異世界でモンスターになったのでなんとなく生きてみる 作:ふともも辺りに絡みつく触手
「どうしてわかったか教えてもらっていいかしら騎士様?」
そう私の体に角と羽を生やした分身が魔力を周りに魔力を放ちながら騎士達に問いかけてる
本体の私より弱体化してる以外はほぼ完ぺきに私を模倣出来てるのでバレないと思うけど……
ちなみに分身は私が操作してる
まだまだ出せるけど今は必要ないしね
「全然分かってなかったよ。だが襲撃地点に居る者を怪しく思うのは当たり前だろう?
魔法を使った形跡がないのにここのモンスター達を一人で難なく倒せている強さ
そしてさっきの
だからひっかけてやった」
「あら、そんな簡単なのにひっかかちゃったのね」
くすくすと私(の分身)が笑う
今までの会話で魔法の探査みたいなそんな技術か魔法かあるのが分かった
ただそれでは私が人外とは分からなかったから引っ掛けた。そして突然角と翼を生やした私に動じなかった
つまりは
そして
言われてみれば確かに山のモンスター達があそこまで集まって人間を襲うのは基本的に無い
何かしらこっちの世界ではそういうことが起こるのかとあんまり深く考えてなかったが間違いなくおかしい
人間と会えて大分浮かれていたんだな自分と改めて感じる
そしてそこにのこのこ出てきた私
間違いなく犯人ですやんこれ
分身とおしゃべりしてる間に徐々に分身を囲んでいくリーダーさんと騎士さん達
統率がとれていて確実に強いんだろうなと分かる
ちなみに私自身はもう既に包囲網を抜け出してる
というかリーダーさんの真後ろに居る
リーダーさんは未だに私の分身と会話しており全く気づく様子がない
「《影》が便利すぎる……」
《影》が対人でも有効なのを確認したところでこれからどうするかと考える
このまま逃げでも良いけど……情報がほしいのよねー
騎士さん達誰か一人人質にしてってのも考えたけどここの騎士さん達さっきの戦いの気迫を見るにが死なばもろとも!!くらいの精神力を持ってる可能性が高いのでそれはそれで困る
影の中に居る私は全然見つからないっぽいのでいくらでも動くことが可能
なら一番ここで殺されては困る人間に聞くとしよう
そして私は《影》に入ったまま豪華な馬車へと入りこんだ
「はじめまして、人間のお姫様。私の名前は黒葛原麗華。あなた達の名前は」
最大限友好的な笑みを浮かべる
笑顔とは本来喜びや幸福感の表現で使われるが時々攻撃的な意味で使われることもある
そしてこれは間違いなく攻撃的な笑顔であろう
「!!姫様!!」
「………初めまして、私はリリアーナ・ダンクブルク。このダンケブルク領一帯を治めている人間の娘です」
ある程度広く作られている馬車の中、そこに上質な服を着た間違いなく美少女と言えるくらいの可愛い顔をした金髪の少女とその少女を守るように立ち上がってる従者服を着た黒髪の女性が居た
馬車ににゅるっと侵入からの一番ここで一番偉いと思われる人とお話である