投稿速度ぉぉぉぉがぁぁぁぁ⋯ノロい
ほんと、すみません
それではどーぞ|д゚)
side mayu
「「はぁぁ⋯」」
「えっと⋯大丈夫?」
ナナとロミオさんが、ため息を出している姿を見かけた私は二人に声をかけた。
「また、シエルちゃんに怒られちゃった⋯」
そう言って、ナナは悲しそうにおでんパンを食べ始めた。
「シエルちゃんとはもっと仲良くなりたいんだけど⋯戦術とか難しいことはよくわからなくてさ⋯何から話したらいいかわからないんだ⋯」
「それ、わかるぜ⋯」
「ロミオさん?」
今度はロミオさんがナナの意見に同調するように語りだした。
「シエルに⋯少し肩の力を抜いたらいいんじゃない?⋯って言ったんだけど⋯」
「何言われたんですか?」
「そうですね、神機は慣性を利用して使うべきです⋯って言われた⋯そういうことじゃないんだけどなぁ⋯はぁ⋯」
そういって、ロミオさんはまた、ため息をついた。
「副隊長」
二人の様子を見ていた時に、背後からジュリウス隊長に声をかけられた。
「あれ、ジュリウス隊長、どうかしたんですか?」
「ああ、今、ちょっといいか?」
「大丈夫ですけど⋯」
「じゃぁ、庭園に来てくれないか?二人で話がしたい」
「分かりました⋯ナナ、ロミオさん、それじゃあ~」
私は、エレベーターに乗る前にナナとロミオさんに軽く手を振った。
「⋯はぁ⋯」
「それじゃあ、またね~」
ロミオさんは私達に気づかずにため息をつき、ナナはおでんパンを食べたおかげか、元気に手を振り返してくれた。
「ブラッドの戦闘効率が落ちてきているとフランから連絡があった」
「えっ⋯」
庭園に着くと、ジュリウス隊長は重々しく口を開いた。私は内心、ジュリウス隊長の様子からなんとなくいい話ではないと思っていたが、声を漏らしてしまった。
「えっと、フランさんには、なんて答えたんですか?」
「まぁ、そういう時期もある…と答えておいたよ」
(…この人が隊長でよかった…)
おそらくだが、戦闘効率が落ちた時期はきっと、私が副隊長に就任した日からであろう。これで、もし、私のせいなどと言われたら反論の余地がない。
「お前の好きなようにやれ…いいな…」
「…はい…」
「それじゃぁ、俺は行くぞ」
そう言って、ジュリウス隊長は、庭園を去って行った。
「私の好きなようにやれ⋯と言われてもなぁ⋯」
「あら、何かお困りかしら?」
「はい、ブラッドの戦闘効率が最近、よくなくて⋯って、レア博士!いつの間に!」
私の隣には、いつの間にか、レア博士が腰をかけていたのであった。
「ジュリウスと入れ違いで入ってきたのよ、そしたら遠目から見てもすごい落ち込みようだったから、声を軽くかけたつもりだったのだけど、逆に驚かせちゃったわね⋯ごめんなさいね」
「あっ、いえ⋯それにしても、レア博士が庭園に来るなんて⋯意外です⋯部屋にこもって研究に没頭してばかりだと⋯」
すると、レア博士は苦笑しながら言った。
「ふふっ、私は研究者である以前に人間よ⋯たまには息抜きがてらに花の一つは見たくなるわよ⋯そういえば、ねぇ、シエルの様子はどう?」
「⋯優秀な人材です」
「ええ、それはわかっているんだけど⋯うーん⋯」
レア博士は長い爪を唇にあてながら、難しい顔をしながら話し始めた。
「シエルはもともと裕福な軍閥の出自でね、両親が亡くなったのをきっかけにラケルに引き取られたの、マグノリア=コンパスでシエルはとても過酷で高度な軍事教育を施されていたようね⋯極限状態でのストレステストや少しのミスで懲罰房に入れられたりして⋯しばらくして彼女と会った時には命令を忠実に実行する猟犬のような⋯そんな女の子になっていたの⋯」
「シエルにそんな過去が⋯」
「ジュリウスのボディガードをずっと任されていたんだけど⋯守る守られるの関係だったせいか、二人は友達にはなれなかったみたいね」
レア博士はもの悲しそうな目で庭園の花を見ていた。
「⋯シエルのこと、よく気にかけているんですね」
「あら、あなたは気にならないの?フフッ、マグノリア=コンパスであの子と一番話していたのは私だから⋯」
「なんか、レア博士って面倒見のよいお姉さんって感じですね」
私がそう言ったら、レア博士は苦笑した。
「あら、心外ね、これでもれっきとした姉だからね、私」
「これは失礼しました」
「とりあえず、シエルのことなんだけど、人との距離の取り方がとても不器用な子だけど少しずつ変わろうとしているわ、良かったら仲良くしてあげてね」
「あっ、はい」
「それじゃ、私は部屋で研究の続きに戻るわ、あなたと話していい気分転換になったわ、またお話しましょうね」
レア博士は微笑しながら、庭園を去って行った。レア博士がいなくなってから、私は小一時間くらい、どうやったらシエルと仲良くなれるのかを考えたが、全然思いつかなかった。そろそろ部屋に帰ろうとした時、シエルから電話がかかってきた。
『副隊長、少し話したいことがあるのですが、お時間よろしいでしょうか?』
「いいけど、作戦に何か思い至らないことでもあった?」
『いえ、作戦とかではなく⋯えっと、その⋯とにかく庭園に来てください、そこで話します』
そこで、シエルからの電話は切れてしまった。
「来てくださいも何も、すでにいるんだけどな⋯」
私の独り言をあざ笑うかのように、庭園の花々は揺れていた。
side out⋯
どうでしたか?
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それでは次回お会いしましょう