12月1日
学園長side
世界が変わってからの状況に頭を抱えていると、現状を打破できる情報が入ってきた。その情報によると小学生が第一大公園を農地に変えている、なんて信じられない情報でしたが、スキルなんて二次元の力がある現在なら可能性があると思い直接確かめに行ったら、本当に公園が農地に変わっていました
領域なんてものが出来てから、物資の確保に頭を悩ましていた現状を本当になんとかできると、この光景に私は未来を見ることが出来ました。なので情報に合った小学生を見つめて何としても白咲学園の一員にしなくてはなりません
それが出来なくても取引を可能にしなくては、今の学園には取引材料になるのは戦闘力ぐらいですが・・・。私の学園は世間ではお嬢様学校と呼ばれているのに、何故白咲学園の関係者は800人以上いるのに、戦う手段ばかり習得しているのでしょうか?せめて一人くらい、この光景を可能にしたスキルを取っていれば
いえ嘆いても仕方がありません。まずはこの光景を作った小学生を見つけて、話をしなくては何も始まりません。幸いなことにスキルの持ち主はすぐに見つけることが出来ました。それに加えて少年は条件がありましたが取引に応じてくれるそうです
白波少年の求めている対価の、陰の対価はいろいろと考えないといけませんが、嫌なら陰の者でも陽の対価いいと言う話なので対価は許容範囲内です。なら後は私が学園の関係者を説得することだけですね。私は急ぎ学園に戻り職員と一部の学生を集めて会議を始めました
農業をしていた少年の基本対価を聞きいた職員の意見は賛成と反対が丁度半分になって、話がまとまらず時間が過ぎるだけになってしまった。なんとか反対の学園関係者を納得させるか。悩んでいると娘の生徒会長、白咲理香が意外な解決策を提示した
「もう、そんなに難しく考えないで、直接話して決めればいいじゃん。ほら、カメラ越しにみんなで見て手を組むか、組まないか、決めればいいでしょ。前に使った投票システムがあればリアルタイムに投票できるじゃん。ここで、ああだこうだ言っても何も解決しないでしょ。それなら、みんなの投票で全部決めればいいじゃん。6割賛成なら手を組む、5割反対なら手を組まない。これで決まりね。これにて会議終了解散」
勝手に決めて会議を終わらせようとする。娘を止めようとするが、周囲の反応が悪くない様で会議は最終的に娘の提案に決まった。何とかして、賛成の方に流れを作らないと学園を維持できなくなるかもしれません。会議が終了して、すぐに娘達を呼び出し対策会議を行いましょう
白咲理香side
面倒くさい会議が終わってすぐに、風紀委員長で妹の理奈と一緒にお母様に呼び出された
「ま~あ、会議が終わったのに、また会議は勘弁してよ」
悪態を付いていると妹が
「まあまあ、そんなこと言わずに」
「だって~」
「母様も考えがあるんやからぐちぐち言ってないで、はよいくで」
「え~」
私と一緒に学園長室に向かってるのは、風紀委員長で双子の妹、白咲理奈(しらさきりな)高校二年生で、髪色は白色の髪型はボブで身長は154、胸はCよりのBカップ。なんで遺伝子が機能しないのか。なんで私はAなのか。醜い嫉妬をしながら嘆いている私は、生徒会長で双子の姉、白咲理香(しらさきりか)髪色は黒色の髪型はロングヘアーで、胸はAカップ悲しいかな成長しそうにない
こんなことで、白崎家の遺伝子が仕事しなくてもいいのに。そして、身長は159の美少女で妹が身長が154で髪色は黒だったのにステータス選択後に変わった美少女。そして似非関西弁をなんでか、気に入ったようで微妙な方言を毎日聞かされている私
「いま、何か言った」
「えっ、何も言ってないけど」
「ほんま?」
「ほんとほんと」
こっわ、なんでわかるの?怖いんだけどお母様と一緒で、なんでそんなに感がいいの。そんなことに、遺伝子が仕事しないでもいいでしょ。白咲家は貧乳なのが決まりなんでしょ。なんで理奈には胸があるの?二卵性だから?そんなことを考えていると、学園長室に着いた
コンコン コンコン
「お母様、入るよ~」
「は~、理奈いつも言ってるでしょ。ノックした後の返事を待ちなさいって」
「無駄やえ、理香が守るわけあらへん」
妹が厳しい、お姉ちゃん悲しいな
「理香、変な事考えてないで座りなさい」
「なんで、二人ともそんなに鋭いの?」
「あっ、やっぱりさっき」
「何の事かな~お姉ちゃんわからない」
「は~~」
妹の長い溜息が聞こえるけど、無視無視っと
「それでお母様、何の用事。会議は無事に終わったから、あれでいいじゃん」
「言い訳ありません。彼との取引ができないと、白咲学園が存続の危機になるんですよ」
「そんなことないよ。さすがに存続の危機は言いすぎじゃない」
「そんなことあります。いくら武力があれど食料がなくては人は生きてはいけません。備蓄も限りがあります。それに海に面した倉庫がモンスターに占拠されています。ただ占拠されているだけなら、どれほど良かったか。倉庫が破壊され、火の手も上がり、もう倉庫の中身は駄目になってしまい、陸にある倉庫だけでは1年持つかどうか。このままの状態では、いつ暴動になり物資の奪い合いが起こるかわかりません。ですから、なんとしてでも、食糧の生産能力がある彼をこちら側に引き入れないといけません。最悪は力ずくでも、彼を手に入れます」
うわっあ、本気の目だ。こうなったら、何言っても駄目だ。お母様は白咲学園のことに命をかけてるもんな。どうしよう。理奈の方に目を向けると、首を振って諦めた表情をしてる。でもなあ~、無理やりは違うと思うんだよな~
食糧のことを言われると何も言えなくなるんだけど。なんで、うちの生徒は生産系のスキルを取ってる人が少ないんだろう。取ってるのも農業じゃなく園芸だし、それもFやGランクで、効果も花を育てるのに特化していて農業は適してないときた。それ以前に生産スキルは大半が武器や防具・アクセサリーといった装備系のスキルで食糧系が誰も取ってないときた、何時からうちの学園は武闘派学園になったんだろう
「う~ん。まあ、生徒会役員の中で重要性を理解させて、賛成寄りになるように説得して見るけど。まあ、みんなも賛成してくれると思うからする必要性はないと思うけど、それと生徒会長として、生徒の思考誘導はしないからね」
「ええ、それで構いません。投票では、生徒会と風紀委員会の生徒と各部の部長と副部長は、全員の投票先がわかるので、賛成になるだけで効果があります」
「うちも、それでええで~」
そうして私達は学園長室を後にした
「ねえ~、どうしよこれ~。理奈いい案はない」
「いい案も何も、自分が言ったと通りにすればいいやん」
「でもな~。上手くいかなかったら、お母様やると思うんだよな~」
「まあ、それはこんな世の中になったんやから仕方がないやん」
「でも、身内から犯罪者を出すのわ。まずいよ~」
「う~ん、犯罪にならないかもよ。警察も機能しなくなってるし、問題を対処するのに手が足りんみたいやで~」
「なんで、そんなこと知ってるの」
「うちの風紀委員には、警察官のお偉いさんの娘さんがいるんやで~」
「はあ~、身内から犯罪者を出さないためにも、説得を頑張りますかね」
「まあ先に、一般生徒に連絡をしてからやな」
「それは提示版にお知らせを張ればいいでしょ。それに、私達がやらなくても教師がやるでしょ」
そうして、私は生徒会役員の説得に向かうので
「それより、理香は機材の用意をしないとな~。自分が言ったんやから、ちゃ~んと自分でやらんとな~、うちはやらんで」
「えっ待って、理奈も手伝って」
生徒会の説得より妹の説得が先よ。あの機材の用意は面倒くさいし、有線でやらないといけないから、その準備だけで重労働なんだから絶対に手伝ってもらう
「え~うちこれから、委員会の皆を説得しに行くから一人で頑張ってや」
「それは私も同じだから、ただでさえ機材が多いんだから武闘派は手伝ってよ」
「は~面倒くさいな。それじゃあ皆を連れて生徒会室に行くから、会議の結果は理香が皆に説明してな」
「それくらいはいいけど、細かい説明は理奈も手伝ってよ」
「そこは最後まで自分でやらないんかい」
「私が細かい説明が出来ると思ってるの?」
「自分で言って悲しくないん」
「それが私よ」
私は理奈に胸を張って宣言する
「は~~、もうそれでいいわ。ここで話していてもしゃ~ないし、はよいくで」
「流石、理奈。話が早くて助かる」
私達は生徒会と風紀委員会を集めて、今後の方針について話し合った。そして、これからの一週間で賛成派の人を増やすための活動を始めることになった