神の姉と神喰の妹   作:fruttiano

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どーも、fruttianoです。

連続投稿するほど、調子がよいです。
文才は全くありませんが(^0^;)

それでは、どーぞ(っ´ω`c)


Episode7

side mayu

 

フライヤに戻った時、フランさんが私達の元に駆けつけてきた。少し慌てた口調で私に聞いてきた。

 

「真結さん!ロミオさん!いったい、何があったんですか!?」

 

「まぁ、いろいろと…」

 

「俺もよく分からなくて…」

 

私とロミオさんが各々はっきりしない答えを返す。

 

「とりあえず医務室にジュリウス隊長とナナを連れていっていいですか?」

 

「いいですが…後でちゃんと説明してくださいね?」

 

そう言って、目線を気絶してロミオさんに背負わされているジュリウス隊長と私の背中を掴んで恐怖で震えているナナに移す。

 

「分かりました。ちゃんと説明します。行きましょう。ロミオさん」

 

「あ、ああ…」

 

そして、私達は医務室にジュリウス隊長とナナをベッドに寝かせる。ジュリウス隊長は気絶しているから寝かせるのは簡単だったが、ナナは一向に私の背中から離れようとしない。それほど、歩羽お姉ちゃんに恐怖心をいだいているようだった。

…しかし、それもおでんパン一つ、ナナに見せると…

 

「わーい!!おでんパンだ!!」

 

さっきまで震えていたナナはどこに行ったのか、がぶりとおでんパンをたいらげた後、勝手に眠くなって勝手にベッドに横になるのであった。

 

「単純な奴だな…」

 

ロミオさんがナナを見て呟く。

 

「そこが、ナナの良いところでもあると思います。多分…」

 

「多分かよ…」

 

私達が話している間に医務室にラケル博士が入ってきた。

 

「任務お疲れ様…真結、ロミオ…体に大事はないかしら?」

 

「いえ、私は…」

 

「俺も大丈夫です…」

 

「そうですか…」

 

車椅子をゆっくりと動かしながらラケル博士は私たちの目の前に移動する。

 

「真結さん、聞きたいことがあるのですがよろしいですか?」

 

「はい、何でしょうか?」

 

「あなたのお姉さん…神奈 歩羽さんについてです」

 

「お姉ちゃんについて?」

 

「はい、あなたが九年前に別れる以前から歩羽さんはアラガミでしたか?」

 

「…分かりません…」

 

「…アラガミ化の傾向無しで…人の意識を保ったアラガミ…という認識で話を進めます…彼女の目的や行動について何か分かることはありませんか?」

 

「いえ…どうしてそんなことを聞くのですか?」

 

「もしかしたら、彼女は世界に破滅と再生をもたらす存在…かもしれないからです」

 

「お姉ちゃんが…世界に破滅と再生をもたらす…えっと、どういうことですか?」

 

話が飲み込めず、質問する。

 

「“終末捕食”…と言う言葉を聞いたことはありますか」

 

「…“終末捕食”…アラガミ同士が捕食を続けることで、地球全体を飲み込むほどに成長した存在『ノヴァ』によって引き起こすとされる人類の終末理論。科学的な根拠はなく、単なる風説に過ぎないと言われている。とあるカルト団体がこの理論によって人々の不安を煽り、集団自殺を引き起こした事件で広く一般に知られるようになった単語…ですよね?」

 

「お前、よくそんなこと知っているなぁ~」

 

ロミオさんが感心しながら私に聞いてきた。

 

「まぁ、ノルンに書いてあったことを言っただけです…それで、それとお姉ちゃんとどんな関係があるのですか?」

 

(終末捕食なんてものはただの風説。そんなものをラケル博士が信じているのか?)

 

ラケル博士は私の考えを見抜いたのか、微笑みながら答えてくれた。

 

「私は、その理論は正しいと思っているわ…そして、その理論を下に考えた時に今、一番『ノヴァ』に近い存在はあなたのお姉さんだと、私は推測しています」

 

「…えっ…」

 

私は驚いて立ち上がる。

 

「根拠はありませんが…」

 

それを聞いて安心して肩を下ろして、イスに座る。

 

「ないなら、どうして…」

 

「理由は時間です。喰うか喰われるかの生存競争の中、あなたのお姉さんは九年間も生きながらえてきました。それは、アラガミを喰らい続けたということ…そして、今では接触禁忌種に指定され、フェンリル本部でもどのように対応をとればよいか、分からずじまい…逆にそれほどの存在が『ノヴァ』ではないと断言する方が説得力に欠けると私は思います」

 

ラケル博士の説明は大変素晴らしいくらいに分かりやすかった。それゆえに、私の口が重くなった。私はお姉ちゃんのことをアラガミとして、見ていなかった。そう…捉えたくはなかったからだ…

 

その間にロミオさんがラケル博士の話を要約する。

 

「…いまいち、内容についていけなかったが…要は博士は、真結の姉ちゃんが世界を壊す存在って考えているんだな?」

 

「…要約するとそうなりますね…」

 

「…で、博士はそれで話は終わりですか?」

 

「…いいえ…私はブラッドにある依頼を頼みに来ました…」

 

「依頼?」

 

ロミオさんが首を傾げる。

 

「フェンリル指定接触禁忌種…《血まみれの魔女(ブラッディ・ウィッチ)》の捕獲です」

 

「「えっ…」」

 

私とロミオさんは同時に声を漏らす。

 

「理由を聞いてもいいですか?」

 

私はラケル博士に訪ねる。

 

「私の興味本位…じゃ駄目かしら?」

 

「いえ、大丈夫です」

 

「おい、真結!!こういうのはジュリウスが決めるんじゃないか?」

 

ロミオさんが私に言うと、ラケル博士は微笑しながら言った。

 

「ジュリウスなら大丈夫です…私の言うことなら何でも聞いてくれます…何でも…ね…」

 

((恐っ!?))

 

それを聞いた私とロミオさんの背中に寒気が走る。

 

「な、なんで二回いったんですか!?」

 

ロミオさんが聞く。そんなこと、野暮だと思い、私は聞かなかった。案の定な答えが返ってくる。

 

「大切なことだから?…それではお願いしますね…」

 

そして、ラケル博士は医務室から退出した。その後にロミオさんは私にお姉ちゃんについて聞いてきた。

 

「なぁ、お前の姉ちゃんって結局何者なの?」

 

「分かりません…けど、お姉ちゃんと別れる前に、突然お姉ちゃんが何かに目覚めたように謎の力でアラガミから私を守ってくれました…」

 

「謎の力?」

 

「…はい…詳しいことは分かりませんがお姉ちゃんが触れたアラガミはまるで風船のように破裂しました…」

 

そして、ロミオさんはため息をつきながらに口を開く。

 

「…おいおい…どんな力を持つかよく知らない相手を俺達は追わないといけないのよ…」

 

その言葉を聞き、私は気づく。

 

(お姉ちゃんのことは、確かに好きだけど私はお姉ちゃんの事、何も知らない)

 

「…弱音は言ってられません…私はお姉ちゃんに会いたい…そして、知りたい…お姉ちゃんのこと…そして、一緒に暮らすんだ!!」

 

「なんか、途中から目的ズレてないか!?…願望が混じってるぞ!?…っていうか、よだれ垂れそうだぞ!?」

 

「はっ!?」

 

私はよだれを指摘され、近くの水道でうがいをする。その時にロミオさんが呟いた。

 

「…真面目そうに見えて、実は重度のシスコンだったとは…」

 

…私がうがいするのに夢中で全く聞いていなかったいうのは言うまでもない…

 

side out…

 

 

 

side fuu

 

…殺したい…

 

…殺したい…殺したい…

 

…殺したい…殺したい…殺したい!!…

 

…何を?…

 

…アラガミを?…

 

…そんなものは殺し飽きた…

 

…人を…

 

…殺したい…

 

…一瞬で殺すのはもったいない…

 

…じわじわと拷問のように縛り付けて…

 

…まずは指を一本ずつ引き千切る…

 

…激痛と恐怖に満ちた人の顔を上から見下ろしながら…

 

…足の指を千切るのもいいなぁ…

 

…その後は腕を…

 

…その後は太ももを…

 

…引き千切り、喰らう…

 

…メインは何と言っても臓器を取り出してグシャグシャに潰したい…

 

…デザートに脳みそをかき混ぜる…

 

……

 

「…なんで、こんな妄想でよだれを垂らしているんだ…私は…」

 

どんどん強くなっていく欲求に私は抗えなくなり始めている。

 

「…違うこと、考えよう…」

 

そして、頭に浮かぶのは真結が私に抱きついてきた時のこと。真結の暖かさに包まれてあの時は幸せそのものに包まれた気持ちになった。

 

(…もう一度抱きつきたい…もう一度ぎゅっとしたい…ぎゅっと…ぐへへ…)

 

心の中で妹との妄想を始めた私の口からまたよだれが垂れていることに私はしばらくしてから気づいたのであった。

 

side out…

 




どうでしたか?

…今回のお話は二人ともよだれを垂らして終わるという…

まさによだれ回!!!

なんてことは置いといて、ぼちぼちストーリーを進めようと思っているのですがなかなか進まないですね。

次回はあの人の登場です!

まぁ、だいたい分かる人が多いと思いますが…

それでは、また次回お会いしましょう
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