東方悪魔録   作:白と黒の人形

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名前って、意外とすぐ決まる

 ....面白くない。つまらない。もう壊れちまえ。

 

 「なんなんだよっ!」

 

 俺の叫び声が響く。目の前で起こったことが理解できない。いや、理解は出来ている。けど、信じたくない。

 いつも通りのはずだった。ほんの数秒前まで、いつも通りだった。そう、目の前に『奴』が現れるまでは.....

 

 ....壊れろよ。壊れろよ。壊れろ!

 

 「うるさい!!なんなんだよっ!」

 

 馬鹿みたいに大声をあげて森の中を走る。

 

 「がっぁぁぁ!」

 

 背中に大きな衝撃がはしり顔から地面に叩きつけられる。背中に湿った様なもの感覚の後に言葉に表せないような激痛がする。しかし、倒れていては『奴』に殺られてしまう。だから、立ち上がり、叫びながら走り続ける。

 

 「ああぁぁああああぁあぁあああ!助けてくれぇぇぇぇ!」

 

 その悲痛な叫びが届いたのか、前方から複数の銃声が聞こえる。それとともに声も聞こえる。

 

 「こちら救助部隊!ただ今討伐部隊の隊員一名を発見。援助する。」

 「やったぁぁ。た、助かった!」

 「だ、大丈夫ですか?他の隊員はどうしました?」

 「ハァ、ハァ、み、みんな死んじまった!隣見たら血まみれの隊長がいて....」

 「安心してください。私達が来ましたので。」

 

 男は助かったと思い込んでいた。だが、現実は甘くない。

 急に銃声が止んだ。

 

 「あぁ、何でだよぉ。何でいなくなるんだよー!」

 

 否ーいなくなったわけではない。男はまた一つ、理解したくない事を理解してしまった。自分の周りに転がっている肉塊が、元は何だったのかを.....

 

 「あぁ....、止めくれよぉ.......。」

 

 男の口から助けてを乞う言葉がもれる。だが、青白い体に見る者を恐怖させる顔、伸縮自在に伸びる手足。恐怖の対象意外の何でもない。

 『奴』はゆっくりと男に近ずく。が、男もただ黙って殺されるようなバカではない。そばにあった銃を拾い上げ『奴』に向けて、引き金を引く。いくら『奴』でも頭を撃たれれば軽傷ではすまないはず。そう男は確信した。だが運は、男の味方をしなかった。

 

 「(カチッ、カチッ)」

 

 そう、弾が尽きたのである。が、それに気付けずに引き金を引き続ける。

 

 「.....あぁぁ、うわぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 最後に残ったのは、ただの肉塊と変わり果てた死体達と怪しい笑みを浮かべた『奴』だった.......

 

 

 

 

   ○   ●   ○   ●   ○   ●   ○   ●   ○

 

 

 

 おはようこんにちわこんばんわ。俺は夜が好きだからこんばんわにするけど。とまぁ、雑談はこの辺にして.....

 

 『誰に言っておるのじゃ?』

 「気にするな。それでここどこ?背中のこれ何?ここ何の世界?」

 『まぁ、順をおって話すから待て。え~と......

 

 

 

 

      ~神説明中~

 

 

 

                         ....っと、言うことじゃ。』

 「え~と、簡単にまとめると....

 

  ・人間と悪魔のハーフになった。7:3だって言ってたけどどっちが7、どっちが3?

  ・能力が付きました。【七大罪を操る程度の能力】らしい。神が付けたのに使い方わからないとかほざいてる。意味ねーじゃねーか!

  ・東方の世界に転生した。ヒィヤホォォォォッー!霊夢ー、魔理沙ー、アァァリスーー!

 

 『あの、盛り上がっとる所悪いんじゃが......会えんぞ。』

 「......え?それってどういう......」

 『ここは幻想郷ができる前じゃよ。』

 「じゃあ幻想郷ができるまでどうしてろと?」

 『い、いちよう原作キャラもおるわけじゃし、がんばれ!』

 「お、おい!『プー、プー』切られた。」

 

 え、何これ、デジャブ?どうしよ?

 俺が悩んでいると、後ろから女の声が聞こえたので振り替えって見ると....

 

 「え、だ誰?」

 「人の名前を聞く前に自分がなのるのが礼儀よ。」

 

 そう彼女は言ってくる。名前かぁ。ねーな、名前。

 

 「ゴメン、名前ないんだわ。」

 「え?ないの?」

 「うん、ない。」

 「ならしょうがないわね、私は永琳、八意 永琳よ。それよりあなた、何者?人間だけど人間じゃないわね?」

 「へー、わかるの?」

 「あなたの体の中に変な力があるからよ。」

 

 そう言えば、神が言ってたな。人は霊力を持っていて、神は神力、妖怪は妖力、俺は人間と悪魔のハーフだから、霊力と悪魔だけが持つ黒力ってのを持ってる。多分、永琳が感じとったのは、黒力だろう。

 

 「変な体質してるからだと思うよ。」

 「へー、変な体質ねぇ。」

 「あっ、そう言えば聞きたいんだけど、この辺に泊まるところない?」

 「近くに都があるけど....あなた(を調べたいから)家来ない?」

 「えっ!いいのっ!?」

 「いいわよ、ちょっと実験dゲフンゲフン....手伝いをしてもらえれば。」

 「わ、わかった。(実験台って聞こえたけど、空耳だよね?)」

 「じゃあ、早速帰りましょう。え~と、.......」

 「名前ないんだったね。どうしよ?」

 

 名前無いと不便だもんね。

 すると、不意に永琳が口を開いた。

 

 「......桜...琳(おうりん)ってのはどう?」

 「いいね、採用。」

 

 案外あっさり決まってしまった。けど、いい名前だから許す。異論は認めない!

 

 「じゃあ、いきましょ。桜琳。」

 「ああ、永琳。」

 

 

  side out....

 

 

 

 

 

 

 

  永琳 side

 

 私こと八意 永琳は、都から少し離れた山の中にいる。理解は薬を作るための薬草が切れていたので取りに来ている。この辺は妖怪が出ないので安全だ。

 

 「さて、これだけ取ったら足りるでしょ♪」

 

 私は帰ろうとした、けどその瞬間、山の奥の方から得体の知れない力を感じとった。もしかして、これは.....、いや、でもそんな筈はない。けど、いちよう言ってみましょう。

 奥に進んで行くと、青年がいた。髪はツンツンしてて薄いピンク色をしている。まるで、桜のようだ。表情は穏やかで、危なそうな雰囲気はない。けど、声をかけてみる。すると、

 

 「え、だ誰?」

 「人の名前を聞く前に自分がなのるのが礼儀よ。」

 

 意外と普通の反応だったわ。

 

 「ゴメン、名前ないんだわ。」

 「え?ないの?」

 「うん、ない。」

 「ならしょうがないわね、私は永琳、八意 永琳よ。それよりあなた、何者?人間だけど人間じゃないわね?」

 

 いたって普通の子だけど、さっき感じとった力は、この子から感じる。彼は一体何者?

 

 「へー、わかるの?」

 「あなたの体の中に変な力があるからよ。」

 「変な体質してるからだと思うよ。」

 「変な体質ねぇ。」

 

 何か調べてみたいわね。

 

 「あっ、そう言えば聞きたいんだけど、この辺に泊まるところない?」

 

 これはチャンスだよね?

 

 「近くに都があるけど、......あなた、家来ない?」

 「えっ!いいのっ!?」

 「いいわよ、ちょっと実験dゲフンゲフン....手伝いをしてもらえれば。」

 

 あぶないあぶない、私としたことが。落ち着け、落ち着け、ビークールビークール。

 

 「わ、わかった。(実験台って聞こえたけど、空耳だよね?)」

 「じゃあ、早速帰りましょう。え~と、......」

 「名前ないんだったね。どうしよ?」

 

 やっぱり、名前が無いと呼びずらいわね。なら私が決めちゃお!うーむ、彼のイメージカラーはピンク色だから、

 

 ・ピンク色

   ↓

 ・さくら

   ↓

 ・桜+永琳

   ↓

 ・桜琳(おうりん)

 

 「.....桜...琳(おうりん)ってのはどう?」

 「いいね、採用。」

 

 決まっちゃた。でも、弟が出来たみたいでいいわね。フフっ。

 

 「じゃあ、いきましょ。桜琳。」

 「ああ、永琳。」

 

 フフっ。なんだかいい気分ね。

 

 

 

  side out.....




はい、やっと能力とか出ましたね。まぁ、最初は使えないんですけど。
ネタバレしちゃうと、死にかけたら能力が使えるようになります。
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