領域に閉じ込められても人は生きてる   作:水二式

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第十一話 農業

 じゃあ、スキル検証の始まりと言いたいが

 

「スキルの検証はめっちゃ楽しみにしてたんだけど、農業が最優先だよな」

 

 軽功とか使ってみたいけど、食料の生産が最優先だよな

 

「まずは、車庫に置いてる。種や苗木のところに行きますか」

 

 いや待て冷静に考えて、先にするのは庭の整備だよな。まずは、種を植えるためには土から

やらないといけないか。いやそれより先にするのはスキルの知識の勉強だな

 

「いくらスキルがあるからって、行き当たりばったりで農業はできないわ」

 

 俺は、庭で慣れ親しんだ瞑想を始める。

スキルに意識を向けると、周囲が真っ白になり10冊の本が浮いていた。

その中の一冊に触れると、農業についての知識が渦巻いている

 

「この中から、必要な知識を見つけるのか」

 

 しかし、本の中で感覚的に知識を見つけるって、おかしな状況だな。

まずは、土に関してからだ。そう考えると渦が変化した。渦の中から一部だけ光の塊が出てきた。

光に触れると、土に関する知識だとわかった

 

「意外とスキル知識って親切だな。試練に失敗したら抹消だと言ってる奴らが、作ってるとは

思えないな」

 

 気を使用した。農業用の土の作り方が何十パターンもあった。その中で、質がIランクにできる

土の作り方を学んでいく

 

「よし取り敢えず、これで試してみますか」

 

 俺は芝生の中心で、手をつきスキルから学んだことを実行する。

そうしたら芝が薄い琥珀色に光、芝が土と混じり作物を育てるための土に変わった

 

「なんだこれ、めっちゃきつい。これだけで、エネルギーの8割は持っていかれたぞ」

 

 まあ、なんにせよ。これで、農業をするための土台が出来た。

次は、植える作物だけど残ったエネルギーじゃあ、10個ぐらいしか育てれないな。

じゃあ、買ってきた物の中で一番保存がしやすそうなジャガイモを育てますか。

後は、気が一日でどれくらい回復か次第だな。種はいいとしても、苗木は早めに植えたいからな。

ジャガイモを植えて気を混ぜた水を撒けば終了と、まだ12時になってないな

 

「思いのほか、早く終わったというか。エネルギー切れで終了だな。

母さんの方でも見に行きますか」

 

 家に戻って水分補給してから、正面の庭に行くと母さんが外壁に何かを書き込んでいた。

それを終わるまで見ていた。終わったのか、こちらに振り返り

 

「あら、智也がこっちに来てるなら終わったの?」

 

「終わったというかエネルギー切れで、切り上げてきた。母さんは出来たの」

 

「まだよ。ここと同じのを四方に作らないと」

 

「エネルギーは足りそう?」

 

「ええ、大気中の魔素を使うみたいで陣を書くことにしか、エネルギーを使わないから大丈夫よ。

全部の設置が出来たらみんなの魔力を記録したら終わりよ。

とは言っても、いま作れるのはIランクの結界だから強度は低いけど」

 

「ないよりましでしょ。結界も認識阻害がメインで欲しいんだし、狙われると狙われにくいは、

安全度が違うよ。俺は、今日出来ることはもうないから、家でスキルの勉強をしてるよ」

 

「ええ、わかったわ。無理はしないのよ」

 

「わかった」

 

 そういうと、自分の部屋に戻りスキルについて学んでいく。

そうしていると、父さんも帰ってきて家での籠城するための物資が集まった。

何事もなく、一日が終わり月曜日になり学校に行くことになる。

正確には、しばらく休む宣言をしに行く

 

 

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