ヤバ女のデカ矢印   作:担々餅

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あけましておめでとうございます

本当にお久しぶりです、作者です

皆さんは、お正月ゆっくり過ごせましたか?

作者は元旦で5連勤目でした(›´ω`‹ )

今回はレゼです

それではどうぞ


爆弾系ヤバ女

 

 

 

やはり、ここは雰囲気が良い。

 

そう思いながら俺は昼時の時間に『二道』という名のカフェでご飯を食べようとしていた。

 

 

店長はチョビ髭の生えたおじさんである。優しそうな見た目をしており実際に話すと、とても聞き上手で良い人である。

 

店に入るとすぐ横にある机に座りメニューを見る。今日はカレーの気分であったためカレーを注文し机で待っていた。

 

 

そんな時、横に座ってくる女がいた。

少し紫がかった黒髪で前髪が長く、毛先が少し尖っている印象を待つこの女の名をレゼと言う。

 

 

この女との馴れ初めを話そう。

とある昼時、俺はご飯を食べれそうな所を探している時に見つけたのがこの『二道』というカフェなのだ。

 

 

いかにもな雰囲気を醸し出していたため目に止まった瞬間ここで食べようと思ったのだ。

 

 

やはりと言うべきかマスターは、いい雰囲気を醸し出しているチョビ髭のおじさんがしていた。

 

空いている席に座りメニュー表を見る。カレーと言う文字が目に入りそれを頼んでみた。

 

注文した後、料理を待っている間にレゼという女は来たのだ。

 

 

「ねぇねぇ、なんでこんなお店に入ろうと思ったの?」

 

 

マスターが顔をしかめた所を横目で見ると、目の前からニヤニヤした笑みを浮かべながら間を空けずに隣に座ってくるその女の質問に俺はこう答えた。

 

 

「一目見た時、雰囲気が良いと感じたからだ」

 

 

そう答えるとその女はこう答えた。

 

 

「雰囲気はいいけどねー、お客さんはモーニングの時にしか来ないんだよねー、だからさお昼の時間に来るのは珍しいなーって思ったの」

 

 

従業員でありながらこのような事を言っても良いのだろうかと思いながらマスターの顔を見るとやれやれ、とした顔でカレーを注いでいる。

 

この店には俺と従業員二人以外の姿は見えずその言葉の通りなのだと思った。

 

 

「レゼちゃん、その方にカレーを運んでもらってもいいかな」

 

 

そうマスターが言うとレゼは「はーい」と言いながらカレーを持ち、ニコニコしながら目の前の机の上に置いた。

 

 

「いただきます」

 

 

口に入れると程よい辛味がご飯と混ざり合い美味しいと感じた。

 

 

「おいしいな」

 

「えぇ〜、ほんとに?店長いるからってお世辞言わなくてもいいよ〜?」

 

またニヤニヤした顔をしながやこちらに話しかけてくる。

 

奥の方では、またもやマスターが顔をしかめた。

 

 

「いや、ほんとにおいしいぞ」

 

 

するとレゼはニコニコしながらこう言う。

本当に表情豊かである。

 

 

「お兄さん面白いね〜、今度から毎日お昼の時間に来てよ。私と一緒に沢山話そうよ〜」

 

 

そう言われたのが、俺が『二道』という名のカフェに毎日お昼ご飯を食べに行くきっかけになった。

 

 

もちろんレゼだけが理由だけでなくマスターや雰囲気が好きな事もあっただろう。

日常の中に1週間で、何日か『二道』にて昼食を食べる事が増えていったのだ。

 

 

しかしながら俺にも仕事というものがあり、二週間ほど『二道』に通ってご飯を食べるという事ができない日が続いた。

 

 

雨が降る日、仕事に余裕ができた為パトロール前に『二道』で久しぶりにご飯を食べようと思い足を運ぶ事にしてみた。

 

 

ドアを開けるとベルが鳴り店の中へと足を踏み入れる。

相変わらずの雰囲気の中で二つの視線が体に刺さっているのを感じる。

 

 

目を向けて見ると驚きの表情をするレゼとは違い、カウンターを挟んだ先にいるマスターはいつも通りの表情の中で食器を拭いていた。

 

 

座ってメニューを見ようとすると肩を掴まれて立ち止まる。

後ろを見ると『怒っています』という雰囲気を醸し出しながらジト目で見てくるのはレゼである。

 

 

「ねぇ、お兄さんなんで二週間もお店来なかったの!お兄さんになんかあったかと思ったじゃん!心配したんだからね!!」

 

 

そう言いながら両肩を掴み、揺らしてくるのはやめてほしい。

それにわざとなのか、力を入れているのか分からないが肩が痛い。本当に

 

 

「ごめんごめん、仕事の方で急用が入って遠出してたんだよね」

 

 

悪気はあったんだ。何にも言えずに二週間も来なかったからな。

だってしかたがないだろう、めんどくさかったのだ。

 

・・・・・・本当に俺には悪気があるのか?

 

 

「ほんとに心配したんだからね〜、とにかくお兄さんはいつも通りでよかったよ」

 

 

そんな事を考えていると、すこし気に入らないという表情を浮かべながら手を離してくれてなんとか拘束から逃れることができ、席に着くことができた。

 

 

いつものカレーとは違い、少しお高めのスパゲッティを頼むとマスターは目を合わせて頷いてくれた。

 

うむ、やはり雰囲気が良い。

 

 

すると、ズカズカと足音を立てながらゼロ距離で横に座ってくる者がいる。

そう、絶賛不機嫌オーラを出しながら近づいてくるレゼである。

 

 

足音からしてまだ怒っていると思わせながら自分の肩をこっちの肩にぶつけてくる。

 

すると唐突にこんな事を言い出したのだ。

 

 

「お兄さんさ、そんな職場やめちゃいなよ」

 

「やめてまたすぐに新しい職場なんか見つかると思うか?」

 

 

そう、こんなやばいブラック職場なんか辞めたいのだが、いかんせん給料がかなり良いのである。

 

それに今の職場を辞めても次の仕事を見つけるまでにどれくらいかかるのかわからないのである。

 

 

「大丈夫安心して、お兄さんが無職になっても2人でお店を開いて一緒に生きていこうね。私こう見えても貯金は沢山ある方なんだ♪」

 

 

なにも安心する事ができない。

なぜ2人で生きていく事になっているのかも分からない。

 

そしてなぜレゼみたいな、まだアルバイトをしているような年齢の子がそんなに貯金を持っているのだろうか。

 

怖い怖すぎる。これが社会の闇という奴なのか・・・

 

 

すると、珍しくマスターから食事が運ばれてくる。フォークでスパゲッティを巻きながら口に運ぶが味がしない。

 

なぜだろうか、横にはハイライトを無くした目でこっちを見てくるレゼがいるせいで食事に集中する事ができない。

 

 

マスターに助けを求めるために目を合わせようとしても目を逸らされる。

 

そしてチラリとこちらを見ると口パクで『本当に無理だから頑張って』などと言葉が返ってきた。

 

 

こちらも本当に無理なので是非助けて頂きたいところであるのがだな。

 

 

すると、レゼにフォークを奪われたと思うとパスタを巻き口に運んでくる。ここで拒否すれば嫌な予感がしたため大人しく従う事しかできない。

 

 

 

味がしないスパゲッティを食べ終えた後、レゼは頭を肩に乗せてくる。

 

 

「私さ、お兄さんといると楽しいだよね、たまにさ有り得ないような事を言ってもさ真面目に話を聞いてくれるからさ嬉しいんだよね」

 

 

たしかに有り得ないような話をされた事は何度もある。

 

それこそ世界が破滅するとか私はスパイだとか。

俺は子供が遊びで考えた事だろうと、話だけを聞き無視していたのだがな。

 

 

「なんで私と一緒に暮らさないの?お金だってあるし何でも好きな事させてあげられるよ?」

 

「それこそ有り得ないような話だろ、子供がそんなお金を持っているはずがないしそもそもな、レゼみたいな子供に養われたくないわ」

 

 

大の大人とあろうものが子供に養われるなど俺の沽券に関わるからな。

そこそこ良い給料もらっているから、こうやって外食しても問題ないしな。

 

 

「じゃあ20歳まで待って!それなら子供じゃないでしょ!」

 

「そんな事を人生の目標にするなよ、そもそも仕事上ずっとここにいられるかも分からないし」

 

 

おそらく高校生くらいの女の子からこんな事を言われて嬉しく無いはずがないのだが、いかんせん年齢が年齢なのだ。

 

こんな人間に執着せずに新しい人を見つけて欲しいとは思っている。

 

 

「わかった、本当に気が変わらなければ20歳まで待ってやる」

 

どうせ新しい人を見つけるだろうと思いこの決断に至るが

 

「お兄さん言質とったからね!絶対に忘れちゃダメだし、他の女に目移りしちゃだめだよ!」

 

ハイライトの失った目で見てくるのはやめて欲しい。

 

これ以上長居すると危険だと感じ、駆け足で会計をすませ雨が降る事も気にせずに少し早めに歩きながら帰路につく。

 

 

もうあんな重い出来事は起こらないで欲しいと心の中で思いながら・・・

 

 

 

 





今年からは頑張ってペースを上げたいですね

次回書くキャラはできればクァンシを書きたいです(欲望)

次回のキャラ

  • 支配
  • 爆弾
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