神の姉と神喰の妹   作:fruttiano

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どーも、fruttianoです。

いかさんの“ボクらの最終定理”を聞きながら、お話を考えていたら、思いのほか、すぐに出来てしまったw

皆さんも聞いてみてください!!

すごくイイ曲です。

そして、今回はあの人が登場!!

それでは、

どーぞm(。≧Д≦。)m


Episode11

side mayu

 

翌日、ジュリウス隊長と共に任務から帰ってきた時に目に入ったのは、長身の男に殴り倒されたロミオさんだった。

 

「いってえぇなぁ!!」

 

「状況を説明してもらいたいな…」

 

「えっと......その、よくわかんなくて」

 

ジュリウス隊長が状況を見ていたナナに尋ねる。 ナナも困惑したように答える。ロミオさんを殴り倒した男は、帽子を深くかぶりなおした後、ジュリウスに向き直った。

 

「あんたが隊長か…俺はギルバート・マクレイン、ギルでいい…このガキがムカついたから殴った、それだけだ…」

 

そう言うと、彼は私達に背を向ける。

 

「…懲罰房でも除隊でも勝手にするといい…じゃあな…」

 

清々しいほどにギルバートさんはエントランスを去り、ジュリウス隊長は、ため息をついた。その後、ジュリウス隊長は私に視線を向ける。

 

「戦場に私情を持ち込まないよう、関係の修復に努めろ。お前が仲立ちをしろ」

 

「えっ…」

 

「それでは、頼む…これから、また、任務で忙しいんだ…」

 

「…ちょっ…私…やるとは…」

 

「頼んだぞ」

 

そして、ジュリウス隊長は任務に向かっていった。

 

「私の意志は…無視ですか」

 

今度は私がため息をついて、ロミオさんに視線を向ける。

 

「…で、ロミオさんは一体彼に何をしたんですか?」

 

「あいつが前に居たところとか、聞いてただけだよ!!!」

 

「ロミオ先輩、きっとしつこかったんだよ」

 

ナナがジト目で、ロミオさんを見る。

 

「そりゃそうかもしれないけどさぁ…一緒にやってくなら軽いほうがいいじゃん!?」

 

「気を使った優しい言葉は時として、他人からは鬱陶しいと思われることがあるんですよ」

 

「それは、お前の経験か?」

 

「いや、私、フェンリルに保護された後、独り身で暮らしていたので、友達いませんでしたから、呼んだことのある本からの受け入れです」

 

今言ったことは、事実だ。フェンリルに保護された後、私はお姉ちゃんが居ない寂しさのあまり、脱走した。その後、居住区で、使われていない小屋があったので、ゴッドイーターになるまで拝借させてもらった。その小屋に住んでいた人は読書家だったのか、様々な小説が置かれていた。

 

「…なんか…ごめん…お前、苦労人だったんだな…」

 

「私を可哀想な子みたいに見ないでください、それより、ロミオさんは大丈夫なんですか?…ギルバートさんと上手くやっていけるんですか?」

 

私がギルバートさんの事を話すと、ロミオさんが情けない声を出した。

 

「無理だよ、あんな暴力ゴリラとやっていくなんて~」

 

その発言を聞いて、私は不安になった。

 

(下手なことを言って、私まで殴られたらどうしよう)

 

私の中のギルバートさんの第一印象は最悪な状態からスタートするのだった。

 

 

 

ギルバートさんがいたのは庭園だった。東屋のようなところに座りながら、そばの水面を眺めていた。ギルバートさんも私に気づき、視線をこちらに向けた。その視線があまりに鋭すぎて、怖かったが、これも任務の一つと思い、ギルバートさんに近づく。

 

「ああ、お前か…俺の処分は決まったか?」

 

「えっ、何、言ってるんですか?」

 

「そのためにお前が来たんだろう?」

 

「違いますよ…」

 

私はギルバートさんの言葉を否定した。

 

「あなたへの罰はロミオさんとの関係修復です」

 

それを聞いた途端に、ギルバートさんは急に笑い始めた。その様子に私は驚いた。

 

「ハッ、そりゃあいい。あのジュリウスって隊長から頼まれたんだろ?案外お節介焼きだな…」

 

(あれ、この人、思っていたよりも怖い人じゃないな)

 

「そのお節介に状況を把握できていない私を巻き込まないで、もらいたいですよ」

 

私は軽く冗談を皮肉を言うと、ギルバートさんは口調を変えずに答えた。

 

「こりゃ、悪いことをしたな…入隊早々、つまらないものを見せてしまったことは詫びる」

 

ギルバートさんからは、さっきまでのロミオさんとの険悪な空気は消え去っていた。

 

「あの時は変な流れになっちまったから改めて言わせてくれ。俺はギルバート・マクレイン。グラスゴー支部からの転属だ」

 

「神奈 真結です…これから、よろしくお願いします…ギルバートさん」

 

「真結か…ギルバートさんはやめてくれ…言いにくいだろ…俺のことはギルでいい…年上だからと言っても、これから共に戦うのだから、呼びやすい方がいいだろう」

 

「わかりました…よろしく、ギル」

 

「ああ…それじゃあ、任務ではよろしくな…」

 

ギルバートさん改めギルは急に呼び捨てにされて恥ずかしくなったのか、帽子を深く被りながら庭園を去っていった。

 

「…思っていたより、怖い人じゃなくてよかった…」

 

そう呟きながら、私は気晴らしに、庭園を眺めるのだった。

 

 

 

 

…しかし…

 

 

 

 

 

それも、つかの間だった。

 

『緊急事態発生…ブラッドは今すぐ、ロビーに集まってください!!』

 

フライア艦内にフランさんの声が響きわたる。私はそれを聞いて庭園を後にした。

 

 

ロビーに行くと、ナナ、ロミオさん、ギルが集まっていた。

 

「ジュリウス隊長は?」

 

「今、任務中だって…」

 

私の質問にナナが答えると、フランさんがこちらに向かってきた。

 

「皆さん、事態を一刻を争います…只今、フライアの進行方向にウロヴォロスと思われるアラガミ反応を確認されました」

 

「えっ…」

 

「なんだと…」

 

フランさんが言った情報に私とギルは思わず絶句した。

 

「ウロヴォロス?…ロミオ先輩、知ってますか?」

 

「えっ…えーと…」

 

私は状況を理解していない二人の様子に呆れながら、ウロヴォロスについて説明した。

 

「ウロヴォロスと言うのは、 無数の触手と眼を持つ異形の超弩級アラガミです。平原の覇者と呼ばれ、山のように巨大な体を持ちます。身体を白く光らせた後、触手を地面に突き刺して付き上げたり、大口径のビームを放ったりと、とにかく規格外です」

 

「「へぇ~」」

 

二人が私の説明を聞いて、理解したようだ。その間にギルがフランさんに、これからの行動を聞いた。

 

「俺達は何をすればいいんだ…まさか理由なしに集められたなんてことはないよな?」

 

「これからブラッドの皆さんには、ウロヴォロスを誘導して、フライヤの進路上から移動させてください」

 

「それって、おとりって事ですか…」

 

「…すみませんがその通りです…」

 

フランさんは申し訳無さそうに謝った。

 

「謝る必要はありませんよ…フランさんはいつも通りに私達をオペレーターとして、導いてください」

 

「…ふふっ…分かりました…こちらは任せてください」

 

私がそう言って微笑むと、微笑しながらに持ち場に戻っていった。

 

「よし、私達は出撃の準備を…」

 

…しましょう、と私が言う前に、私の無線にジュリウス隊長から通信が入った。

 

「真結、聞こえるか?」

 

「はい、ジュリウス隊長、任務の方は?」

 

「今、終えてフライヤに向かっている…現状は理解している…俺が戻るまでお前がブラッドを指揮してくれ」

 

「…えっ…」

 

「日は浅いが、お前は知識が豊富で今のブラッドをまとめる指揮力があると俺は思う…頼めるか…」

 

私はナナ、ロミオさん、ギルを見る。三人とも不屈そうな顔はしておらず、頷くだけだった。

 

「分かりました…けど、できるだけ早く帰ってきてください」

 

「ああ、分かっている…では、切るぞ…」

 

そこでジュリウス隊長との通信は切れた。私達はアイテムを十分に揃えた後、神機を持ち、出撃ゲートに向かう。全員が揃っていることを確認して、私はフランさんに言う。

 

「出撃ゲート開けてください」

 

「分かりました…出撃ゲート解放…」

 

「それじゃぁ…」

 

「待ってください!!」

 

出撃ゲートは開き、外に出ようとした時、待ったの言葉がかかった。振り向くと、そこにはユノが立っていた。

 

「ブラッドの皆さん、絶対に生きて帰ってきてください…ご武運を…」

 

ユノは祈りの意味を込めて、目を閉じながら両手を組む。

 

「うん、分かった…ブラッド…出ます!!」

 

そして、私の合図と同時に私達は出撃した。

 

side out…

 




どうでしたか。

ついにギルさん登場!!

そして、なぜ、ウロヴォロスぇぇぇ…

…強そう(小並感)… 

いや、フツーに強いですけどね(笑)~

次回どうなるか!?

それでは、次回お会いしましょう

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