寒暖差は激しいのです。
外の気温はとてもじゃないが寒い。
布団から出るのも億劫な時期である。
「ジョセ君の身体~温かい~」
そんな声が頭の隅で聞こえた気がした。
その瞬間、布団の中に冷気が入り込んできた気もした。
けれど、そんなのも忘れるくらいにすぐに暖かさを感じた。
薄っすらと目を開けるとそこには可愛らしく寝ているヒアンシーの姿があった。
「うわぁ…ってヒアンシーかよ…」
と大声をあげてしまったけど…彼女は目を開けるような雰囲気がない。
「…しっかりと寝てるねこれ…」
スヤーという文字が聞こえてくるくらいに気持ち良く寝ている彼女。
起こすという行為が罪悪感になりそうで何も出来ない。
「このまま寝かせておくか…」
「これでよし」
僕の代わりに作ったぬいぐるみをそのまま抱かせて、すっと布団から身を出し。ヒアンシーに布団をかける。
さっきまで温かい環境の中に居た為。この寒さは体に堪える。
「はぁ、温かい飲み物でも作るか」
冷たい手に息を吹きかけ、キッチンへと向かう。
最近、ヒアンシーにおすすめされた機械で温かい飲み物を作る。
これがとても便利で本当に助かっている。
「これにこうしてやれば…よし、出来た」
そこに僕なりのアレンジを加えば、とっても美味しい飲み物の完成である。
「後でヒアンシーが起きたら作ってあげないと…」
そう思いながらゆっくりと飲む。
外はまだ真っ暗の暗闇。日が昇るまではまだまだかかりそうだ。
*****
「おはようジョセ君…どこ行ってたの…?
「おはようヒアンシー…寒いから服は着ようね…」
「えっ…どうりで寒いと思ったんだ…」
と言いながらあくびをするヒアンシー。
記憶が正しければ僕と寝ていた時は服を着ていた筈なのだ。
いつの間に服を脱いだのだろう…
「話す暇があるんなら、服…着よう…」
「うん…それでジョセ君…」
「うん?」
「今日の私の下着、頑張ったんだけど…どう…かな?似合ってるかな?」
「うん、そのフリルとかかわいいよね」
「そっか…ジョセ君はフリルが好きだったんだね…今度からフリル付きの下着を買うね」
「そういう訳ではないんだけど…まぁ…いいか…」
呼び止めようとしたがヒアンシーはベットのあった部屋へと消えていく。
恐らく服を着にいったんだろう。
「ヒアンシーのために作ってあげるか…」
さっきまで飲んでいた飲み物を再び作り始める。
その最中にヒアンシーは戻ってきて
「寒いよ~ジョセ君抱きしめて~」
「今は忙しいからね…」
「む~そう言って逃げてるだけじゃん…」
と頬を膨らませて言うヒアンシー
正直言ってとてもかわいいのである。
「ほら、ヒアンシーの為に作ってあげたんだからとりあえずそれ飲んで」
「これいつも美味しいから嬉しい…ありがとう」
「お礼はいいからさっさと飲んで」
と言うとヒアンシーは一気飲みで飲み干す・
「おいおい…一気飲みは身体によくないぞ…」
「そんなの分かってるよ~美味しいから悪いの」
「えぇ…」
一気飲みを指摘したらなんか僕のせいにされた気がする。
「ジョセ君の飲み物のおかげで目が覚めて、身体もあったまってきたからさ」
「うん…」
「私と楽しい事しよ?」
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