今回の作品での黒服は皆さんがご存知の黒服とは異なっています。
ご了承ください。
――待っていたぞ、小鳥遊ホシノ。
低く響いた声は、壁に積もった砂塵を微かに震わせた。
薄暗い室内。機械仕掛けの蛍光灯が、気まぐれに瞬く。
部屋に踏み入ったホシノを待っていたのは、黒いスーツを着込んだ異形の人型――黒服ではなく、借金を増やした元凶であるカイザー理事だった
「……あれ、今日は黒服じゃないんだ」
ホシノの声には、僅かな皮肉が混じっていた。
しかし、目の奥の色は動かない。
「今日は奴が不在なのでな。代わりに、私が担当してやっているのだ」
男――カイザー理事は、表情の端を不自然に引き上げた。
笑っているのか、作られた動作なのか、判断のつかない微笑だった。
蛍光灯の青白い光が、彼の頬の金属質の輪郭を照らし出す。
「ふっ、その様子だと……奴の出した契約について考えを変えたようだな」
理事の声は、まるで結果を知っている者のそれだった。
ホシノは小さく息を吐く。
「……分かっているのなら、さっさと契約書を出して」
「ハッハッハ……そう慌てずとも出してやるさ」
理事は肩を竦めて笑う。
その仕草には、血肉よりも機構のきしむ音が似合っていた。
デスクの引き出しを開けると、重たげなファイルを取り出し、厚紙の間から一枚の契約書を抜き出す。
差し出された紙は、白ではなく淡く黄ばんだ色をしており、過去に何度も使われたような疲労を帯びていた。
「こいつだ。決断を下したのなら、早めにサインするんだな」
机の上に置かれた紙の表面を、ホシノの視線が静かに滑る。
黒いインクの線が、彼女の未来を縛る縄のように並んでいた。
内容は、すでに聞かされていたものとほぼ同じ。
カイザーPMCの傭兵として身を預ける代わりに、アビドスが背負う莫大な借金の大半が肩代わりされる――。
ただ、彼女の視線が止まったのは、一行の文。
『生徒としての全権利の移譲』
その部分だけが、不自然に濃いインクで印字されていた。
「……この、生徒としての全権利の移譲、というのは」
ホシノの問いに、理事は愉快そうに笑みを深める。
「文字通り、貴様の全てを奴が頂く――という事だ」
短く、淡々と。
けれどその言葉は、冷たい刃のように空気を裂いた。
「小鳥遊ホシノの生徒としての基本的な代物は当然、肉体的なものから精神的なものまで、全て。あなたが保有している全権が奴に移譲される」
「つまり……奴隷って事?」
「やや古風な言い回しだが、恐らくそういうことだろう。なんだ? 怖気付いたのか?」
ホシノは、短く息を吸い、そして――笑った。
乾いた音が、静かな部屋に広がった。
「は――そんなわけないでしょ。これでアビドスが救われるんだから……私が望むものは、それ以上、何もないよ」
その笑みは、明るさを模した虚無だった。
心の奥底で、何かが音もなく崩れていく。
だが、崩壊の跡地には、ただ一点の“確信”だけが残っていた。
――これでいい。
ホシノは視線を契約書に戻す。
そこに記された数字は、あまりに現実離れしていた。
十億。
アビドスの借金総額の約九割が、この契約一枚で消える。
九億という数字を、自分の名前に結びつけた瞬間、笑いがこみ上げた。
この小さな身体に、いったいどんな価値があるというのか。
けれど構わない。
“高く買ってくれる”のなら、存分に買えばいい。
その代価で救われる者がいるなら、自分など――
ペンを取った。
白い紙の上で、震える手が止まる。
これから先、碌な未来などない。
自由は剥ぎ取られ、命令一つで動くだけの人形になる。
けれどそれでも、彼女の決断の先には確かに残るものがある。
――アビドスが。
――仲間たちが。
――そして、彼が。
ペン先が、紙面に触れた。
インクが滲む。
彼女の名が、静かに浮かび上がる。
その瞬間、世界は音を失った。
理事の無機質な瞳が、淡く光を放つ。
ホシノは顔を上げ、その視線を受け止めた。
鋼鉄の眼と、少女のオッドアイ。
氷と炎が交わる、一瞬の沈黙。
「これにサインすれば、アビドスの借金は――」
「ああ。綴られた金額分、奴が負担する。それは約束だ」
ホシノは頷く。
その動作はゆっくりと、けれど揺らぎがなかった。
誰も見ていない場所で、一人の少女が、世界を背負う紙に署名をした。
夜が終わり、朝が始まる直前――
その瞬間、アビドスの“最後の生徒会副長”は、名前だけをこの地に残して消えた。
「……はい、サインしたよ。」
ペンが離れる音がした。
それは、まるで何かが断ち切られたような、乾いた音だった。
カイザー理事は無言で契約書を手に取り、インクの跡を一瞥した。その瞳に宿るのは確認ではなく、確信。長きにわたる計画の最後の欠片が、いま完璧な形で嵌まったことを、彼は知っていた。
「ふふふっ、ふふふふふふふ…………! ついに、条件は全てクリアした。最後の生徒会がアビドスを退学……これで実質的に、アビドス高等学校は消えた!!」
高らかな笑いが、狭い部屋の天井にぶつかって跳ね返る。
それは勝利の雄叫びではなく、崩壊を愉しむ悪意そのものの音だった。
「部下ども、お前たちはそいつを抱えてアビドス砂漠に向かえ!」
「了解しました。」
重い靴音。冷たい金属の腕が、少女の身体を乱暴に掴む。
その瞬間、ホシノの胸の奥に、遅れて恐怖が追いついてきた。
「待って! どういうことなのさ!?」
声が震える。
理解したくない。考えたくない。
それでも、心は容赦なく答えを突きつけてくる。
――もし本当に、これでアビドスが消えるのなら。
それは、彼女の手で終わらせたということになる。
車の振動が、思考を刻むように続いていた。
金属の匂い、窓の外を流れる赤い砂。
その視界の向こうに、信じがたい光景が広がる。
カイザーPMCのオートマタが、アビドス自治区に向けて隊列を組んでいた。
銃口は校舎へ、砲台は街の中央へ。
あの街を。
笑って暮らした、あの校舎を。
彼らが――狙っている。
「な、なんで……? 何をしてるの!? どうして……どうしてアビドスを、街を攻撃するんだ!!!」
ホシノの悲鳴は、狭い車内に吸い込まれていく。
返ってきたのは、冷たい声。
「何もおかしいことなどない。全て契約通りだ。」
ホログラムの理事は淡々と告げた。
まるで、紙の上に記された文字を読み上げるように。
「借金は奴がきちんと返済するだろう。それは契約に基づく正当な行為だ。
……それはそうとして、貴様が退学してしまったことで――残念ながらアビドス高等学校には、生徒会の公的メンバーが残っていないだろう?」
その言葉の意味を、ホシノは理解できなかった。
いや、理解したくなかった。
「それでは学校は成り立たん。つまり、我々の手に落ちるのも時間の問題というわけだ。」
理事の口元に浮かんだのは、勝者の微笑。
ホシノは、はじめて息をすることを忘れた。
「……そうか。私が、最後の――」
かすれるような声。
唇が震え、目の奥に熱がこもる。
小鳥遊ホシノ。アビドス生徒会副会長。
その名が意味を持っていたのは、たったいままでだった。
「私の……せいで……」
涙は出なかった。
あまりにも重く、あまりにも遅い悔恨が、涙の出口を塞いでいた。
やがて車が止まり、無機質な手が彼女を引きずり出した。
暗闇の部屋。光はひとつもない。
腕も足も、目に見えない糸で縛られたように動かない。
息をするたびに、空気が痛い。
ドアが閉じられる音だけが響く。
光のない闇。
それは、まるで今のアビドスそのものだった。
「……そっか。私は……また、大人に騙されたんだ。」
掠れた独白が、闇の中に消えた。
希望は、嘲笑のように静かに死んでいく。
彼女の決断は、結局何も救わなかった。
ただ、アビドスという名の砂漠に、もう一つの絶望を刻んだだけだった。
一方その頃。
「カイザー理事、ターゲットの捕縛完了いたしました。」
「そうか。」
応答の直後、通信端末の向こうで、電子音が断続的に鳴り始める。
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ。
「どうしたんだ? 黒服。」
理事が眉をひそめる。
だが返ってきた声は、静かで、しかし底に怒りの棘を隠していた。
「どうした、ではありませんよ。なぜ勝手にこのような真似をなさったのですか?」
「フン、何を言うかと思えば……我々は小鳥遊ホシノを、貴様の実験室へ送った。それだけだが?」
「“それだけ”? 私は彼女自身の意志で、私の研究に参加していただきたかったんですよ。」
黒服の声には、人間らしい憤りが宿っていた。
冷徹な機械のように見えた彼の中に、わずかに残る“人の形”が滲み出ていた。
「貴方には何度も伝えたはずです。被験体といえど、彼女も我々の“救わねばならない対象”だと……」
「フン! 私と貴様は協力関係に過ぎん。理想的なコンディションを望んでいるのなら、個人でやればよかった話だ。」
理事は笑う。
まるで、黒服の理想を愚弄するように。
「初めの頃は、私に恐れを抱いていたはずのあなたが……どうしてそのような態度を取るようになったのですか?」
黒服の声は、低く沈む。
理事は答えない。ただ、口の端を吊り上げて呟いた。
「銀河を股にかけて活躍してきた“開拓者”ともやり合うと言ったりと、自身の戦力に随分自信があるように見えます。まさかあなた――」
「話は終わったか? 偽善なる医者よ。」
理事は通信を切る直前、冷たく吐き捨てた。
「これ以上は付き合ってられん。さて――行くとするか、アビドス高校へ!」
通信が途絶える。
部屋の灯が一瞬、明滅する。
その光の下、誰もいないはずの空間に、黒服の声がわずかに残響した。
ーーあなたとの協力関係はこれにて終わりにします。あなたは必ず『開拓』の名のもとに鉄槌を下されることでしょう。
ーーーーーーーーーーーーー
朝。
アビドスの空は、やけに静かだった。
でも、その静けさの裏で何かが崩れ落ちていくような、不穏な気配がずっと胸の奥に引っかかっていた。
部室に入ると、空気が張りつめていた。机の上には、一通の封筒。見覚えのある字。見た瞬間、俺の中で何かが鈍く跳ねた。
「……ホシノ、先輩の……?」
誰かが震えた声で呟いた。
その紙の上には、あの人らしい雑な筆跡で、それでも妙に丁寧な言葉が並んでいた。
――“みんな、ごめん”
それだけで、十分だった。理解した。いや、理解したくなかった。
セリカが最初に声を上げた。
「何なの!? あれだけ偉そうに話しておいて! 切羽詰まったら何でもしちゃうって、自分で分かってたくせにっ! こんなの、受け入れられるわけないじゃない!」
机を叩く音がやけに響いた。怒りとも、悲しみともつかない震えが混じっている。
シロコが小さく俯き、呟くように言った。
「……早く助けないと。私が行く。対策委員会に迷惑がかかるし、私一人で──」
「落ち着いてください、今はまず足並みをそろえないと……」
その声も、震えていた。
俺も何か言おうとしたけど、喉が詰まった。言葉が出ない。
――その時だった。
爆音。
鼓膜が破れそうなほどの衝撃が校舎を揺らした。窓ガラスが震え、埃が舞い上がる。
外を覗くと、遠くの空に赤黒い煙が立ち昇っていた。
「爆発……!?」
「近いです、場所は……っ!? ……そ、そんな、市内……!?」
アビドス市街地が、炎に包まれていた。
燃え上がる建物。逃げ惑う人々。空を切り裂くように飛ぶ弾丸の光。
PMCのオートマタたちが、まるで無人の玩具みたいに冷たく街を踏み荒らしていた。
胸が焼けるように痛かった。
ホシノのいないアビドスを、容赦なく壊していくあの光景が、どうしても現実だと思えなかった。
アヤネが慌ただしくモニターを操作し、市街地の映像を投影する。
スピーカーから流れる音は、絶叫と怒号、そして……命の音だった。
『ここアビドスの所有権利を持つ者はいなくなり、その権利は我々カイザーが貰い受けた。速やかにこの場から立ち去れ!』
「なんなのよアレ!どうして急にアビドスを攻撃してるわけ!?」
「お、応戦しないとです! 何はともあれ、アビドスが攻撃されているのを見過ごすわけには……!」
「考えてる時間が惜しい、すぐに行こう!」
シロコの声が鋭く響いた。
それで、皆の意志が少しだけ一つに戻った気がした。
ホシノがいなくても、あの人が何を守ろうとしたのか、皆分かっていた。
守るべきものを、ちゃんと見てきたから。
……それでも。
アヤネだけは、動かなかった。
俺たちが武器を取って駆け出そうとしたその瞬間、彼女は端末の前で固まっていた。
「アヤネ、何してるんだ? 行かないのか?」
彼女は小さく唇を震わせ、ぽつりと呟いた。
『対策委員会は、公式に許可を受けている委員会じゃない……』
「……えっ?」
『対策委員会が出来た時には、もうアビドスには生徒会が無かったから……』
沈黙。
風の音さえ、止まったようだった。
セリカも、ノノミも、シロコも、言葉を失っていた。
アヤネの声は震えて、それでもどこか冷静だった。
『……今ここで戦って、何かが変わるんでしょうか? 今も、すごい数の兵力がこちらに向かって来ています……。たとえ、戦って勝てたとしても……その後はどうすれば……?』
俺は黙っていた。
彼女の言うことは、正しい。
冷静で、理性的で、だからこそ、あまりにも痛い。
『学校が無くなったら、もう戦う意味がありません。学校をどうにか取り戻せたとしても、私たちにはまだ、大きな借金が残ったまま……』
俺がアヤネに、「立ち止まるな」と言葉をかけようとした、まさにその時だった。
ドアの向こうから、低く響く靴音が近づいてくる。
次の瞬間、乾いた音と共に扉が開いた。
「全く……大人しく聞いていれば、何を泣き言ばっかり言ってるのかしら?」
その声に、全員が一斉に振り向いた。
逆光の中、ドアに背中を預けて立つ一人の女。
その後ろには三つの影が並んでいた。
――陸八魔アル。
便利屋68の社長にして、アビドスでも一際癖の強い女。
だが今、その姿には一片の迷いもなかった。
堂々と、まっすぐに、彼女はそこに立っていた。
まるで“これが自分の戦場だ”と言わんばかりに。
「目には目を、歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道の如く魔境を行く……それが、この荒れ果てた土地を『存護』する道を歩んだ、あなたたち覆面水着団のモットーじゃなかったの?」
アヤネが息を呑む。
『……あ、あなたは!?』
アルは小さく笑った。だが、その笑みの奥にあるのは怒りと、そして……少しの悲しみだった。
――お前、そんな顔ができたんだな。
いつも白目剥いて驚いてばかりだと思ってたよ。
けれど今のアルは違う。
怒りの中に、確かな意志があった。
それは、あのハードボイルドを気取る彼女がようやく本物になった瞬間だった。
「何をすればいいのか分からない、どうすればいいのかも分からない。やる事なす事、全部失敗に終わる。ここを潜り抜けたところで、この先にも逆境と苦難しかない……」
彼女の声は静かだった。けれど、次の瞬間――
「だから何なのよっっ!!!!!!!」
轟音のような怒声が、部室の壁を震わせた。
皆が息を呑む。
「仲間が……友達が危機に瀕してるんでしょう!? それなのに、くだらないことばっかり考えて!! このまま全部何もかも奪われて! それで貴女たち、納得できるわけ!?
私が好きだった覆面水着団は、そんな情けない集団だったの!?」
その言葉は、刃のように鋭く、でも熱かった。
怒りと情熱が混じり合って、胸の奥を突き刺してくる。
――これがアルのカリスマか。
銃でも戦術でもなく、“士気”ってやつを一気に押し上げる力。
怒鳴るだけなのに、不思議と体の奥から熱が湧いてくる。
「ほら、開拓者。あなたも言いたいことがあるんでしょう! 言ってあげなさい!!」
急に振られて、俺は一瞬だけ息を呑んだ。
けど――もう迷いはなかった。
「アビドス自治区、確かにここの所有権はアビドス生徒会のもので……対策委員会のものじゃなかった」
俺の言葉に、皆が息を呑む。
それは否定でも責めでもなく、ただ事実を突きつける声。
「所有権がないところを奪うのに理由はいらない。搾取されるのも当然――」
静寂が訪れる。
視線が一斉に俺に集まる。
だが俺は、その沈黙の中で、次の言葉を続けた。
「――だけど、それは“終わり”じゃない。これは、新たな始まりでもある。
所有権がないってことは、まだ“誰のものでもない”ってことだ。
なら、俺たちが証明すればいい。アビドスは、俺たちが握っているんだって!」
自分でも驚くほど、声が出た。
胸の奥に、燃えるような熱があった。
あの日、ホシノが見せた“背中”。その炎が、今ここで受け継がれている気がした。
「アビドスの未来は決して『壊滅』じゃない。
過去も未来も共にするのは、“開拓”と“存護”。
開き、守り、繋ぐ。俺たちはその意志を継ぐ者だ!」
ムツキが口の端を上げた。
「クフフ〜芦毛ちゃん、良いこと言うじゃん」
アルが振り返る。
「メガネっ娘ちゃん。私に強気な態度をとっておいて、まさかこんな時には弱気になるとかないわよね〜?」
アヤネが、小さく息を吸った。
そして、涙を拭いながら顔を上げる。
「皆さん……すみません、私……弱くなってました。
ここは先輩たちが守ってきた思い出の場所。行きましょう――」
「今度は私たちが、守る番です!」
「アヤネちゃん!」ノノミが叫ぶ。
シロコは黙って頷き、セリカは拳を握りしめた。
「そうよ、やってやろうじゃない!」
その瞬間、空気が変わった。
部屋の温度が一気に上がったような気がした。
燃えていた――情熱の灯が。
彼女たちが受け継いできた『存護』の意志そのものが。
俺たちが外へ出ようとしたとき、カヨコがそっと俺の腕を掴んだ。
「開拓者、あなたは今から渡す紙に書かれてる場所に向かって欲しいの」
差し出された紙には、見慣れた文字があった。
黒服――あの名。
カヨコが真剣な眼差しで言う。
「私たちがここに来たのは黒服からの依頼で、この紙をあなたに渡すため。
でも安心して。アビドスを攻めてる奴らから守るのは、依頼じゃなくて……私たちの“意志”だから」
「……カヨコ」
ハルカが頷く。
「開拓者さん、行ってください。ここは私たちが抑えておきますから」
俺は息を整え、紙を握りしめた。
「頼んだぞ」
――次の瞬間、俺は駆け出していた。
燃え上がる街の向こうへ。
守るべきものを、この手で掴むために。
続く
今回の開拓の旅はひとまずここまで、次回をお楽しみに
Mr.ミミ作のコーナーの今後
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新キャラの方がいい
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ストーリーに関係するキャラがいい