もしもシャーレにヒモを養う適性の有る娘が応募してきたら 作:一ノ瀬 崇
朝九時を迎えたシャーレ執務室。
チャイムが流れるのと時を同じくして、入口の扉が開き元気よく少女が姿を見せた。
「おはようございます♪ 今日のシャーレ当番はアリスです!」
“おはよう、アリス”
「アリスちゃん、おはよー♡ 今日も可愛いね♡」
「フミもステキです♪ あ、フミ! 髪の毛お揃いにしてください!」
「良いよー♡ おいでおいでー♡」
「わぁーい♪」
“フミとアリスは仲良しだね”
膝の上をぽんぽん叩くと嬉しそうに駆け寄り、ゆっくりと体重をかけてくる。
差し出されたスカーフで髪の毛を結い、私と同じく左へと流すルーズサイドテールにして整える。
手鏡で見せると、くるりと身体を回して抱き着いてきた。
「えへへ、フミとお揃いです♪」
「うん、お揃いだね♡」
“まるで姉妹みたいだよ”
「フミはゲーム開発部のお姉ちゃんです!」
“あはは、モモイのお姉ちゃん力を超えちゃったかな”
「モモイは最近夕方に起きて朝に寝てます!」
「うぅん、生活の乱れ♡」
“徹夜でゲーム出来るのも学生の間だけだから⋯⋯”
「実感篭ってて切ない♡」
しみじみと呟く先生。
まず徹夜のゲームがしんどくなり、次に階段を全力で登る気力が無くなり、最終的に横断歩道で走る事が出来なくなるらしい。
衰え感じないで♡
「先生、アリスは今日何をしたら良いですか?」
“そうだね⋯⋯経理関係の書類に計算ミスが無いかチェックして、間違ってたらこっちの差し戻しボックスに、合っていたらこっちのシャーレのハンコを下の四角の中にぽんと押して緑色のボックスに入れてくれるかな”
「間違い探しはアリスの得意分野です! お任せください!」
「ファミレスのメニューの間違い探しもあっと言う間に解いてたもんねぇ♡」
“それじゃ、今日もお仕事頑張ろう”
さっさかお仕事を片付けていく。
帳簿に関わるもの、領収書や証明書の類は紙で処理されている為、他の書類よりも比率が大きくなっていた。
なので最近は電卓とセル計算が手放せない。
ユウカさんも確認に電卓とセル計算の両方を活用していたけど、これは確かに自分の計算が合ってるのか確認したくなる。
数字の羅列に囲まれながら作業をする事二時間ちょい。
アリスちゃんの頑張りも有って、シャーレのお仕事は午前中で無事終わった。
「お疲れ様♡」
「お疲れ様でした!」
“お疲れ様、今日の業務は終わりだね”
「午後からは一緒に何かするとして、お昼ご飯どうしよっか♡」
ぐぐっと背を伸ばして凝りをほぐしていると、アリスちゃんがはいはーいと手を挙げた。
“ふむ、アリス君”
「はい! アリスはフミの手料理が食べたいです♪」
“採用!”
「わぁい♪」
「決断が早い♡ 何作ろうかなー?」
「はい! アリスはオムライスが食べたいです!」
「オムライスかぁ、しっかりしたやつ? それともトロトロのやつ?」
「しっかり固めで、ハートマークが書いてあるやつが良いです! フミの萌え萌えキュンもください!」
“私もそれで!”
「はぁーい♡ それじゃちょっと待っててね♡」
給湯室で三角巾を付け、ささっとチキンライスを作っていく。
私の好みはチキンライスには塩気が効いてて上の玉子は甘い味付け、そこにケチャップの酸味で全体をグレードアップさせるやつ。
それぞれ単体でも美味しいけど、一緒に食べる事でより美味しくなるやつだ。
サラダは枝豆とキャベツと豆腐で、花かつおとオニオンドレッシングを掛けて、と。
スープはどうしようかな。
んー⋯⋯おっ、良いものあんじゃーん♡
ちょうど冷凍しておいたワンタンが有ったのでネギと合わせてワンタンスープにしちゃおう。
オムライスのオム部分をちょっと厚めに作って被せて、ケチャップでハートマークを描く。
食器は木のスプーンとフォークにしよう。
それじゃお盆に載せてと。
「おらーお昼ご飯のお通りじゃー♡」
「ずがたかーい♪」
“ひかえおろう! ひかえおろう!”
寸劇を挟みながら来客用のテーブルに並べていく。
アリスちゃんと先生の分を置いて、給湯室から私の分とデザートのチョコケーキを三つ追加で持ってくる。
「なんと! 今日はチョコケーキ付きです♡」
「やったぁ♪ フミ、結婚してください!」
「もう私もアリスちゃんも先生のお嫁さんでしょ♡」
「そうでした!」
“えっ、そうなの?”
「そうなんです!」
“そっかぁ”
「なにその一つも情報増えない会話♡」
“半分以上はオムライスに意識が行ってるかな”
「あ、フミ! 萌え萌えキュンやってください!」
「じゃあアリスちゃんと先生に⋯⋯美味しくなぁれ♡ 萌え萌え、きゅーん♡」
“ウッ”
「わぁっ♪」
お盆をテーブルに置いてから、アリスちゃんのリクエストにお応えして両手でハートマークを作りポーズを決める。
先生は撃沈、アリスちゃんは大喜びだ。
私の好みに合わせて作ったオムライスは大好評。
オム部分がちょっと厚めで甘いのがお気に召したらしい。
枝豆サラダとワンタンスープも良い感じ。
デザートのチョコケーキも食べ終わりみんな大満足のお昼ご飯だったが、なんとアリスちゃんが一計を案じてきた。
「うわー、ワンタンが思ったより熱くて唇を火傷してしまいましたー。これは責任を取ってフミにちゅーしてもらわないと治らないかもしれません」
“なるほどその手が!”
絶対火傷してない棒読みで、アリスちゃんがちらちらと期待した眼差しを向けてくる。
先生はガタッてしないで♡
ちゅーさせてくれないクセに♡
“流石にキスしちゃったら先生として言い逃れ出来ない気がして⋯⋯!”
「別に良いのに♡ というか言い逃れって言ってる時点で語るに落ちてる♡」
「フミー、ちらちら♪」
「口でちらちら言っちゃって♡ アリスちゃん悪い子♡」
「うぅ、フミの誘惑に失敗したうえ、アリスは悪い子になってしまいました⋯⋯!?」
「仕方ないなぁ♡ おいで♡」
「わぁい♪」
悪い子と言われてしょんぼりしていたのに、私が両手を広げると嬉しそうに抱き着いてきた。
甘えるように顔を近付けてきたので、さっと唇を奪う。
むにっとした柔らかさ。
ついでにアリスちゃんの口の端に付いていたケチャップを舌で舐め取り微笑んで見せると、アリスちゃんは嬉しそうな悲鳴を上げて先生の胸元に顔を埋めた。
そのまま顔を左右にぐりぐりして甘えている。
「ひゃ、わぁぁ〜〜っ♪」
“美少女二人の尊さに先生成仏しそう”
「煩悩まみれだから悪霊になりそう♡」
“否定出来ない!”
「あぅぅ〜っ♪ はぅぅ〜〜っ♪」
“アリスは可愛いなぁ”
「ねー♡ あ、そうだ♡」
良い事を思い付いた。
先生に抱き着いているアリスちゃんを後ろから抱き締めて先生の背中に手を回して密着♡
先生と私に挟まれたアリスちゃんはぱたぱたと足を動かしている。
「フミ、これ、ダメですっ♡ 先生の匂いと二人の温かさがいっぱいですっ♡」
「ふはは、引っ掛かったな勇者よ♡ 貴様はレベルドレインの罠に吸い込まれたのだ♡」
「レベル、ドレイン⋯⋯!? な、何ですかその不吉な響きの罠は!?」
「先生に甘やかされている間、貴様のレベルは少しずつ吸い取られていくのだ♡ 早く脱出せねばどんどん力が弱まっていくぞ♡」
わざと淫魔王感溢れるえっちな声(当社比220%増)で設定を告げると、先生もノリノリでアリスちゃんを甘やかしにかかった。
“アリス、アリスは温かいね。ずっとこうしていたいよ”
「はうっ♡ ダメです先生っ♡ アリスは勇者として先へ行かねば⋯⋯っ♡」
「良いのか勇者よ♡ 暴れれば脱出は出来るが貴様が救おうとしていた先生は傷付き倒れてしまうだろう♡」
「そっ、そんな♡ 卑怯ですっ♡ 先生を解放してくださいっ♡」
“アリス、私の可愛いアリス。私と一緒に居ようね”
「あぁ⋯⋯っ、ダメです先生♡ アリスは、アリスは♡ 勇者として戦わないと⋯⋯っ♡」
“良いんだよ、アリス。二人でずっと、こうしていよう”
「あぁ、そんな⋯⋯♡ 先生と、ずっと一緒⋯⋯っ♡」
“私のアリス、愛しいアリス”
「ふはは、勇者ともあろうものがなんというザマだ♡ もうその辺のプニプニにすら勝てぬぞ♡」
「ダメですっ♡ ダメですっ♡ アリスのレベルっ♡ もう吸わないでくださいっ♡」
“あぁ、アリス。行かないでおくれ。私のアリス”
「やぁっ♡ 勇者はっ、ゆう♡ しゃ、は♡ 負けないんですっ♡ 離してくださいっ♡ 先生っ♡」
「良いのか勇者よ♡ 離してしまえば二度と先生と会えぬかもしれぬぞ♡」
「やぁんっ♡ ずるいっ♡ ずるいですっ♡ ひきょおもの♡ 正々堂々と、勇者と戦ってくださいっ♡」
“あぁ、アリス。君の温もりがないと、私は凍えてしまうんだ。どうか、傍に居ておくれ”
「そんなっ♡ 先生♡ 正気に戻って♡ 魔王に負けちゃダメです♡ 一緒に魔王を倒してっ♡ ハッピーエンドを迎えましょうっ♡」
「無駄だ勇者よ♡ 私を倒そうと力を振るえば、先生は余波で倒れてしまうぞ♡ もっとも、もう勇者としての力は無いようだがなぁ♡」
「あぁっ♡ そんな♡ アリスの聖剣が♡ やだっ♡ もうレベル吸わないで♡ 先生っ♡ アリスのレベル♡ 吸っちゃダメですっ♡」
“アリス、アリス。私の愛しいアリス。一緒に居よう。ずっと、ずっと”
「やぁっ♡ 先生っ♡ 先生っ♡」
レベルドレインと称して先生がアリスちゃんの頭に顔を埋めて思いっ切り吸っている。
良い空気吸ってるなぁ♡
アリスちゃんは前後から抱き締められて身動き出来ずに、ゆるゆると身体を左右に振って抵抗している。
その度に先生が呼びかけと頭吸いをするので、アリスちゃんはぴくんぴくん悶えっぱなしだ。
しばらく即興のレベルドレインごっこを楽しんでアリスちゃんを解放。
ぽやぽやした顔でうっとりしていた。
これは勇者を沼に引きずり込んだかもしれない。
“やっぱり淫婦では?”
「まことに遺憾です♡」
“でも勇者籠絡しちゃったし”
「そこを突かれると弱い♡ でもせんせーもノリノリだったじゃない♡」
“あの手の優しく主人公を蝕む善意しかない猛毒なキャラ好きなんだよね。ストーリー進めるには倒すしかないけど倒すと主人公の心の傷になって残り続けるやつ”
「割と終末嗜好だった♡」
“ある意味来るべくしてキヴォトスに来た気がしてきたよ私”
「うぅん否定出来ない♡」
「! ヒラメキました!」
“おぉう?”
ふんわりほわほわしていたアリスちゃんが、キラリンと目を輝かせて立ち上がる。
「────ゲーム開発の一環として、先生のボイスを収録して密着甘々レベルドレインASMRを作ります!」
「待って♡」
「はい♡」
“はい”
「到着です!」
午後は暇だった事もあり、三人でゲーム開発部へ。
部室のドアを開けるとモモイちゃんが寝そべってポテチを貪りながら爆睡していた。
いや野放図♡
ミドリちゃんは机に向かって何やらお絵かき中、ユズちゃんはロッカーかな。
「あれ、アリスちゃんおかえり。先生とフミさんもいらっしゃい」
「ただいまです! ミドリ、ゲーム開発部の新たな資金源を発掘しました!」
「え、なにごと?」
「ふごっ。⋯⋯しきんげん?」
「それで起きるんだ⋯⋯お姉ちゃん、先生とフミさんが来たよ」
「先生、フミちゃん、いらっしゃい⋯⋯! アリスちゃんもおかえりなさい」
いびきを鳴らして起き上がるモモイちゃん。
ユズちゃんはロッカーから出て来てお出迎えしてくれた。
エンジニア部に移動式ロッカーとか開発お願いしてみようかな。
段差に強くする為にキャタピラか大口径タイヤが必要になりそうだけど。
というか改造するなら別にロッカーでなくとも⋯⋯と、そこまで考えていた所でユズちゃんがじーっと私を見つめているのに気付く。
左手で髪の毛をいじいじ。
こっちに視線をちらちら。
何か言いたげにもじもじ。
「んー? どうしたのかなーユズちゃん♡」
「う⋯⋯あ、あの⋯⋯」
「教えてくれないとわかんなーい♡ ちゃんと言葉にしておねだりして♡」
「か、髪の毛、結って欲しい⋯⋯な、って」
「良いよー♡ 素直に言えてえらい♡」
抱き寄せて思いっ切りうなじを吸う。
あぁ〜濃厚なユズちゃん臭がする♡
ほんの少しの埃っぽさと柑橘系のシャンプーの香り。
首筋に軽くキスを落として、ユズちゃんからハンカチを受け取りぱぱっと同じ髪型へ。
うん、今日も可愛い♡
「はい、出来上がり♡」
「はわ⋯⋯!?」
「ふふ、ナイショね♡」
「は、はぃ⋯⋯♪」
“フミは女誑しだねぇ”
「先生の人誑しには負ける♡」
「アリス知ってます! どんぐりの背比べって言うんですよね!」
“ぐふっ”
「言葉の切れ味が鬼丸国綱♡」
“随分渋い名刀知ってるね?”
崩れ落ちる私と先生。
一先ず靴を脱いで上がり、モモイちゃんの回りのポテチの残骸や食べこぼしをお掃除して、ソファー前に車座で集まる。
あ、ミドリちゃんみんなにお土産のケーキ配っておいて♡
私は紅茶淹れて持っていくから♡
「みんなでオシャレなティータイムです!」
「おぉっ、今日は桃のケーキだ!」
「美味しそう⋯⋯♪」
「みんな、お絞りで手を拭いてね」
“ここのぺらぺらに付いたスポンジケーキと生クリームが美味しいんだよね”
「こらー♡ フォークでこそぐならともかく、直にぺろぺろしないの♡ モモイちゃんがマネしちゃうでしょ♡」
「あれ!? 私名指し!?」
「いつもやってるから今更だけど」
“ならむしろ、私がモモイに影響されたのでは⋯⋯?”
「お姉ちゃんより、私色に染まりませんか?」
“おっといきなり結露が”
「うちの妹がいつの間にか卑しくなっていたんですが!」
「アリス知ってます! 元からです!」
「元からかぁ⋯⋯」
わいわいと賑やかにケーキを楽しむ。
半分ほど食べ進めた所でアリスちゃんがようやく本題を思い出したようだ。
「そうでした! ゲーム開発部でASMRを出しましょう!」
「ASMR?」
「環境音とか?」
「いいえ、第一弾は先生のボイスを収録して《レベルMAXの勇者が魔王の罠にかかって大好きな先生に密着甘々レベルドレインされちゃうASMR》です!」
「情報量が多い⋯⋯!?」
アリスちゃんの提案に唖然とする三人。
まぁ、そうなるよね。
しかしアリスちゃんの性癖がスゴいギュルギュルとねじ曲がってしまった気がしてならない。
ちょっと前まで純真な子だったのに、いったい誰がこんなひどい事を!
と、先生に責任転嫁しようとしたら、同じ事を思ったのか先生と目が合った。
いやん、以心伝心♡
「いやいや、アリスそれは無茶だよ!」
「そうだよアリスちゃん」
我に返ったモモミド姉妹が声を上げる。
流石のゲーム開発部でもそこまでニッチなのにはチャレンジしなかったらしい。
「やるなら《休日の自室で二人っきり、優しい年上彼氏と甘々なお部屋デート膝枕編》が良いんじゃないかな」
「やるなら《結婚式当日に事故からあなたを庇って死んだ夫が幽霊になって、言葉は交わせなくてもずっと見守っててくれていると気付くまでASMR》だよ!」
「待って♡」
ミドリちゃんのは何か実際にやりたいデートプランなのが滲み出てるし、モモイちゃんのはいったい何がどうなってそんな発想に至ったの♡
もしかして鬱要素有るストーリーの才能持っていらっしゃる?
若干名作映画のプロットになりそうな気配すらある。
というか気を抜いたらコンセプト説明で泣けそう。
ビジュアルノベルで書いて♡
「わ、私は《奴隷として売られそうになっていた私を引き取ってくれた年上ご主人様に毎晩優しく躾られるASMR 無限撫で撫で編》とか良いと思うな⋯⋯!」
「うーん、えっちな同人ゲームで覇王になれそうなテーマ♡」
“どうしてえっちな同人ゲームでの需要を見据えているのかは聞かないでおくね”
ともあれゲーム開発部での案は出揃った。
いや、出揃ったけどこれ誰も譲らなくない?
どんな作品にしたいか、じゃなく全員自分の趣味嗜好性癖で殴り合う事になるんだから。
案の定誰も譲らないなと眺めていたらこっちにも流れ矢が飛んできた。
「フミ、私の案が良いですよね?」
「私のが良いよね!」
「フミさん、どうですか?」
「フミちゃん⋯⋯!」
“んー、解決策はあるけど⋯⋯”
「せんせーの負担が大きいですからねぇ。えぇと⋯⋯スケジュールは一週間なら確保出来そうですけど」
“確認ありがとうフミ。それじゃみんな、全部撮ろうか”
「「「「えっ!?」」」」
「全部撮って一度に四つのバージョンとして出すの。それぞれ一カ月でどれだけ売れるかを見て、次のシリーズを決定したら良いのよ♡ といってもみんな本業はゲーム開発なのを忘れないでね? テイルズサガクロニクル2だけの一発屋だなんて世間に言わせちゃダメなんだから♡」
と、釘を刺しつつ先生の許可も出たので録音する事に。
どこから聞き付けたのかコタマさん全面協力の元、凄まじい音響設備の中での収録となった。
みんな一日で台本仕上げて来てて笑う。
特にモモイちゃんは本業でもその筆のノリを活かして頂きたい。
途中コタマ先輩が鼻血出しながら拳を突き上げたり、無言で泣き崩れてたりした。
めっちゃ満喫してる♡
さらに収録ブース外にユウカさんやウタハさんまで駆け付けて先生の名演を見守っていた。
ぴぴーっ、撮影はご遠慮くださーい♡
ダメですユウカさん、札束ビンタしようとしないで♡
ウタハさんも先生の声に合わせて動く乗馬マシンの設計図引くのやめて♡
それはマジで怒られるやつ♡
あ、ほら先生がメッてしてますよ♡
なんで嬉しそうに崩れ落ちるんですかウタハさん♡
そんなこんなで収録完了。
なんでかめっちゃ疲れた気がする。
音量調整はコタマさんが、表紙イラストはミドリちゃんが、同人サイトへの販売登録はユウカさんがそれぞれ担当する事に。
コタマさんはともかくユウカさんガチじゃん。
もしかして製作協力枠で次回以降の発案狙ってます?
あ、こら、スポンサー枠なんて有りませんからね。
ダメですってユウカさん。
“ユウカ、めっ”
「あぅ」
珍しく暴走したユウカさんは先生によって鎮圧されたのでした。
色々とアクシデントは有りつつ、本当に一週間で四つのバージョンが完成した。
果たしてキヴォトス民の性癖はどこへ向いているのか。
乞うご期待である。
ゲーム開発部のASMR、自分がモブ生徒だったとして買うなら?
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敗北勇者
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年上彼氏
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鬱モモイ
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奴隷調教