片桐いくみ先生の描く、ゴッドイーター2の三巻、買いました。
表紙のギルがかっこいい(*´ー`*)
もちろん、本編ストーリーのギルもかっこいいです!
後、オリジナルエピソードもあってすごく面白かったです。
…
……
………
前回のあとがきで
作者大好きあのキャラ登場!!!
…と、書いたが、あれは嘘だ!!!
本当にスミマセン(´;ω;`)
予定を変更して…
今回はひさびさの歩羽サイドです!!!
それでは、どーぞ(*・ω・)/''' イテラー♪
side fuu
とある居住区。私はぶらぶらと普通に歩いていた。感応波さえ抑えれば、フェンリルのアラガミレーダーには反応しないので、私は特に変装などもせずにぶらついていた。
なぜ、居住区をぶらついているかというと、そろそろアラガミの血肉は飽き始めてきたからである。基本、アラガミの血肉さえ、喰えば大丈夫ではあるが、時折、野菜のシャキシャキとした感触が無性に恋しくなる時がある。
金目の物はたくさんあるので、何か食べ物と交換してもらうことは可能だろう。
そんな考えを持っていた私をたくさんの男共が四方八方を塞いだ。
「またか…」
「おいおい、こんな可愛いネーチャンがアラガミぃ?フェンリルは何考えているんだぁ?」
「さっさと、殺(ヤ)っちまおうぜ」
「ああ、そうだな、抵抗されたらめんどいからな…」
そう言って男共はナイフやカッター、なかにはチェーンソーを持った、イカツイ大男までいる。
「こういうのは、一番強そうな倒せば心折れてくれるものだよな」
私はチェーンソーを持った男を不意打ちして、気絶させる。その間に持っていたチェーンソーを奪う。
「刻まれたい奴からかかってこい!!」
我ながらよく意味の分からない台詞を言うが、この辺は昔のアニメやマンガの影響なのでもう治せないと思う。
「くそっ、安雄がやられた!!」
「よくも、安雄を!!」
(この人、安雄って言うのか…意外と平凡だな…)
気絶させた人を眺めながらに、そんな事を思っていた。
「俺達が夜なべして作った、対《血まみれの魔女(ブラッディ・ウィッチ)》用チェーンソー…YABAI・SUGOI・OSOROSHIIの三拍子の安雄をよくも奪ったな!!!」
「えっ、チェーンソーの名前が安雄なの!!というか、ただ頭文字取っただけじゃん…」
「うるさい!!安雄の仇だ!!全員でかかれ!!!」
男共は私に襲いかかってきた。人数は多くても所詮人間。さらに言えば、ゴッドイーターでもない奴らが群がった所で私に勝てるはずがない。三秒で全員を気絶させた後、人間テトリスを七秒で組み上げた。たった十秒の作業だった。
そして、男共が持っていた私の写真が載っている紙を拾う。
「…まったく、こんなものを居住区に配ったって意味ないのに…」
私はそこに書かれていた報奨金にかなり驚いた。私の首はフェンリルにとって、かなり高いらしい。
「三千万fcあったら、なんでも買えるんだろうな~」
ゴッドイーターの一番難易度の高い任務一つで、だいたい三万fcあたりである。
なぜ、そんな事を私が知っているのかと言うと、フェンリルの動きの情報収集のために優しそうな老人夫婦が快く貸してくれたインターネットで調べた時に、たまたま見つけたのだ。極東支部の防衛班の呟きであるため、確証はない。
それを信じて、単純計算で任務千回分の金額。命を張ってアラガミと戦っているゴッドイーター達の支援に使った方が有益な気がする。
私がそんな事を考えている時だった。
後ろから10代ちょうどの少女が抱きついてきた。
私は少し驚いた。
いや、この少女が私が男共に囲まれている時から見つめていたのは気づいていたが、まさか抱きついてくるとは思っていなかったからだ。
少女が私に向ける眼差しは敵対心丸出しであったが、たいした武器も何も持っていないから私は全然警戒も何もしないで優しい口調で少女に質問した。
「えっと、なんで私に抱きついてきたの?」
「だ、黙れ!!!お、おとなしく観念しなさい!!!」
少女の声はかなり震えていた。声だけではない。体も震えている。その震えが私にも伝わっている。
「観念って…君じゃぁ、」
「あ、あなたは、もう時期、死ぬもん!!!だ、だって!!!」
「…なるほどね…」
少女の腕の裾をまくる。すると、黒い紋様が姿を露わにした。
黒蛛病。
赤い雨、または黒蛛病患者との接触で感染する病だ。
いくつかの段階があり、感染初期は風邪に似た症状として表出するが、次第に身体機能の著しい低下や吐血などの症状へと悪化する。
この段階で衰弱死してしまう患者が大多数だが、病状が進行し最終段階を迎えると体の表面に黒い蜘蛛のような不気味な文様が浮かぶ。
まだ、有効な治療法が確立されておらず発症した場合の致死率は100%とされている難病である。
今、その黒蛛病にかかっている彼女が私に触れたという事、つまり、お前は直に黒蛛病を患うから観念しろ、という状況を少女は作り上げたのだ。
だが、残念ながら私は黒蛛病にはならない。
理由は分からないが、何度も赤い雨を浴びていても、黒蛛病の発祥症状がない。私なりの仮説では、人間卒業したからではないか、と思っている。
こんな私を人だと思ってくれるのは真結だけだ。真結だけが私の心の支えになってくれる。真結だけが…
(…あれ、なんか、私、ヤンデレ思考になってきたな…)
話がそれたので戻そう。つまり、私は黒蛛病にならない。だから、少女のやっていることは意味がない。
(…まぁ、騙されたフリでもするかな…)
「…へぇ、あなた、黒蛛病なんだ…ん?…」
私はさらに気づいてしまった。
(…この紋様、水性ペンで描いたものだ…)
黒蛛病の紋様は、よくできている。しかし、抱きついた時に摩擦で私の服にインクが付着したのだ。黒のコートを着ているからあまり目立たないが、いつも見慣れているコートであるがゆえに、私は異変にすぐに気がついた。
「な、なんですか…じゃなくて!!!な、にゃによ!!!」
(…完全に私のこと、ビビっている…)
少女は舌が上手く回らず、涙目で体の震えは止まらない。
「…いや、なんでもない…」
なんか、かわいそうなので気づかないフリをとっさにとる。
「か、観念した?」
「…観念しました…」
(…そんなにビビらなくていいのに…)
「よ、よかったぁ~じゃなくて!!!そ、それじゃあ!!!私と…あと、妹と一緒に、ここのフェンリル支部についてきなさい!!!」
(…なんとなく、予想通りの展開だけど…)
その少女の言葉に引っかかることがあった。
「妹?なんで?」
金目的ならば、私をフェンリルに売るだけでいい。なぜ、妹まで連れて行くのか私は理解できなかった。
「い、いいから!!!き、きて!!!」
そして、腕を引かれながら私は、少女についていった。
「…そういうことか…」
少女の妹はベッドに横になって寝ていた。年は5歳くらいだろう。体には黒い蜘蛛のような不気味な紋様。どうやら、水性ペンで病気を装ってはいない。この少女の妹は、本当に黒蛛病にかかっている。
「君はこの子を…助けたいんだね?」
「…」
少女は無言でコクリ、と頷いた。
「…分かったよ」
「えっ!?」
少女は私の行動に驚いていた。私はその少女の妹を世間的にいうお姫様抱っこで抱え込んだ。
「そ、そんなことしたら、あなたに黒蛛病が…あっ!?」
「黒蛛病が…何?」
「い、いや、な、何でもない!!!」
少女は急いで口に手を当て、私から視線を逸らした。あくまで、私は気づかないフリを徹底する。
「それじゃあ、行こうか」
「えっ、ああ、う、うん…」
私は少女の妹をお姫様抱っこしながら、少女と共に、この近くのフェンリル地方支部に向かった。
side out…
どうでしたか?
最近、真結ばかりだったので…
歩羽サイドで何か話を考えようと思ったのですが…
今回、どんな話にするか、悩みました…
次回も歩羽サイドで書くつもりです。
感想、誤字脱字の報告、お待ちしております。
それでは、次回お会いしましょう。