もしもシャーレにヒモを養う適性の有る娘が応募してきたら 作:一ノ瀬 崇
受け取ったリストを元に補習授業部に所属する生徒を迎えに行く。
先生の腕にぶら下がるように抱き着いて横からリストを覗いてみれば、なんか知ってる名前が一番上にあるんですケド。
えっ、マジで補習授業部なの。
ウケるんですケド♡
存分に煽ったろ♡
いくつもある校舎の一つに辿り着き、階段を上がって目的の教室へ。
からからと扉を引くと、見覚えしかない金髪の女の子が椅子に座っていた。
教室には彼女一人しか居ないので、必然的に彼女の意識はこちらに向き────私と目が合う。
驚愕、疑問、歓喜、思慕。
様々な感情が混ざり合った瞳が揺れていた。
「よーよーヒフミン♡ ごぶさた♡」
「フミちゃん!」
「うぉっ、痛った♡ ちょっとギブ♡」
突然弾丸のように飛び出したヒフミンは私のお腹を抉るような弾道で抱き着いてきた。
堪らず後ろへ倒れ込み、背中を強か打ち付ける。
めっちゃ痛い。
そんな私に構う事なくヒフミンは私のほっぺたに自分のほっぺたを合わせてうにうにしていた。
「ぐぇぇ〜♡」
「もう、なんで逢いに来てくれなかったんですか! モモトークでもペロロ様のゲリラライブがあるから行きませんかって誘ったのに!」
「そのゲリラライブ行ってテストぶっちしてんじゃない、しかも再試験もイベントですっぽかしたんだって? あんたの優先順位はどうなってんのよ♡」
「いえそれは、その、テストの日程はチェックしていたはずなんですが」
「出席してテストのマークシートもチェックしないと意味無いでしょうが♡ おらっ♡ 反省しろ♡」
「ふぇぇぇ〜っ!?」
引っ付いてた顔を離してほっぺたをもちーんと引っ張ってやる。
おお、良く伸びるわい♡
そのままぐりぐりと柔らかほっぺを弄んでいると、先生が楽しそうに微笑んでいるのに気付いた。
“今のフミを見るのはなんだか新鮮だね”
「やん♡ お恥ずかしいところを♡」
「え、あ、先生!?」
「気付いてなかったんかーい♡」
“愛されてるねぇ”
「そこは、その⋯⋯はい♡」
「フミちゃんへのラブパワーはペロロ様並です!」
「納得いかなーい♡」
取り敢えず身体を起こして背中を払って立ち上がる。
こうして並ぶとヒフミンの方が頭一つ分は大きい。
ヒフミンのクセに生意気な♡
「改めまして、私の大親友にして悪逆の王、阿慈谷ヒフミです♡」
「なんですか悪逆の王って!?」
「心当たりあるでしょ、ファウスト♡」
「⋯⋯あ、あはは⋯⋯⋯⋯」
「笑ってもダメだゾ♡ モモッターのトレンドに上がってたんだから♡」
「や、やむにやまれぬ事情が有りまして」
「もう知ってる♡」
「は、はぅぅ〜⋯⋯」
誤魔化せると思ったか♡
全部お見通しだぞぅ、うりうり♡
人差し指でほっぺをつついてやる。
ぎゃー、咥えるんじゃない♡
“ホントに仲良しなんだね。フミがここまで甘えてる姿は見た事無いなぁ”
「えっ、フミちゃん甘えてくれてるんですか♪」
「あっ、こらせんせー♡ 暴露しちゃダメ♡」
「あはは、私もフミちゃん大好きですよー♪ むぎゅーってしちゃいます!」
「あぁん♡ この甘えん坊将軍め♡」
「えへへ、フミちゃん好き好き♪」
「私も好きだから一旦離れて♡」
「両想いですね!」
「昔から分かってるでしょーに♡」
“ここにキマシタワーを建てよう”
「建立しないで♡」
両手を組んで感慨深そうに頷く先生。
見てないで助けて♡
それか混ざって♡
という訳で最初に補習授業部入りしたのは阿慈谷ヒフミ、私のかけがえのない大親友にして最も話の通じないペロキチである。
補習授業部の部長にも任命されるらしい。
入部理由は定期テスト欠席、さらに再試験も欠席した事である。
裏の理由はブラックマーケットへの出入りの噂、覆面水着団なる強盗集団との繋がりの噂、単騎でブラックマーケットの店舗を襲撃し壊滅させたとの噂がある為、要監視対象としての抜擢だ。
その噂全部ホントなんすよ♡
「あ、そうだ♡ こらヒフミン、よくも淫婦だなんて二つ名広めてくれたじゃないの♡」
「ふぇっ?」
背後に回り脇の下に両手を通して胴を掴み上下に激しくシェイクする。
「ひゃあぁぁ〜っ!?」
「色んなとこで噂されてるんだけど♡ 責任取って♡」
「わ、私は聞いたままを噂にしただけで⋯⋯! あ、責任なら私がお嫁さんにもらいますから!」
「あんたは私と一緒にせんせーのハーレム入りよ♡ だいたい将来一緒になるんだからそんな事で責任取ったって言える訳ないでしょ♡」
「ひえぇぇぇ〜っ!?」
“え、色々初耳なんだけど”
ヒフミンを持ち上げたままグルングルン回してやる。
おらっ、先生にパンツ見せろっ♡
どうせフリルとリボンの付いた白いの履いてんだろ♡
先生の視線が一瞬固定されたのを確認してゆっくり身体を下ろす。
ついでにおちちの成長具合も確かめたろ⋯⋯うっそ、前より少し大きくなってない?
不公平だぞー。
おらっ、さきっぽカリカリ♡
抵抗するな♡
甘んじて受け入れなさい、これ好きでしょ♡
ぴくんぴくん震える所を先生が見届けたのを確認してヒフミンを解放する。
ふぅ、と一仕事終えて満足していると、ヒフミンが両手の人差し指をつんつん合わせながら、俯いてへちょ顔で言い訳を始めた。
「うぅ⋯⋯だってフミちゃん、シャーレのお仕事ばっかりで会ってくれませんし。結構な二つ名付けたら文句言いに来てくれるかなって」
「うぅん、確かに文句言いに来たからそこはあっぱれ♡ でも平日の日中は普通学校でしょ♡ なんで平日真っ昼間からモモフレンズのコラボカフェの限定メニュー制覇デート行けると思ったの♡」
「休日は別のイベントが有りまして⋯⋯」
「おばか♡ ペロキチ♡ ファウスト♡」
「うぅ〜⋯⋯」
「でも寂しがらせちゃってごめんね♡」
正面からむぎゅっとハグをする。
一瞬呆けたように目を丸くしていたけど、すぐに笑顔になって抱き締め返してきた。
よしよし、良い子⋯⋯ではない♡
ちゃんとテスト受けて♡
あ、こら、うなじの匂い吸うな♡
耳たぶはむはむしないの♡
やんっ、お尻触るなっ♡
おちち押し付けて擦るんじゃない♡
「一人目から疲れた⋯⋯♡」
「元気出してください、フミちゃん♪ ほら、ほっぺちゅー♪」
「それヒフミンがしたいだけでしょ♡」
“でも受け入れるんだね”
「フミちゃん優しいんですよ〜♪」
「うぅん、何答えても面倒くさくなりそう♡」
ヒフミンに抱き着かれてほっぺにキスされながら二人目の補習授業部部員を捕まえに行く。
次に訪れたのは正義実現委員会の本部。
トリニティにおける風紀委員会のような存在だ。
ヒフミンもよくお世話になっている事だろう。
「いえ、お世話にはなっていませんよ?」
“それは、毎回きっちり証拠を残さず逃げ切っているから⋯⋯とかではないよね?”
「あ、あはは⋯⋯」
「流石裏社会を賑わす大悪党♡」
「も、もうフミちゃんっ」
ぷくっとほっぺを膨らませるヒフミン。
可愛いけど反省して♡
普通は逃げる逃げないの話にならないから♡
それじゃあキチンとノックをしてからもしもーし♡
「失礼しまーす♡」
「し、失礼しますっ」
“失礼するよ”
大きな扉を押して中へ入るも、応える声は無い。
ちょうど出払っているのか、入口に見えた人影は一つ。
受付と書かれたプレートが置いてある机の所で本を読んでいたピンク髪の生徒。
彼女は微動だにせず私達を見ていた。
めっちゃ警戒してる。
ヒフミンは絡めていた腕を解いてその子に近付いて行った。
「あの、こ、こんにちは」
「⋯⋯何?」
無愛想に応える女の子。
冷めた対応にヒフミンは困惑しているけど、よく見れば女の子の本を持つ指が小さく震えているのが分かる。
こちらを見ていた視線はヒフミンが近付いてきた途端に手元へ落ちたし、まばたきの回数が極端に減っている。
ははぁん、人見知り?
先生も気付いたらしく温かい視線で二人を見守っている。
「え、えっと⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯」
「その⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯あぅ」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
日頃コミュ強なヒフミンが気圧されてるのめっちゃオモロイ♡
もっと頑張れ♡
こら、こっち見て助け求めるな♡
あんたが部長なんでしょ♡
「うぅ⋯⋯何故かすごい警戒されています⋯⋯。わ、私、何かしてしまったのでしょうか⋯⋯?」
“大丈夫だよ、ヒフミ。その子はただ、ちょっと人見知りなだけだから”
「やん♡ ネタバラシが早い♡」
「だっ、誰が人見知りなのよっ!?」
先生の言葉に憤慨して机に持っていた本を叩き付け勢い良く立ち上がる。
その勢いで椅子が倒れて音を立てたのに気付き、あわあわと椅子を戻してからこちらに向き直った。
良い子じゃん♡
「たっ、ただ単純に、知らない相手が入ってきたから警戒してただけなんですけど!? どこが人見知りって証拠ですか!」
“普通はそれを人見知りって言うんじゃないかな”
「うぐぅ」
先生に図星を突かれて後退る女の子。
その動きでまた椅子を蹴飛ばしあわあわしている。
やだこの子好きかも♡
悔し紛れにキッと先生を睨みつけ、また椅子に腰を下ろしてふんっと鼻を鳴らした。
「それでっ! 正義実現委員会に何の用なのっ?」
「ええと、実は探している人がいまして⋯⋯」
「ハァ? 何よそれ? 正義実現委員会にわざわざ人探しの依頼をしに来たって事? 私達の事、ボランティア団体か何かだと勘違いしているの!? そんなに暇じゃないんだけれど!?」
「い、いえ、そうではなくて⋯⋯! その、探している人がここに閉じ込められていると聞きまして⋯⋯」
「閉じ込め⋯⋯え、閉じ込め? はぁ?」
予想外の言葉だったのか目をぱちくりと開く女の子。
ようやく会話が成り立ってきたのでヒフミンはここぞとばかりに言葉を続けた。
「ですから、その、良くない事をした方がここに連れて来られたと」
「えっ、えっ。そ、それって」
何か心当たりが有るのか冷や汗を額に滲ませる女の子。
それに気付いたかヒフミンもずい、と一歩前に出る。
気圧されて一歩下がろうとしてまた椅子に足が当たった瞬間、その子の背後にあった扉が開いた。
現れたのは長い桃色の髪の毛を靡かせる、大人びた容姿の生徒。
穏やかに微笑みを浮かべたその生徒は、何故か制服を着ておらずスク水姿だった。
「もしや、私の事をお探しではありませんか?」
「はっ?」
「えっ」
二人の動きが止まる。
目の前に現れたスク水少女に思考を停止させられていた。
どうしようかなーと眺めていると、先に受付の子が意識を取り戻した。
「え、は、何で!? あ、あんたどうやって牢屋から出たの!? ちゃんと鍵は閉めたのに⋯⋯!?」
「いえ、鍵は掛かっていませんでしたよ? 私の事を話されている様な声が聞こえたので、こちらに来てみました、何か御用でしたか?」
“あぁ、うん。ちょっと部活の事でお話がね”
先生は多少驚いていたみたいだけど、少女の格好にはそこまで気にした様子も無く片手を挙げて挨拶した。
思いの外の反応だったのか少女の注意がこちらに向く。
「あら、大人の方⋯⋯。という事は、貴方が先生ですね? そしてお隣の方はシャーレの⋯⋯。改めまして、こんにちは。部活と仰っていましたが、もしかして⋯⋯補習授業部の?」
“うん、正解。この度補習授業部の顧問になったシャーレの先生です。よろしくね”
「連邦捜査部シャーレ所属、ワイルドハント一年の脇野フミです。よろしくどーぞ♡」
「浦和ハナコです、よろしくお願いしますね」
「いや待って!? よろしくは良いけどその格好で出歩かないでよ!? ちょっとぉ!?」
ハナコさんの手首を掴んで押し留める女の子。
確かにその格好で出歩けばまた正義実現委員会に通報されてお世話になるのは間違いない。
中々に濃ゆいメンバーが集まったものだ。
“ところでフミ”
「なぁに、せんせ♡」
“多分気付いてると思うけど”
「うん♡ 下江コハル、一年生。上級生のテストを受けて見事撃沈、成績不良の為補習授業部入り。裏の理由とされるものは無い、ただのおバカちゃん枠。でも多分、あの子の補習授業部入りは正義実現委員会に対しての人質かな」
“⋯⋯エデン条約締結まで政治的な行動をしないように、って事かな?”
「流石はせんせー♡ よっぽどナギサさんの人間不信は根深いみたいですね、懇意のヒフミンまでここに放り込むなんて」
“ヒフミはナギサと? ⋯⋯いや、アビドスで手助けしてくれた時にティーパーティーへ話を持っていけば、なんて言っていたっけ。一般生徒があの警備を通り抜けるには相当の理由が無いとキツそうだったけど⋯⋯そっか、ナギサとお友達だったんだね”
「何度かヒフミンから話は聞いてましたけど、だいぶ目を掛けてくれていたようです。そんなヒフミンを退学に追い込むリスクを背負ってまで裏切り者を探すだなんて、随分と面白い事を考えますよね♡」
“⋯⋯もしかしてフミ、結構怒ってる?”
「もちろん♡ ヒフミンを弄って良いのは私とせんせーだけですから♡ 誰のものに手を出したのか、しっかり教えてあげないと♡」
“あ、私も弄って良いんだ”
「見ての通り《普通》を自称するイカレポンチですから、いっぱい弄ってあげてください♡ アレは構ってもらえると喜ぶタイプなので♡」
“まぁ、ヒフミの事は置いとくとして⋯⋯穏便にね?”
「痛くなければ覚えませぬ♡」
“どっかで聞いたようなセリフ!”
騒動から目を逸らして先生とイチャイチャしていると、背後の扉が開いて正義実現委員会の生徒二人と──ガスマスクを付けた生徒が入ってきた。
なにごと♡
「ただいま戻りました」
「任務完了です! 現行犯で白州アズサさんを確保しました!」
「シュコー、シュコー」
“あれ、ハスミ”
「先生とフミさん?」
「あ、ハスミさん♡ やほやほー♡」
ガスマスクの生徒を連れた一人はハスミさんだった。
いやぁ知り合いが一人居るだけでちょっと気分が楽になるよね。
ヒフミンは知らん♡
“一週間ぶりくらいかな? 元気そうで良かったよ”
「少々立て込んでおりまして。お手伝い出来ずに申し訳ありません」
“いやいや、毎日頑張ってるハスミはえらいよ。ね、フミ”
「ええ、今度お手隙の時にまたスイーツ巡りしましょ♡ その後のトレーニングもお付き合いしますよ♡」
「ふふ、それは心強いですね」
「シュコー、シュコー」
「ハスミ先輩、こちらがお話に出ていた⋯⋯?」
「シャーレの先生と、脇野フミさんです。たまに当番の時にお土産として持たせて頂いてる夜食用のサンドイッチやプリンは彼女が用意してくれているんですよ」
「おぉ、先生とプリンの人ですね!」
「シュコー、シュコー」
「認識はプリンの人なんだ♡ 喜んでもらえてなにより♡」
「正義実現委員会、一年の静山マシロです! いつもありがとうございます!」
「えっ、あっ、あのプリンの人だったんだ⋯⋯」
背後でコハルちゃんも驚いたような声を上げる。
好評なようで一安心♡
すると先生が笑いながら頭を撫でてくれた。
“ここでは私よりもフミの方が人気みたいだね”
「にしし♡ ちょっと照れちゃう♡」
「シュコー、シュコー」
「ところで♡ このガスマスクの人に用事があるんですけど良いですか?」
「用事、ですか?」
「シュコー?」
本人も思い当たる節が無かったのか首を傾げてシュコーシュコー。
「うん、一旦マスク外してもらっても大丈夫です?」
「⋯⋯分かった、だが拷問に耐える訓練は受けてある。私の口から情報を得るのは簡単だと思わない方が良い」
思いの外すんなりガスマスクを外してくれた。
その下から現れたのはあどけなさと幼さを宿したキレイな素顔。
キリッとしていて精悍な表情と、制服に散りばめられた可愛らしい小物とのギャップが少女をどこか浮き世離れした存在に思わせた。
「白州アズサさん。最近転入された二年生、で間違いないですか?」
「あぁ、合っている」
「シャーレ所属、一年の脇野フミです。よろしくお願いしますね♡」
さて、全員これで見付けた訳だけど。
取り敢えず全員連れて行くか。
はい、みんなちゅうもーく♡
なんかちょうど良く補習授業部のメンバーが揃ったのでこのまま割り当てられてる教室に行きまーす♡
ハナコさんは制服着てね♡
「ふ、ふん! でも良いザマよ! こっちはこんな凶悪犯たちと一緒にいなくて済むし、そもそも補習授業部だなんて、恥ずかしい! そう、そうよ! あははっ、良いんじゃない、悪党と変態の組み合わせ! そこに馬鹿の称号だなんて、私なら一緒にいるだけで羞恥心で死んじゃいそう!」
あら強気な発言♡
でも明かされる衝撃の真実♡
「え、えっと⋯⋯その、非常に口にし辛いと言いますか、お伝えするのが心苦しいのですが⋯⋯」
「なによ、まだ何か用事?」
「その⋯⋯補習授業部最後の一人は、下江コハルさんなんです」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯えっ、私!?」
バカにした表情で勝ち誇っていたコハルちゃんの顔がきょとんとしたものに変わり、意味を飲み込むに連れて意表を突かれたように目を見開く。
三回連続で赤点は普通に留年の危機だゾ♡
かくして補習授業部のメンバー四人が出揃った。
部長、阿慈谷ヒフミ。
部員、浦和ハナコ。
部員、白州アズサ。
部員、下江コハル。
見事に問題児とカテゴライズされる子しか居ない。
これを纏め上げるのは大変そうだ。
まぁその辺は部長のヒフミンにお任せしよう。
なんだかんだ言ってコミュ強だし善性の側なのは間違いないから。
ペロキチだけど。
「という訳でお邪魔しました♡ ハスミさん、お仕事お疲れ様です♡ マシロちゃん、また今度差し入れ持ってくるからね♡」
「はい、ありがとうございます! みんなも喜びます!」
「フミさんもシャーレのお仕事頑張ってくださいね」
“それじゃ、また今度ね。さ、行くよみんな”
先生を先頭に歩き出す一行。
規律良く行進するアズサさん、トテトテ着いてくるヒフミン、魂が抜けたように愕然としているコハルちゃん、にこにこと楽しそうに微笑んでいるハナコさん。
うーん、波乱の予感♡
取り敢えず小テストの雛形作っておこ♡