「美味い酒が呑みたいなあ」
それを色んな奴と酌み交わしたい。本当に唐突だが、本当にそう思う。
霊夢やマミゾウもいいが、そろそろ飽きてきた。天狗もあんまり面白い連中じゃない。それは昔からか?
まあ何にせよ、もうちょっと違うやつと呑んでみたい。呑んで腹割って話して…外で言う「飲みにケーション」とかいうやつだ。そんなことができるのはどこか?そんなところ一つしかない。
でも問題がある。向こうで呑むには、人に妖怪だとバレないように変装しなくちゃいけない。買い物ぐらいは今の幻想郷なら、変装なしでもギリギリ許されるかもしれないが。なんにせよ、そんなにコソコソして呑む酒が美味いわけがない。実際過去数回行っているが、物足りなかった。あんまり呑むと鬼だとバレるから呑めないし、妖怪だと言えないから腹を割って話せない。嘘ついてるみたいだ。それだけで最悪だ。
「かといって、私らと呑めー!ってな感じでもっかい異変起こしちゃぁ、霊夢すら呑んでくれなくなりそうだしなぁ」
まったく、困ったものだ。しかし、きっとどの妖怪も…下手すれば人間の側にも、鬼と呑みたいやつがいるかもしれない。いや、絶対いるさ。ここは幻想郷だぞ?いないわけないだろ!よし!こうなれば私が代表して動いてやろう。もし人間が拒んだならそれもそれでいい。人間の気概なんか今では珍しいんだから。
「よぉーし、一肌脱いでやるぞぉ~」
そうと決まれば計画しよう。無計画に物事は上手くいかない。年の功ってやつだ。とりあえず、今ある居酒屋も気に入ってるからつぶすわけにはいかないよなあ。かといって血判状なんかやったって聞き入れちゃくれんだろう。それで済むのなら苦労なんかしていない。となると新しい居酒屋を…作れば…そうだ!
まとめるとこうだ。
一、人をさらう
二、妖怪も白昼堂々呑める居酒屋を開くように
三、晴れて人妖問わず呑める居酒屋の完成!
素晴らしい計画だ!人間を襲わなくて済むし、霊夢も神社に来るのが減って清々するだろ。そんで売り上げが上がってるのを見ればいずれどの店でも妖怪が堂々と呑めるようになるはずだ。完璧だ!
「よぉしっ…あとは話を通して実行すればっ…!理想郷が楽園にぃっ…!」
◆
嬉々とする鬼の背後に、観察者がひとり。
「鬼は本当に酒が好きね…地底に潜ってじっとしていて欲しかったわ。まあ、大きな異変にはならないでしょうし、霊夢には経験を積んでもらいましょうか。とはいえ、油断は禁物ね。念のため、藍に伝えておくとしましょう。もうそろそろおやすみの時期ですしね。」
これは日記か…?と思われるかもしれませんが「日常を記録したもの」なので日記です(暴論)
今回は伊吹萃香ですね。お察しの通り、東方酔蝶華の前日譚です。
萃香と言えば、鬼のわりに人間臭いところですかね。人間に近いと思います。(個人の感想です)
見かけはかわいらしい少女…いや幼女ですね!萃香ちゃんカワイイヤッター! 正直パッとしないキャラだなぁと書く前は思っていましたが、書いてみると全くそんなことはなかったです。むしろ小鈴ちゃんのほうがキャラ表現難しかったぐらい。いやはや…神主さんはすごいですね、きっちり差別化しているんですから。
それにしても…萃香は寝がえり打てるのかな…?角脱着式萃香…?
追記) そういえば、白昼堂々~とか言ってますが、「いい感じに仕上がってきた」萃香が考えてることなのでちょっと「そりゃ無理だろ」みたいなのが入ってます。
妖怪が生身で歩けるわけないだろ。妖怪が白昼堂々呑めるわけないだろ。
まさに、酔っ払いの寝言ですね。次の日にはいくらかマシになってますよきっと。一流妖怪でも酒が入るとちょっとおかしくなるもんです。
注意:pixivと内容は同一です。