イタリカについてと、ストーム1が来た経緯
低評価も糧として……とはいえ、自らの文才の無さに押し潰されそうになりながら
原作通り過ぎないようにしつつ、クロス要素を忘れずに。でもどこまで書けるか
途中で力尽きるかもです。お目汚しが多くなると判断した場合、作品の削除も検討中
ストーム1今回の装備例
武器1.X900-オーキッド(小銃)
武器2.グラントMTX(ロケラン)
バックパック:TJOマウス(手榴弾)
イタリカ。
フォルマル伯爵家の領府となっている都市。
テッサリア街道とアッピア街道の交点に発展した交易都市である。
住居となる区画は、屋敷を中心に城塞で囲まれているが、後の大半は田畑と大規模な穀倉地帯となり、帝国の重要な食糧供給地ともなっていた。
先代の領主であるコルトは開明的な考えの持ち主で、種族間の摩擦は貧困にあるという考えの元、ヒト以外の者、亜人も積極的に雇い入れ、メイド等としているのも特徴とする。
……まぁ本人の趣味もあったようだが。
だが当主は急死。
現当主はミュイ伯爵令嬢、11歳。
まだ幼く、となれば補佐が実質の当主。
利権が絡むがままに後見人巡り発生。
他家に嫁いでいた長女と次女が争った。
が、帝国の異世界出兵に参加した両家の当主が戦死。
フォルマル家に構う余裕が無くなった両家は兵を引き揚げ、結果、不正が蔓延り、治安が悪化した。
統制を失った敗残兵は秩序なき死兵となり、欲望のまま戦いのままに盗賊団と成り下がり、略奪に陵辱にと走り始める。
その一団、600人以上はいるか───は、イタリカに侵攻。
当主らを殺し、街を乗っ取り様々を奪い、女を欲のままに快楽の捌け口にせんと狂喜の笑顔を貼り付けて武器を振るう。
危急の事態にイタリカは応戦した。
僅かに残る正規兵と使える物を掻き集め、農夫は棍棒で武装して民兵となり、女や老人であれど熱湯や石を浴びせて質や練度、数で圧倒してくる騎士崩れを城塞で防ぎ止める。
互いに浴びせ合う怒声。
飛び散る血飛沫。 雨霰の矢尻の応酬合戦。
これぞ戦争! これぞ戦い!
戦いの神に捧げる讃歌だ!
敗残兵は殺し殺され歓喜した!
アルヌスでの一方的な殺戮じゃないのだから!
神の軍勢を前に討ち死にせず恐怖で逃げ出し、冥府へ行きそびれた生ける亡者共は、ここぞとばかりに攻め立て、皮肉にも生の充足を得る。
最早、罪なき無垢な命を、その尊厳を穢す事に何の躊躇いもない。
戦いに酔い、確実に消耗していくイタリカの陥落を予感し、軍団は押しては引いての潮の満ち引きを繰り返し、後は呑み込むばかり。
それはイタリカ軍、素人の民兵も思った。
築かれる屍の山、血の海、腐敗臭。
確実にこちら側で動く人影は減っている。
死ぬのは時間の問題だ。
士気は最低、絶望に沈みかけたその時だ。
城塞の上、見張りの者共は見た。
朝日が昇り後光刺す中、歩いてくる人影を。
それは異界の鎧を纏いし英雄だった。
大きな杖を持ち、堂々とした男だった。
彼はストーム1と名乗った。
後にイタリカには不思議な話が残る。
危急の時に現れしかの者、杖を振るいて我らをお救いになる。
爆炎の竜巻を舞い上げ、視界を埋める生きる亡者達を黄泉の国へ旅立たせ、血肉を大地へ還らせた……と。
ストーム1がイタリカを訪れたのは偶然だ。
伊丹達、第3偵察隊がコダ村に炎龍の出没を知らせた後あたり。
切掛は、ある一家だった。
他の村人の準備を待たずに我先にと逃げ出した、若い父母と娘の3人がいた。
ドラゴンが来るかも知れないという危機に、一刻も早く逃げ出したい気持ちが勝ったのだろう。
だが護衛もなく孤立した存在は、盗賊の格好の的だった。
早速襲われ、そのまま父は殺され、荷車の家財は奪われ、若い母娘は親子丼にされてしまう……そんな絶体絶命の時。
ストーム1が、ヒーローがやってきた。
後は一瞬だった。
AKのようなアサルトライフル、X900オーキッドが火を吹けば、相手の抵抗も悲鳴の暇も無く、瞬く間に盗賊は肉塊に変貌。 後は自然に任せて土へと還らせるのみとなる。
突然の事に困惑する一家。
だが直ぐに気を持ち直し、会話を交わし、互いの素性や事情、情報を共有し合った。
一家はイタリカに向かう途中だった。
農耕関連の仕事があり、城塞もあり。 寛容な友を頼れば生きていけると考えていたのだ。
ストーム1は承知した。
そして護衛として共に行く事にし。
───今の"惨状"に至る。
モクモクと立ち昇る黒煙。
轟々と燃え盛る炎。 焼ける肉の臭い。
見慣れた戦場の光景がそこにあった。
一家は盗賊に襲われ戦場となっているイタリカに困惑。 戦いに巻き込まれるのは勘弁、だけどもう飲み水も無い中では余裕もアテも無い。 他の場所に避難しようか逡巡した。
だがストーム1は臆する事なく前進あるのみ。
城塞の上にいた見張りと堂々話し、中に入れてもらい、当主と話してとトントン拍子に事が進み。
気が付けば、盗賊を一方的に殺し始めていた。
彼を中心に嵐が起きているかの如き強さだった。
いつの間にか大きな杖を構えれば、その先で爆炎が発生、汚ねぇ花火が連続して上がり。
囲い込まれた時は、球体がドーナツ状に繋がった……ポ◯デリングみたいなナニかを上に放り投げれば、球体が四方八方に分離、それぞれ1個1個が爆発。 パフォーマンスショーのように爆炎が彼を囲い派手に照らした。
一方的な殺戮だった。
盗賊は手も足も出なかった。
放たれる弓矢は、矢避けの魔法が掛かっているかのように中々当たらず、剣は届く事なく空を切る。
一方で向こうの杖の攻撃は当たりに当たる。
なんの冗談か。
イタリカ軍も盗賊も最初は信じられなかった。
だが、現実として頭が捉え始めれば。
やがてイタリカは歓喜し。
盗賊は悪夢だ死神だと狼狽える。
こんな、こんなのは戦争ではない!
戦いな訳がない!
あって良い筈がない!!
「君達の選択の結果だろう」
死神は無感情に言った。
「君達の思う以上に、俺達EDFもまた、血塗れた歴史を辿ってきた。 一方的な戦力、技術、人智の外にある存在に抗った。 なぜ戦争が拮抗しているものだと決めつける? 君達のそうした驕りが、怠慢が、銀座でありアルヌスであり、そしてここイタリカだ。 愚鈍な諸君らは、また何処かで繰り返すであろう。 その歯止めが効かぬ時こそ、帝国の滅亡であり」
銃口が向く。 閃光が視界に広がり言葉が聞こえ。
「……俺達人類の愚かさだ」
最期の光景となった。
後書き
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いつも応援ありがとうございます
戦闘描写を変に避けるのも……
他の場面も難しい……