お久しぶりです。他のSSしてました…
元々低クオリティの当作ではありますが、久々で雰囲気が崩れないか等、不安はあります
だいぶ前に漫画版ゲート(陸自本篇)が完結?しましたが、そのタイミングでも当作は進まず…
EDF6にしても、発売からだいぶ時間が経過しました…
積み小説を片付けようかなと重い腰を上げ、駆け足展開で駄作となろうとも、完結目指そうかなと思い立ち…
それもまた、途中で挫折するかもですが
冥府の王がいるベルナーゴ神殿へ
EDFの大部隊が帝都を包囲、降伏を促す中。
ストーム1達は目的地、ベルナーゴへと到着。
ベルナーゴ……そこは歴史ある旧き街。
冥府の王ハーディがいる神殿がある事で知られ、礼拝目当てに多くの人が訪れる。
結果的に観光地のようであり、戦時下の現在においても、どこ吹く風と活気ある地となっていた。
前回立ち寄った学都ロンデルと打って変わり、質素で低密度な建築物が並んでいて、その間を踏み固められた細い道が伸びている。
その限られた動線を、大勢の参拝客が所狭しと往来。 左右でベルナーゴ土産をと品を並べる店が居並んで、呼び込みの声が景気の良さを表していた。
日本でいう神社やお寺へのお参り、その敷地での催しやテキ屋と似るかも知れない。
特に人の思想……世の理を享受し、らしく死に、魂に安らぎを求めるのは、地球と共通した認識のようだった。
ましてや、本当に神様が実在し、あの世や魂が存在するとなれば尚の事。
それ故、常に祭りの雰囲気である同地。
が、本日……! 祭りでも血祭りの予感……!
「早速挨拶といこう」
言わずもがな、ストーム1達が嵐の中心。
左様な上等思想で来訪した訳でもなし。
目的は神様のハーディに会い『ゲート』について聞き出す事にあり。
その手段に対話が含まれていないのか、ストーム1は物騒な大筒を堂々と担ぎ闊歩しているときた。
それもEDFにおいて究極の無反動砲。
グラントMTZである。
その性能とストーム1の戦闘力が合わされば、帝国を1夜で滅ぼすであろう代物だ(彼ならばどんな武器でも滅ぼせそうだが)。
そんなエグいロケランを構えて神域に突入する彼は、控えめに言って顰蹙を買うレベルじゃない。
宗教施設や歴史ある建造物に、落書き等の粗相をする悪い奴とか、宗教観の違いによる争いは地球にもあるとはいえ。
ストーム1は歩く非常識と不祥事、特に理由の無い暴力装置のよう。
早速、神殿に向けて砲口を向け───。
「ナニシてんだ!? オレの立場も考えてくれよ頼むから!?」
気付き、慌て、彼の前に塞がるジゼル。
普段はだらしなく卑猥な格好の彼女でも、流石にこの状況には神官として、主上のいる神殿の手前、血相を変えている。
いくらストーム1が英雄であり自分より強かろうと、神殿を壊すなんて許されないし、不敬のレベルではない。
あと帝国vsEDFの終わりかけている戦争に憎しみの炎を注ぐ事になり、結果、戦死者が増えて導く魂が増え、主上の仕事が増えてしまう。
ジゼルも人外の再生力を持つ亜神とはいえ、ここで万が一があったら責任を問われて神殿に居られなくなってしまうし、人々の信仰にも影響が出るだろう。
そうなるくらいならと、例え相手が惚れた男であれ、敵う相手でないと知りながらも尚、全力で止めに入る。
同郷のプロフェッサーも援護してくれた。
「落ち着け相棒。 いくらジゼルの付き人といっても限度はある」
「すまない」
やっと武器を下すストーム1。
ほっと胸を撫で下ろすジゼル。
プロフェッサーは思う。
先の大戦で最低でも約半世紀以上、数多の戦場を経験した所為か、精神に支障があるように思えてならない。
プロフェッサーも同じ年数を経験しているから人の事を言えないようでいて、実際に戦場で戦っていたのはストーム1だ。
人類同士の戦争でも、帰還兵が精神に異常をきたして発狂したり、奇行や支離滅裂な言動をする話があるように、彼にもその節があるのかも知れなかった。
ここまで来た以上は進むしかないだろうが、様子を見て、場合によっては今後、前線を退いた方が良いかも知れない。
それを知らないジゼルは、神官として常識人として、イカれたストーム1を咎めた。
「本当勘弁してくれよな。 武装して神殿に突入するなんて、バチ当たりも良いトコだぜ。 それとも地球では当たり前なのかよ」
「地球でも異常だ」
「じゃあ、やるんじゃねえよ!?」
最もなツッコミを入れるジゼルだったが、ストーム1は常在戦場の面持ちであった。
「ここはハーディの本拠地だ、いつプラズマ兵器や未知の攻撃が飛んでくるか分からん。 だがまだアクティブになっていないなら、先手必勝、或いはCA90を設置して……」
「意味ワカンねぇ事言ってないでさ、対話! 話し合おうって気を起こせ!?」
「お前の主人だろ、応じる保証は無い」
「うっ……いやオレとは違うし!」
初会話を思い出し、一瞬言葉に詰まるジゼル。
あの時はストーム1を取るに足らない、調子に乗った人間だと見下し、聞く耳を持たずに殺しにかかったから。
ストーム1は他の、過去の経験も併せる。
「先の大戦でも、敵に対話を試みて殺害された人達がいた。 同じ轍は踏みたくない。
ましてや今回の相手は上位存在、下々の言葉に耳を貸すのか?
主上は一々聞き入れない、そう言ったのはジゼル、君だったな?」
「そうだけどさ……アンタがその態度じゃ、対話したくてもできなくね? それにな、相手は神様なの忘れてないよな? オレら亜神とは違って身体を持たないから、一方的に干渉されて、逆にこっちから何をしても無駄なんだぞ?」
「あぁ無敵の揚陸艇みたいなものか、了解」
「アンタ、やっぱ訳わかんネェわ……」
なんか勝手に納得してくれたところで、一向は立派な神殿へと入っていく。
槍を持った番人達……僧兵が訝しんでいたが、ジゼル猊下同伴という事で顔パス。
これといった抵抗もなく、ホイホイと神殿の最奥、地下の祭壇へと通されるのだった。
死者は土に還る……冥界は地面の下にあるとされ、その都合、信者は地下を神聖視し、暗く陽の入らないこの空間は聖地の扱いだ。
が、そんな陰鬱さを感じる神殿の空間においても、戦争体験者は臆する事なく、昔話に華を咲かせる始末。
「立派な地下だ、天井が高い。 地底探検を思い出す」
「そうだな。 或いは地下街だ」
「ネイカー……急に嫌な気分になってきた。 貫通力のあるX900を構えておくか……γ型ならストレスなく撃ちまくれるんだが」
狭く暗い地下では、爆発より連射と貫通力だと、AKのようなアサルトライフル、オーキッドX900を手に持つストーム1。
そんな様子にまたもツッコミを入れる猊下。
「あのさぁいい加減にしてくれよ!? 不敬罪で始末されても文句言えねぇぞ、マジで!?」
「そこは主の御心のままに、か」
「流石にな。 万が一、警備兵だけで手に負えないなら、そうなのだろう」
「出てこなかったら、嵐が起きるぞ」
「そうなるな。 思えば道中、似たような事は起きていた。 地下で起きても不思議ではない」
「他人事みたいに言うな!? オレの立場ってモンも少しは考えてくれ頼むから!」
長年生きてきたジゼルだが、ここまでイかれた人間の相手に疲れるのは始めてだ。
その癖、大切な存在に思えるから余計である。
「お前が始末されたら、悲しいじゃん……」
「ナニか言ったか?」
「な、何でもねぇよ! いいから祈れ、主上様が気に入れば顕現してくれると思うぜ!?」
促されるまま、祭壇の前に起立する。
尼僧がそれぞれの文化圏、己が出来る最上の礼節を示せと言うので、ストーム1とプロフェッサーは敬礼、ジゼルは跪く格好の最敬礼を行った。
すると祭壇の上で光が溢れ、美しい絶世の美女が浮かび上がって───。
「(ここまでようこそ、地球人類の───)」
刹那、声にもならない声が響いた。
それはたぶん、美女……ハーディではなく。
「『かの者』!? ならば!」
ストーム1と、彼が起動したEDF隊員募集用リクルーター装置……もといデコイの呼び込み音声である。
「逞しい体の男たち〜♪」
「EDF隊員募集中♪」
「"いつか"(5)は有効だったが、どうだ?」
地下故に、大きく木霊する募集音声。
……神様共々、白ける面々。
「…………………………………ナニしてんだよ」
ジゼル猊下の、力無きツッコミが霧散する。
ただ虚しい。 全ては虚しいだけだった……。
後書き
不敬過ぎる…非常識、イメ損は今更だけど…
久しぶりなのもあり、これまでの話との齟齬もあるかも…
EDFクロスなので、EDF要素をと…
クロスの相性の悪さ?や、作者に知識なく駄文、書き方が不安定である事、非常識具合や言動や行動、倫理観から合わない等もある中かとは思います…
長く放置してきた作品の1つでもあり…終わらせられるか分かりませんが、整合性もなく説得力もなく、駄作に終わろうと片付けないとなという気持ちがチラチラしたり
ストーム1の人物像は隊員それぞれかと思いますが、今回は勇者的な頼りになる存在というより、ゲームの経験と大戦後の緊張の緩みで、どこか変な人、魂が中途半端に戦場に置き去りにされているイメージ?
ゲートがアニメでやっていた頃と違い、国際情勢は変わり、国家間の緊張の高まり、戦争、不安感、新政権の樹立等に連なり、自衛隊への意識も変わったように思えます
TVでも積極的に広報といいますか、ニュースや番組で前向きに取り上げられている機会が増えたように感じます
当作では自衛隊ではなくEDFであり、現実感を無視した武器装備が多数…国際情勢もEDFの世界観に合わず…
それらの理由等もあり、作者の書き方に関係なく、このクロス、差し替え自体が合わないと感じる方もいました
GATE原作者様の別作品?を扱った時もありましたが、なんか違うかなと消してしまった事も…
当作ここまでも、展開ミスったなぁという後悔も多数…消したい衝動も…それでも楽しんで読んでくれる方がいれば幸いです