れるデザインだが、ぱわぁどスケルトンとやらは重厚で露出部分が皆無だな……これでは弓矢も剣も通じまい」
「ぴ、ピニャ殿下……ウィングだいばぁの服は本当に戦闘服なのでしょうか。 ドレスにしても露出が凄いです。 背中も大きく空いてますし、お尻を隠すように垂幕がかかり、股はピッタリとした布が張り付いていて、ボディライン丸出しです」
「う、うむ……空を飛ぶ魔法具のようだが、少しでも軽くする為の工夫だろう。 しかしこれは……斬新だ。 貴族のご婦人によっては真似したくなるデザインかも知れん」
地球の軍隊の格好にもドギマギしつつ、次なる場所はだだっ広い広場。
そこには多くの大型兵器、ビークル群が陳列されていた。
特地でも見た武装装甲車両グレイプに。
大小ヘリコプターの数々。
旧式戦車ブラッカーと後継のバリアス。
蜘蛛型地底タンク、デプスクロウラー。
軍用バイクフリージャー。
人型ロボットなコンバットフレームの数々。
歩く要塞にして陸戦の切札プロテウス。
そして……。
「な、なんだあの巨人は!?」
「アレは一体……!」
ピニャとボーゼスが見上げて叫ぶ。
目前には全高47mの巨大人型ロボット。
ギガンティック・アンローダー
バルガが鎮座していた!
下から照らされて威圧感マシマシ。
レレイは胸元のニホン語を読んだ!
「安全第一」と書いてある!
なんだというのだ!?
まるで意味が分からんぞ!
「未改修の、オリジナルのバルガだ。 これがあったから巨大で強靭な怪生物と戦えた」
見慣れたストーム1は淡々と言う。
続けて伊丹も続けた。
「あー、こんなのもあったなぁ。 ロボットは好きだけど、デザインが少しなぁ。 丸っこいし相撲ロボットって感じ。 でも近くで見ると迫力あるねぇ。 お台場とか横浜で見た別の等身大ロボを見た時の感動を思い出すわ」
「い、伊丹殿、これは?」
「凄く……大きいです」
「どういう用途?」
「この世界の崇拝対象かしらぁ?」
「動いたら潰されちゃいそう」
他面々も尋ね始める。
特地で見たコンバットフレームやプロテウスより遥かにデカい。 こんな生物が、いや、カラクリが本当に動くのか?
「移動式クレーン。 大規模な架橋工事を想定して開発されたんだ」
「工事用って、これがか!?」
「そう思うよな。 実際に安全面で問題が起きた。 天文学的な額を掛けて建造されたのに、ほぼ使われないままEDFに譲渡。 担当者の責任問題まで発展、鉄屑呼ばわりだ。 それで暫く倉庫に死蔵されていたんだが、戦争が始まると質量兵器として活躍。 世界各地のバルガが改修されて幾つものバリエーション機が生まれた。 これはベース機を再現したモックアップだが、オリジナルの装甲はE1合金と呼ばれる特殊なもので、些細な攻撃程度ではびくともしない」
「なんだか……凄いのはわかった」
伊丹はオタクとしての感性のまま語り聞かせる。
が、殆どはチンプンカンプンのピニャ殿下達。
様子を見て、ストーム1は軽く補足する。
「つまり殴れという事だ!」
「ますます分からんぞ!?」
やはりストーム1は何処かオカシイらしい。
戦争は人を変える。 駄目、絶対という事か。
伊丹は頬を掻きながら苦笑した。
「まぁ……もう戦いに使われないかもね。 カッパー砲で武装化されたアーマメントバルガはともかく、他の非武装機体は怪生物、コイツと同じ様な大きさの奴が現れない限りは」
「これと同じ大きさの生き物がいたのか?」
「うん。 宇宙、あいや世界は広いよなぁ」
「なんという……スケールの大きさか」
ピニャは立ち眩みを覚えた。
そんな怪物と戦い、勝利を収めた軍隊EDF。
それに帝国は戦争を仕掛けてしまった。
勝てる筈がない。 ゾルザル兄や主戦派の連中をここに連れて来て、今の説明を聞かせてやりたいわ。
「鎧をつけさせたジャイアントオーガを幾ら集めたところで鎧袖一触、ひと蹴りだろう」
「ピニャ殿下。 やはり講和交渉を進めませんと」
「分かっている。 取り敢えず今はニホンの、EDFの情報を持ち帰らねば。 特にあの、美男子同士跨ってアソコに急降下している薄い本は何としてもな……!」
「はい、この国の芸術は素晴らしい物です!」
そしてオカシイ奴は増えていく。
駄目だコイツら腐ってやがる。 遅すぎたんだ!
こうなると、伊丹も察する物がある。
池袋や元嫁の所に連れて行けば歓喜乱舞か。
「あー、会いに行かねぇと……」
携帯だし、メールを見やる。
案の定、元嫁からの救援要請が何通も来ている。
我、金無し飯なし。
ガス水道停止、電気とネットは死守。
また趣味のドールに金を突っ込み過ぎたか。
何はともあれ、行かねばならない。
メディアの追及や周囲からの目もある、助けるついでに今日は泊まらせて貰おう。
「そして翌日は遊ぶ! 食う寝る遊ぶ、その合間に人生が俺のモットーだからな、ふふふ」
「……ストーム殿と伊丹殿は英雄同士であったな。 どちらが"上で下"であるか」
「受け攻めの配置は大切ですからね」
腐腐腐───。
腐った空間。
ストーム1とレレイ、ロゥリィは謎の悪寒に襲われながらも、隊長に引率されていくのであった……。
後書き
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原作的にはピニャがBLを知るのは伊丹の元嫁、梨沙の家に行った時