ヒロアカ世界のブルアカ転生者たちはハッピーエンドを目指す 作:ブルアカとヒロアカって響きが似てるよね
なんかおかしい気がとこがあったら言ってください
全部思いつきのネタなので多分すぐ消えます
今更な気がしますがネタバレ注意です
私の名は鬼怒川カスミ。温泉開発部部長として日々温泉開発に勤しんでいるゲヘナの生徒……ではない。
私は所詮その皮を被った誰かにすぎない転生者の鬼怒川霞だ。
そんな私は今何処にいるかというと……燃え盛る山の中である。
この体にもヘイローがあるから多少は頑丈とはいえ熱いものは熱い。
だがそんな思いをしてこの場所に来たのにもわけがある。
瀬古杜岳。この単語を見てその意味が分かるだろうか。まあもうこの際だしネタバレといくが、ここはヒロアカの荼毘……轟燈矢の死に場所である。ここで彼は死にその後なんやかんやあってヴィランとなるのだが、細かい事は置いておこう。今重要なのはここで彼を助けることができれば未来は変わるということだ。
公式から直々に地獄というお墨付きを頂いている轟家だが、ここで救済に成功すればその度合いが少しは減らせるのではという算段なのだよ。
なにせ私は彼のファンなのでね!ハーッハッハッハ!
……今のはカスミっぽかったかな?なんか胡散臭いところが。
まあ話を戻してそういう理由で今クソ熱い森の中を歩いているわけなのだが……全然燈矢が見つからないんだが!?早くしないと普通に死ぬぞ彼!?
わりかし多才なカスミの力を個性としてある程度扱える私でも蘇生というか専門的な手当はできない。そういう描写もないしな。
くそっ、悠長に歩いてないで走るか?だがしかし体力の消費がなぁ。
私がここまで悩んでいるのには理由がある。単純なことだ。今の私の身長……というか肉体年齢が低い。この前急に繋がった脳内掲示板で知ったのだが私たちの年齢はヒロアカ原作開始時にブルアカ原作の年齢(私の場合は高2)に合うようになっているらしいのだ。
つまり現在の年齢は9歳。小4である。おまけにカスミの肉体は運動が得意という描写もない。
何が言いたいのかというと今お前の目の前にいるのは精神年齢が多少高いだけの運動神経ゴミカス美少女だということだ。え?私の推しの顔は誰がなんと言おうと美少女だが?……さて、現実に目を向けようか。
結局走って探すことにした私はそこから1分程で燃え盛る彼を発見した。
そこにまずは背負ってきたボロタンクっぽいやつに入った水をダバー。これで本人の消火は完了である。染みるだろうが我慢してほしい。まあこの後火傷しつつも戦うキャラになるんだし大丈夫だろ。
「さて、大丈夫か君?まあ大丈夫でなくても逃げなければ死ぬがな!」
「え?ちょっ、誰?」
「誰でもいいじゃないか。そんなことより逃げるぞ!」
燈矢の手を引いて炎の中を突っ切る。まあ最悪私が熱いのに耐えながら無理矢理火を消せば道くらい作れる。脱出自体はスムーズだった。
「ほら、これを着たまえ」
「え、あ、ああ」
「そうしたらちょっとこちらに来てもらうぞ」
山から降りる際、服が燃え尽きて裸の彼に羽織っていた白衣を渡す。オーバーサイズだから多分大丈夫だろう。
そして家に連れて行く。ここらへんはまだ混乱している彼の隙を突いた卑劣なテクである。
「ええと……君、誰?」
「私か?私の名は鬼怒川霞だとも。よろしく頼むぞ、轟燈矢くん?」
あちらの顔が強張る。怪しい人物の本拠地にいるという状況を理解し始めたらしい。まあいい。ここからが本題、説得フェーズなのだから。
「……なんで俺の名前を?」
「そんなことは些細なことじゃないか。私は君の目的の助けになるために来たのだよ」
「……なんのこと」
「決まっているだろ?
「っ!」
「さあどうする?私の話を聞くかは君次第だ。このまま帰ってくれても構わないとも」
実質一択の問いを提示する。その答えは決まっているよな?
「……どうすりゃいいんだよ、俺は」
まあそうなるだろうな。その執念の強さは知っている。だがしかしどうする。ここからどうやって荼毘ルートを回避させるか。このまま家に帰すのもありではあるが、それだと結局執着心が肥大化して本編と似たルートに行きつくだけの可能性が高い。ぶっちゃけノープランの現状をどうやってひっくり返す?
「……そうだな、まずは身の上話でもしようか。私は君のファンってやつでね」
考えた末の策は本音で語らうこと。
「ファン?ただの一般人に?」
「私は少し事情が特殊でね。まあ君のことは知っているのだよ。今までの問答でわかっただろう?」
「…………」
「私は君の信念に、あるいは執念を好ましいと感じた。だから君を助け話を持ち掛けているんだ」
嘘偽りない事実を述べると同時に私の中の”
それは明確な悪事だろう。だが今の私は鬼怒川霞、キヴォトス基準でも悪党な彼女の生き写しである。
「だから……」
好きに暴れてもいいだろう。推しを最終的に幸せにできればいいのだし。ならば答えは1つ。
「私と共に来ないか?」
一緒に地獄に行こうではないか。
「ハーッハッハッハ!そろそろ退散といこうか!」
「おっけー部長!ほらみんな撤収だよー」
そこは先ほどまでビルが建っていた跡地。
温泉が噴き出るそこで作業をしていた部員たちは速やかに道具を片付け逃走の用意を進めている。
「待てヴィラン共!逃がしはせんぞ!」
そこに現れるはヒーロー様だ。全くご苦労なことだ。
「さて、仕事だぞトーヤ」
「わかってるよ。久しぶりの再会だしな」
私は彼に声をかける。立派なうちの用心棒さんに。
「ようエンデヴァー。相変わらず忙しそうだな?」
「……燈矢。まだそんなことをしているのか」
「失敗作の俺が何しようとあんたには関係ないだろ?」
「今日こそお前を誑かしたそいつらもろとも捕まってもらうぞ」
「そりゃ困るなぁ……もっと家族団らんを楽しもうぜ!」
「「赫灼熱拳!」」
ぶつかり合う赤と青の炎。それは戦いの産物にしてはあまりにも綺麗で荘厳な光景だった。
「さあ!今の内にとんずらだ!」
まあそんな光景を目くらましに我々は逃げ出していくんだがね。
「待て貴様ら!逃がしは……くっ!」
「おいおいひどいじゃないかよエンデヴァー。もっとオレを見ろよ!」
言い合う様子は場が場でなければ親子喧嘩にも聞こえる。
案外あれはあれで彼は幸せなのかもしれないな。
66:名無しの生徒
結局荼毘って今どうなってんだっけ
67:名無しの生徒
今もヴィランやってるぞ
温泉開発部と一緒に
68:名無しの生徒
ただでさえ転生者のせっかくだから悪いことしてみたい派閥の大半が所属してる組織にクソ強ボディーガードがいたらそら捕まらんよね
69:名無しの生徒
今ヴィランやってるやつらは先生から見逃されてるしな……
70:名無しの生徒
まあ生徒の選択を尊重した結果だし
71:名無しの生徒
なんなら原作より多いんじゃない?温泉のメンバー
72:名無しの生徒
なんで荼毘って温泉にいんの?
73:名無しの生徒
なんかカスミが口説き落としたらしい
74:名無しの生徒
……どゆこと?
75:名無しの生徒
俺らにもわからん
76:名無しの生徒
ただ言えんのはカスミの中の人が荼毘のファンだったらしいことだけだな
77:名無しの生徒
それはずるくない?
推しと一緒にいるってことでしょ?
78:名無しの生徒
なんなら推しに守ってもらえるとかいう夢小説みたいなシチュも体験できるぞ
79:名無しの生徒
俺ヒーローになってそいつらとっ捕まえよっかな……
80:名無しの生徒
やめとけやめとけ
普通にあそこ組織としても強いから生半可な力で行ってもやられるだけだぞ
81:名無しの生徒
この前ヒナが行ったけどギリ逃げられたって言ってたぞ
82:名無しの生徒
原作のパワーバランスどこいった
83:名無しの生徒
なんか現地にいたやついわくカスミがびびってたの見て荼毘が本気出したって
84:名無しの生徒
……え、なにあいつらそういう関係?
85:名無しの生徒
ただ単に仲間としての距離感じゃないの
86:名無しの生徒
その辺は本人たちに聞かんとわからん
87:名無しの生徒
私温泉の部員なんだけどこの前聞いたら(推しとそういう関係になるとか)恐れ多い……って慄いてたよ
88:名無しの生徒
でもその発想が出てくるってことはそういうことですよね
89:名無しの生徒
早く捕まんねえかなあいつら
90:名無しの生徒
それには推定最終決戦の状態に近い荼毘を相手する必要があるんですがそれは
91:名無しの生徒
うん、無理だな!
92:名無しの生徒
まだ轟入学してすらないんだぞ
93:名無しの生徒
ヒーローになったとしてワンチャン兄に恋人報告されるかもしれない轟くんに悲しい過去……
94:名無しの生徒
結婚報告かもしれんぞ
95:名無しの生徒
唐突な寝取られに脳が破壊されました
96:名無しの生徒
別にNTRじゃなくないか?
97:名無しの生徒
兄がヴィランになってるとかある意味脳破壊だろ
98:名無しの生徒
やっぱ悪いやつっすね温泉てのは
99:名無しの生徒
もう全部あいつのせいにすればいいんじゃないかな
100:温泉の悪魔
待て私とあいつはそういう関係ではないぞ!
温泉の悪魔
カスミの転生者
中身は至って普通の人
だが、やつは弾けた
原作開始前からヴィランとして名を馳せている「温泉開発部」のリーダー
ブルアカではカスミ、ヒロアカでは荼毘含むヴィラン連合メンバーが推し