領域に閉じ込められても人は生きてる   作:水二式

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第九話 買い物

 休日の朝8時になった。俺は起きてまず、手に気を集めてみた

 

「ちゃんと光るんだな」

 

 壮大な夢じゃないのか。喜んでいいのか悲しめばいいのか。そんなことを考えながら、

リビングに行ったら母さんがいた。ちなみに母さんは26歳で髪色は茶色で髪型はセミロングだ。

ついでに、父さんは30歳で髪色は黒で髪型はベリーショートだ

 

「おはよう。もう朝ごはん出来てるから、早く食べなさい8時50分には家を出るわよ」

 

「わかった」

 

 俺は、手早く食事と洗顔を済ませ出かける準備をするのだった。

そうして俺たちは、農業関連を販売している店に着いた。そこで父さんが

 

「よし、ちゃんと営業しているな。じゃあ、土と肥料に植木鉢やプランターは俺が集めるから

種や苗木はそっちで集めてくれ。俺は、2往復したら他の買い物に行く」

 

「わかったわ、そっちはお願いね。智也行くわよ」

 

 そう言って、カゴとカートを取ってきた母さんは種や苗木のコーナーに向かっていった。

そしたら、小麦・米・大豆・ネギ・玉ねぎ・トマト・ジャガイモ・レタス・白菜・

てん菜(砂糖大根)・バナナ・ブドウ・ミカン・梨があった。他にもアロエ・鎮静効果がある花・ 

リラックス効果がある花やミツバチが好きな蜜の多い花といろいろあり、すべて確保した。

それに加えて、広葉樹という薪に適した木を数種類買うことにした

 

「ブドウとかはわかるけど、なんでバナナもあるんだよ」

 

「バナナなんて、日本で育てれるの?」

 

 目を閉じて、集中すると頭の中に10冊の表紙に何も書いてない本があった。

何故か、どれが何についての本か分かった。農業の本を開こうとするが、何故か本を開くことが

出来ない。それは他の本も同じだった。だが、本に触れて集中すると内容が感覚的に分かった

 

「スキルの知識によると出来る」

 

「スキルさまさまね。それよりどうしたの?随分と集中してるようだったけど」

 

 俺はスキル知識の見方を母さんに教える

 

「あら、本当ね。表紙に何も書いてないのに、何についてか理解できるし本を開けないのに

内容が何となくわかるわ」

 

 

 それから薬局に行って、風邪薬・解熱剤・アルコール消毒液・ガーゼ・包帯や生活必需品を

買い集めた

 

「これだけあれば、毎月怪我や風邪を引いても大丈夫ね」

 

「薬局だけで、3件も回ることになるなんて」

 

「あら、一つの場所でそんなに爆買いをしたら怒られるわよ」

 

「十分怒られる量を買ってると思うんだけど」

 

 母さんは笑って誤魔化し、車庫に荷物を置いて昼食を食べると

 

「は~、それで服は大量販売のところに行くの?」

 

「いいえ、安いとすぐに使い物にならなくなるから高いのにするわ」

 

 そういって、次の目的地に車で移動していると、公園で派手に魔法を使っている集団が見えた。

学生どころか大人まで混じっているな

 

「うわぁ~派手にやってんな。てか、休日なのに道路が空いているのってスキルを試している

人が多いからなのか。まあ、こっちは競争相手が少ないのはありがたいけど」

 

 スキルを試すより物資が優先だと思うんだけどな

 

「あの手の馬鹿を気にするより、ショッピングよショッピング」

 

「なんか、やけに機嫌がいいね」

 

「そりゃあ、そうでしょ。買い物が楽しくないなんて奇特な女は少数派よ。

それに智也はこんな機会じゃないと着飾らないでしょ」

 

「小二に、なにを求めているの。これからの世の中で目立ってどうするの?

俺はシンプルなデザインがいいから、派手な絵柄はいらないから」

 

「そんなこと言わないの。これが最後のショッピングになるかもしれないんだから

楽しまないと損よ」

 

 まあ母さんの言う通り、この後はモンスターや人間の脅威に晒される可能性が高いから、

家の守りを固めて引き籠るかもしれないし、母さんのショッピングにちゃんと付き合うか。

そんなこと思っていると、母さんがかごに入れた服っておかしくね

 

「母さんその服は父さんのサイズじゃないよ」

 

「大丈夫よ。これはあなたが大きくなった時のための服なんだから」

 

 そんなこと言っている。その服を着るのには最低でも8年はいると思うんだけど。

まあ、いいか。楽しく買い物ができているなら

 

「それはいいとしても、その派手な服は却下」

 

「えー」

 

「えーじゃない。もっとシンプルな服にして」

 

 それから、いくつかの店で夏服と冬服や防寒着などに、ジャージや寝具を購入すると16時に

なっていた。本当に長かった。買う物が決まってるのに、こんなに時間を使うとは

 

「まだ時間があるわね。荷物を降ろしたら、次に行きましょう」

 

「次は、何を買うの」

 

「技術書や便利なことを書いてある本や靴や鞄などを買ってから、100均に行って便利グッズを

買いましょう。それが終わると保存水や保存食品を21時まで買い集めましょう」

 

「了解」

 

 まだまだ終わりそうにないな。まあ、これも未来の生活を少しでも楽にするために頑張ります

かね。でも、元気過ぎない?9時からずっと買い物しているんだけど。

そうして時間たち22時になった。買い集めた物資を地下に運び終わったら、父さんが

 

「よし、後は避難用のバックを作ったら、今日はここまでにして明日からスキルの確認をして

いこう。智也はもう休んでいいぞ」

 

「じゃあ、風呂に入って寝るわ」

 

 やっと、長い一日が終わった

 

 

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