英語が、難しい。
能力のお陰で理解はできるが、書くことは勉強しないとできない。どうせなら書くこともできればよかったのに。
「英語で日記を書いたら、少しは話せるようになるかなぁ」
そもそも日記を書けるなら話せるのでは?じゃあ練習って言っても初学者には向かないじゃん。うぅ、いい案だと思ったのに。
というか、今日どれくらい勉強したんだろう。手元の懐中時計を開いてみる。阿求のくれた懐中時計。出先ですぐに時間を見られるのは便利なものだなぁと、日々感じる。家の中でも引っ張りだこだ。
「!?」
もう十一時!?三時間もこうしてたの!?我ながらすごい集中力だ。まだまだ出来そうだけど、寝坊するとお客さんが困るし、お母さんや阿求にも注意されてしまう。仕方ない。日課を終えたら寝よう。
そう思って日記を手に取る。が、今日はずっと鈴奈庵から出てない。何か書くことがあるかな。珍しい人とか…あっ
「そういえば今日聖さんが来たんだった」
用件は妖怪の伝承を聞きに来た、とかだったっけ。命蓮寺からここまで少し遠いのに、よく来れるなぁ。私も身体強化魔法とか覚えたらそれぐらいできるようになるかな。英語で苦戦しているようじゃ無理かな…。
他に何かあったっけ。何か大きなことがあったような。う~ん。覚えていないってことは大したことじゃないんだろう。多分。
「う~ん、もう少し何か書きたいんだけどなぁ。」
何となく窓から顔を少し出してみる。涼しい空気。
いろんな考えは思いつくが、日記に書けるようなことは思いつかない。
「これ以上書けそうにないなぁ…まあいっか」
ページの半分ぐらいしか埋まっていないノートをそっと閉じる。日記なんてこんなもんだよね。
さてそろそろ…
「お前さん ちょっと待ちなされ」
「へ?…マミゾウさん!?」
「鍵を締め忘れちゃならんぞい それと、この本を貸しておくれ」
「あ、はい!」
~っびっくりした!いつ入ってきたの!?音もなかったし…。こういうときにやっぱりマミゾウさんは大妖怪なんだなと感じる。今小傘ちゃんがいたらお腹膨れたんじゃないかな。
「ありがとうな それじゃ、ちゃんと戸を締めてから寝るんじゃぞ」
「はい。気を付けますね」
「よし。」
今確かに戸を締めた。これで大丈夫。それじゃあ寝ようかな…あっ。そうだ、今のこと日記に書けばいいんだ!これでもう少し書ける!
作者メッセージ
思い付きで始めましたが楽しいですね。AI使ってないけどAI使ってるんじゃないかぐらい筆が進んでいます。へへっ
今回は本居小鈴です。小鈴ちゃんカワイイヤッター!
読書好きのかわいらしいトラブルメーカーだと思ってます。抜けてる小鈴ちゃんとしっかり者の阿求さん。妖怪にも優しく接する小鈴ちゃんと妖怪とは馴れ合わない阿求さん。尊し…仰ぐか。仰ごうか。
そのうち阿求さんのも書こうと思っています。震えて待て!
注意:pixivと内容は同一です。