タイトルからフラグが建ってますね。
桜琳「俺、死ぬの!!?」
作者「さあ?┐('~`;)┌」
目が覚めた俺は、ベッドの横にある机に置いてあるデジタル時計に目を向ける。時間はすでに昼を過ぎている。だが、ベッドから出る気がおきない。特にこれといった理由はないが、体が鉛のように重く、動く気もおきない。が、彼もとい桜琳は起きることになってしまう。
何故なら.....
「桜琳、起きてる?」
「.....寝てる。」
「そう、寝てるのならしょうがないわ........って起きてるじゃない!」
「あ、ばれた?」
「騙されかけたわよ!てか、起きてるのなら部屋から出なさいよ。」
「はーい。」
正直出たくないが永琳が言うのなら起きよう。そう思いながら体を起こそうとするが、思うように動かない。恐らくだがこれは永琳のせいだ。まぁ、悪気があってやった訳でわないが。
「桜琳~、早く~。」
「助けて、体が動かない。」
「....もしかして昨日の薬のせい?」
「....................多分な。」
「.......ごめんなさい。私桜琳のために、頑張って腕を治す薬を......作ろうと.......頑張った.....けど」
ドア越しに聞こえる声は、だんだんと小さく途切れ途切れになっていき聞こえなくなってしまう。かすかに声が聞こえるが言葉になっていない。声を押し殺し泣いているようにも聞こえる。
「...........俺のためにしてくれたことだ。永琳がそんな風に謝る必要はない。だから、永琳が頼むのならどんな薬だって飲むさ。」
「ほんとっ!!!?なら、次はこの、《永琳特製どんな生物でも瞬時に眠らせる睡眠薬》を飲んで!」
「......................え?」
突然、人が変わったかのように話し始める永琳。その言葉を理解した桜琳はこう思った。
「(は、はめられた!)」
「さあ桜琳。私の頼むのならどんな薬だって飲んでくれるのよね?」
「えっと、あの、その.....。」
そこから言葉が続かなくなり必死に言い訳を考え始める桜琳。だが、頭に浮かぶのは、前にもあったなこんなこと、としか浮かんでこない。
ある時は.....
「桜琳、この薬飲んで!」と上目遣いで頼んでくる永琳。少し赤くなりながら「いいけど。」と、言葉を返す桜琳。
「.....ゴクン。そう言えば、もう飲んじゃったけどなんの薬?」
「えっとね、その~、○○を○○させる薬。」
「っ!!?え、永琳のアホーーーーー///!!!」
またある時は.....
「桜琳、この薬飲んで!」
「えー。」
「だ、駄目?」
「駄目!」
「絶対に?」
「ダーメ!」
「ほんとに駄目?」と、涙目になりながら頼んでくる永琳。
「わかった。そこまで言うのなら飲もう。」
「やったー。」
「.....ゴクン。」
「.....どう?体に違和感はない?」
「いや、特には。」
「なら、失敗作かしら?また頼むわ、桜琳。今日はもう寝ましょう。」
「おう。(なんの薬だったんだ?)」
次の日の朝......
朝、目を覚ますと違和感が俺の体を襲った。胸の部分は膨れていて、硬かった腕や脚、腹の筋肉は柔肌に変わっている。そして、男ならば必ずある筈のあれが無くなっている。
「......って、女になってんじゃねーかー!!!」
「どうしたのっ、桜琳っ!」
「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!『朝起きたら体に違和感があって、見てみると女になってた。』な.....何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった......。頭がどうにかなりそうだ......。性転生だとか催眠術だとかそんなチャチャなもんじゃあ断じてねえ。」
「それ多分、昨日の薬のせいだわ。」
「..............うそ~ん(´Д`)」
「まぁ、似合ってるからしばらくそれでいいじゃない。」
「え、ちょ、もとに戻す薬作ってよ。」
「またあとでね~。」
またある時は.....
「桜琳~、男に戻る薬、出来たわよ。」
「やっとか。1ヶ月もこの姿だったんだぞ!」
「ごめんね~、作るのに時間がかかって~。」
「まぁ、いいや。薬貸して。(そうだ、この薬永琳に飲ませてやろう!)」
「はい、どうぞ。」
「フッフッフ。今までのお返しだ!永琳!」
「え、ちょ、まっ、ゴクン。」
強引に永琳の口に薬を入れ、飲ませる。が、そこで俺は気が付く。机の上に薬が無いことに。
「あれ、あのー.......もう1つ男に戻る薬、ありますよね?」
「ないわよ!あってもあんたにはゼッッタイ渡さないっ!!」
そこで俺は自分の失態に気付く。永琳に薬を飲ませたことに。
「ごめんなさい、すみません、申し訳御座いません!!だからもう一度男に戻る薬を作ってください。永琳様ーー!」
「嫌よ!あんたなんか、一生その姿で生きていきなさい!」
なんてことがあった。だからはっきり言って飲みたくない。が、いつもいつも、飲まされてしまう俺はもう、末期なのかもしれない。だが、あんなことを言ってしまった手前、飲まなければ.....
「わかった。飲m「嘘よ、飲まなくていいわ。だからあなたは体を休めて。」.....はい。」
「じゃあ私は、ロケットを作りに行ってくるわ。」
「行ってらっしゃい。」
「行ってきます。」
その言葉だけ交わし、永琳はドアの前から、去っていく。
「月、か~。」
月移住計画の正確な日時が決まり、また、妖怪の襲撃の時間もおおよそ決定された。俺はその人妖対戦に参加することになった。だから、永琳は俺に休んでくれ、といったのだろう。
みんなが月へ行くためにも、俺が頑張らなければ......
月移住まであと2日......