神の姉と神喰の妹   作:fruttiano

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ど~も、fruttianoです

初めましての方は、初めまして

私はなのはの方でも小説を書いているので興味のある方はご覧ください…

W主人公で書けるか不安ですが、よろしくお願いします。

それではどーぞ(*^^*)


Episode1

side fuu

 

少女がいた…

 

だいたい7歳くらいだろう…

 

服は赤…いや、おびただしい量の血に染まっていた…

 

人の血…かもしれない…

 

それは荒ぶる神…アラガミの血…かもしれない…

 

少女の周りにはオウガテイル、コクーンメイデン、ザイゴートのような小型アラガミからバジュラ、グポログポロ、クアドリガのような中、大型アラガミの死体かずらりと並んでいる。

 

…それだけではなかった…

 

そこには人間の死体もあった。その死体はフェンリルマークの服を着ている。アラガミと戦ってあえなく死んだ…のではない…

 

少女が殺したのだ…アラガミ、人を問わずに…

 

彼女は体中に付着した血を、舌を伸ばして舐める。一瞬彼女は笑った。しかし、すぐに無表情に戻る。そして、呟いた…

「…血…おいしい…だけど…殺し…足りない…満足出来ない」

少女の近くにオウガテイルが通りかかる。オウガテイルは新たな食事を見つけたかのように襲いかかる…しかし…

 

「ぐぎゃ?ぎゃぁぁぉぁぁぉ!!」

 

オウガテイルの腹部に大きな穴が開く。何が起きたのか…それを知っているのは少女1人だけ…少女は新たな返り血を浴びる。

 

「…赤…赤くなった…私…人にも…アラガミにも…相手にされない…」

 

少女は自問自答を始める…

 

…私は人ですか?…

 

…いいえ、人ではありません…

 

…では、アラガミですか?…

 

…そうかもしれない…いや…違う…私は…私は!!…

 

…じゃぁ…あなたは何者ですか?…

 

…私は…

 

…ふう…漢字で〈歩羽〉と書く…

 

…ただの名前だ…何もない名前…

 

…いや、違うね…両親が付けた名前だ…

 

…その両親はどうした?…

 

…死んだよ、アラガミに殺された、私も襲われた…

 

…なら…何故生きている?…

 

…そんなの…私が知りたい…

 

…今の世界はお前に冷たいと思わないか…

 

…思わないさ…

 

…何故だ?両親を奪われ、幼いお前に何が残っている?…もう何もないだろ?… 

 

…いや、ある…大切な人が…

 

…それは何だ?…

 

そこで少女は思考を止める。

 

「妹だ」

 

少女の呟きは乾いた風の音に流れていった。

私には2歳下の妹がいる。大好きだった。私に甘えてくる妹が愛おしく、この子の姉というのはなんて私は恵まれているのだろうとも思った。

 

 

…しかし…

 

 

妹はフェンリルマークをつけた男達に連れて行かれた。

私も連れて行こうと1人の男が私の手に触れた。

 

…その瞬間…

 

男の体は赤い液体と醜い肉片となり、その場に飛び散った。

その近くにいた男どもはその瞬間を見て、顔を恐怖の色に変える…

 

…まるで…アラガミを見たような顔をしている…

 

…私の姿は人のままだ…アラガミ化さえしていない…

 

…だからこそ…それは異形である…

 

…私は彼らから見たら人の姿をした化け物だろう…

 

彼らは謎の玉状の物を地面に叩きつけた。その瞬間、強い光によって私の視界は奪われる…

 

次に視界が聡明になった時には、彼らの姿も、妹の姿もなく、あったのは無数のアラガミと人の死体…

 

そして、私はアラガミを殺す。妹が私の元から消え去り、私の心は不安定になる。それを近くに通っていくアラガミを殺して、心の隙間を埋める。

 

殺して、殺して、殺して、殺して、殺して、殺して、殺して、殺して、殺して、殺して、そして、血まみれの私に残っていた感情は…

 

…満たない殺戮に飢える気持ちと妹を愛する気持ちだった…

 

 

 

 

…9年後…

 

 

 

「…真結…」

 

成長した彼女…神奈 歩羽〈かんな ふう〉は愛する妹の名を呼ぶ。

 

しかし、彼女の周りには9年前と変わらずにアラガミの死体が血で彼女を赤く彩るのだった…

 

 

 

side out…

 

 

 

 

 

side mayu

 

わたしのなまえは、まゆ。たしか、かんじっていうのでは〈真結〉って書くんだよっ、ておかあさんが、いってた。

 

だけど、おかあさん、たべられちゃった…

おとうさんも、たべられちゃった…

 

わたしは、なにがおきたのかわからなかった…

 

おかあさんとおとうさんをたべた、よくわからない…たしか、おねぇちゃんがアラガミって、いってたっけ…

 

そのアラガミがわたしをたべようとしたとき…

 

…おねぇちゃんのうしろにかくれたの…

 

…だけど、かくれたあとにきづいたの…

 

…おねぇちゃんをうしなったら…

 

…わたしはおねぇちゃんがだいすき… 

 

…だいすきなおねぇちゃんがいなくなるのはいやだ…

 

…イヤだ!!…

 

わたしはおねぇちゃんをまもるためにまえにでようとした…したよ…

 

…だけど、よくわからないけど、あしがガタガタふるえているの…

 

…そんなときにおねぇちゃんが、わらっていってくれたの…

 

「お姉ちゃんが真結を守るから」

 

アラガミをわたしたちにおそいかかる。わたしはこわくて、めをつむってしまったの…

 

…つぎに、めを、ひらいたのは…

 

おねぇちゃんのうでが、アラガミをつきぬけていたシーンだった。

 

そして、そのときのおねぇちゃんは…

 

…わらっていた…

 

…わたしはおねぇちゃんのことをすこしだけ、こわいとおもったの…

 

…だけど…

 

…それは、すぐに、おねぇちゃん、すごい、かっこいい…

 

…ってきもちにかわったの…

 

…わたしは、おねぇちゃんといっしょにいきるんだ…

 

と、おもったときに、おとこのひとに、うでをひかれた。

 

…おねぇちゃんは?…

 

…いっしょにいかないの?…

 

そのあとにすごく、まぶしい…ひかりをみたせいで、ぐあいがわるくなって、わたしは、きをうしなった。

 

 

 

 

…9年後…

 

 

「…歩羽お姉ちゃん…」

 

 

成長した彼女…神奈 真結〈かんな まゆ〉は最愛の姉の名前を言う。

 

フェンリルマークのついた…とある部隊の制服を着ながら…

 

 

 

side out…

 

 




さて、どうでしたか?

原作キャラはそのうちでます(ゝω・)

しかし、無印からやるか、2からやるか、悩みどころです(ガチ)

次、いつになるか分かりません…

誤字報告、または、感想も受け付けております。

こんな作者の作品ですが、それでも、次話を期待している方がいらっしゃると光栄です。

それでは次回、お会いしましょう…
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