神の姉と神喰の妹   作:fruttiano

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どーも、fruttianoです。

レイジバーストの発売日が近づいています。
しかし、2の時、PSP派の私は現在、PSvitaを持っていないので、早く用意しなければ(使命感)

それでは、本編どーぞ(^_^)


Episode3

side mayu

 

適合試験を終えて私はロビーに待機するよう言われていたが、どうすればよいか分からずに立ち尽くしているとオペレーターの人が話しかけていた。

 

「神奈 真結さん。適合試験お疲れ様でした」

 

「あっ、はい、どうも…」

 

私は反射的に返事をする。

 

「私はフラン=フランソワ=フランチェスカ・ド・ブルゴーニュと申します。気軽にフランと呼んでいただければ、結構です」

 

「わ、分かりました」

 

(すごい長い本名だな…まるで外国版寿限無(じゅげむ)だ…)

 

私はそんなことを考えていた。

フランさんは私のことを気にせずに話し続ける。

 

「このフライアでオペレーターを務めています。今日からよろしくお願いします」

 

フランさんは丁寧にお辞儀をした。

 

「ジュリウス隊長からあなたに庭園に来るようにとのことです。庭園はロビーの下の階にあるエレベーターから行けます。なにか質問があればオペレーターカウンターに来てください」

 

「ありがとうございます」

 

そして、フランさんは自分の持ち場に戻って行った。

 

私はラケル博士からもらったフライヤとブラッドについて書かれた資料を見直す。

 

ジュリウス・ヴィスコンティ

 

まだ、面識はなかったものの資料を読む限りでは私の所属されるブラッドの隊長…つまり上官に当たる人だ。

 

(とりあえず呼ばれているんだからさっさと行こう)

 

私は庭園に行くためにエレベーターに向かう。移動する際にモニターにはシプレと呼ばれるアイドルが写っていた。

 

(…どこかで見た顔だな…気のせいか…)

 

そんなことを思いながらエレベーターに乗った。

 

 

 

エレベーターから降りると私はあまりの風景の美しさに見とれていた。

 

「フライヤの中にこんな所があるなんて…」

 

庭園には色とりどりの花たちがきれいに咲いていた。素人目に見てもよく手入れされていることがわかる。私はエレベーターを降りて感嘆の声を上げてしまった。庭園の奥に植えられている木の下にはジュリウス隊長が木にもたれて座っていた。

話しかけようと歩いて行くが一向に気づく気配がない。結構な距離まで近づいくと、こちらに気がついたようだ。

 

「…ああ、適合試験、お疲れ様。何事もなく成功して良かった」

 

「あ、はい」

 

「まあ、そこに腰かけるといい」

 

私はジュリウス隊長の横に座った。

 

「ここはフライアのなかで、一番リラックスできるところなんだ。暇があるときはいつもここでボーッとしている」

 

「いい場所ですね」

 

「ああ、あまりに居心地が良くてときどき居眠りしてしまうこともある」

 

ジュリウス隊長は横にしていた体を起こす。

 

「自己紹介がまだだったな。俺はジュリウス・ヴィスコンティ。これからお前が配属されるブラッドの隊長を務めている」

 

「神奈 真結です。これからよろしくお願いします」

 

「ああ、こちらこそよろしく頼む」

 

ジュリウス隊長はそう言って微笑んだ。

 

「さて…少し休んだらフライアを見て回るといい。なにかわからないことがあったら聞いてくれ。職員に尋ねるのもいい。ではあとで会おう」

 

そして、ジュリウス隊長は庭園を去っていった。私はジュリウス隊長が去った後、ゆっくりと庭園を見回った。そして、私は思った。

 

「…このきれいな風景をお姉ちゃんにも見せてあげたいな…」

 

そして、私は自室に戻り、ラケル博士に言われたとおり、体力回復の意を込めて早めに夕食、お風呂を済ませて新しいベッドで眠りに落ちた。

 

 

 

side out…

 

 

 

side fuu

 

…夢…

 

…夢を見ていた…

 

…大好きな妹と手を繋ぎながら遊んでいる夢…

 

…場所はどこかの居住区の花畑。花のように笑う妹の笑顔が私の心を癒やした。

 

…そこまでいい夢だった…

 

…あんなに色とりどりに咲き乱れた花は急に枯れはじめ、アラガミ達が人を喰らう…まるで地獄絵図に変わる…

 

…妹の笑顔が消え、泣き始める…

 

…私はなだめようと妹の頭を撫でようとする…しかし…私の手は妹の体をすり抜ける…

 

…必死に妹の体を掴もうとする…しかし…届かない…

 

…真結…駄目だ…真結…真結は…私が守るんだ…だから…だから!!…

 

「私は!!」

 

そこで私は目が覚めた。息が荒くなっているのを感じる。最近こんな夢ばっかりだ。夢の最後はいつも真結と離れてしまう。こんなのを毎回見ると憂鬱になりそうだ…

 

…特にする事もないので、もう一度、寝ようとした時に…確か…スサノオ…とかいうアラガミが私の眠りを妨げるためにきたかのように尻尾の剣を私に突き刺そうとする。

 

…しかし…

 

「ぉぉぉぉ!!」

 

スサノオは絶叫する。自身の尻尾が切り落とされたからだ。

 

…いつ?どんな手段で?…

 

と、私に聞きたいような恨めしい顔で私を睨む。

私は、そんなのお構いなし…と思い、スサノオの両手の神機を引きちぎり、口をビリビリになるまで引き裂いた。そして、スサノオのコアが露出する。命の危機を感じたスサノウが必死に私に抗っていたが、私がコアを体から引きちぎると、ピクリとも動かなくなった。

 

「これ、必要ないんだけどなぁ…」

 

私はスサノオのコアを紙袋に入れる。私は血肉を喰らえば生きていけるのではっきりいってコアはいらない。

 

「…なんかこれ(コア)、何かに使えないかなぁ…こんなにいらないよ…」

 

私は紙袋数十個分のコアは見て呆れる。コアを摘出しないとアラガミは再生する。だから、仕方なくコアを抜き取っていたが…いつの間にか恐ろしい量になって正直手持ち無沙汰になっていた。その時、スサノオの神機が目に写る。その時、私は思いついたのだ。

 

「アラガミを殺すこと以外の“暇つぶし”になるか…」

 

私は“暇つぶし”に興じるため、その日スサノオの探しては殺してを繰り返した。後に人の間で「《血まみれの魔女(ブラッディ・ウィッチ)》大量スサノオ虐殺事件」と称されたがそんなことを私は知る由もなかった。

 

 

 

side out…

 

 




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