Fate/Grand Order RPG〜『呪いを断つ者』獲得√〜   作:けーやん

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前回募集していたアンケートの結果、第三特異点オケアノス後に主人公が召喚するサーヴァントは『アン・ボニー&メアリー・リード』『アタランテ』『蒼崎青子』『スターシエル』『テュフォン・エフェメロス』に決定しました。
アンケートにご協力頂きありがとうございました。

また新しいアンケート募集中ですのでご協力お願いします。


vsアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕後編

「今の何?アーサー王の顔から突然血が出てたけど」

 

「分かりません。もしかしたら何かしらの魔術によるものでしょうか?」

 

「フォーウ」

 

『いや、それは無い。戦闘が始まってからこっちでも解析してるけど、魔力反応は何一つ感知出来なかった。それに仮に魔術を使ったとしてもセイバークラスの高い対魔力で無効化されてるだろうし』

 

「どう言う事よ!それならどうしてアーサー王に傷が出来るのよ!?」

 

 立香達は突然アルトリア・オルタが流血した事に困惑していた。

 

「おそらくだが、あの坊主はセイバーに呪術を使いやがった」

 

「え?」

 

 治癒のルーンが刻まれた石を使って傷を癒しながら解説するクー・フーリンに一同が顔を向ける。

 

「どう言う事、キャスター。呪術って?」

 

「要は"呪い"だ。坊主はセイバーの腕を掴んだ時に呪いを掛けたんだよ」

 

「呪い、ですか?」

 

「呪術ですって?何で一般枠のマスター候補がそんな事出来るのよ!?彼の身元はどうなってるのよ、ロマニ!」

 

『いきなりそう言われても、刀護君に関するデータはありませんよ!彼は立香ちゃんと同様、マスター候補の補欠としてカルデアに連れて来られたんですから!』

 

 オルガマリーが問いただすもロマニは刀護に関する事は何一つ知らない事を素直に答えた。クー・フーリンはそんな二人のやり取りをうんざりした顔で割って入る。

 

「そんな事どうでも良いだろ。今分かってんのは、セイバーを倒せる見込みがあるのがあの坊主って事だ」

 

「あの、私達も刀護さんの援護に回った方が良いのでは?」

 

「止めときな、お嬢ちゃん。生半可な援護は却って坊主の邪魔になる。俺達に出来る事は何もねぇよ」

 

「そんな………」

 

「フォウ」

 

 目の前で友達が戦っているのに何も出来ない事を告げられ、立香はやるせない気持ちで一杯になる。彼女に出来る事は、刀護を見守る事だけだった。

 

 そんな立香達が見守る中、刀護と対峙するアルトリア・オルタは先程の斬撃について分析する。

 

(あの斬撃はおそらく、奴に腕を掴まれた時に何かされたのだろう。条件は対象に触れる必要があると見るべきか。なら、距離を置いて様子を伺うか)

 

「おい」

 

 アルトリア・オルタが思考を巡らせる最中、刀護が呼び掛ける。

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

「何?」

 

 刀護から距離を取っている筈のアルトリア・オルタは困惑する。

 

()()()()()()()

 

 刀護がそう言った直後、ザンッ!と言う音が鳴ったと同時にアルトリア・オルタの胴体に「X」の傷が刻まれた。

 

「なッ!?」

 

 突然自分が斬られた事にアルトリア・オルタは驚愕する。先程とは違い、刀護に触れられていないにも関わらず斬撃を受けた事に思考が混乱する。

 

(どう言う事だ!?奴に触れられていないのにも関わらず斬撃を受けただと!?まだ触れられた時の効果が続いているのか………それとも、()()()()()()()()()()()()

 

 アルトリア・オルタの考えは一部的を射ている。刀護は自身の術式『御廚子』を二種類の斬撃で使い分けている。

 

 一つ目は、対象に触れる事で斬撃を放つ「(ハチ)」。

 

 二つ目は、不可視の斬撃を対象へ飛ばす「(カイ)」。

 

 この二つの斬撃は刀護の呪力操作によって威力・射程・斬撃回数の調整が可能である。

 

 近付いても斬られ、遠ざけても斬られる。相手からすれば、自身はまな板の上の魚同然である。

 

(距離を取っていれば問題無いと安直に考え過ぎた。だが距離を詰めれば打撃と斬撃。距離を置けば飛ぶ斬撃。奴の間合いが正確に把握出来ない以上、下手に動けばやられるのは私の方だ。なら、一か八か!)

 

 覚悟を決めたアルトリア・オルタは聖剣に魔力を集中させる。

 

「先程の飛ぶ斬撃は触れられた時よりも威力はやや劣っていた。それなら飛ぶ斬撃を耐え切り、貴様達を一掃するまでだ!!」

 

『不味い!セイバーの聖剣から膨大な魔力反応を感知!宝具を使う気だ!!しかもセイバーの宝具は伝説の聖剣!その破壊規模は対軍宝具以上だと思われる!何とかしないと全滅してしまうぞ!!』

 

 ロマニの解析通り、アルトリア・オルタは宝具である聖剣の一撃を放つ為に魔力を集中させていた。如何に斬撃が飛んで来ようと耐え切れば問題無いと結論づけたのだ。

 

「これで終わりだ、刀護!!」

 

 アルトリア・オルタは刀護にそう叫び聖剣を天へ掲げる。聖剣の刀身から膨大な漆黒の魔力が放出され、今にも刀護達へ放たれようとしていた。

 

 しかし、刀護はこの時を待っていた。

 

「令呪を以て命じる。来てくれ、彦斎!!」

 

 刀護は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。そして、刀護の呼び掛けに彼のサーヴァントが出現する。

 

「抜いてあげる、神を斬る剣」

 

「貴様は──」

 

 突如現れたサーヴァントにアルトリア・オルタは完全に虚を突かれた。その隙に、刀護のサーヴァントである河上彦斎は居合の構えを取って地面を踏み込む。

 

「只信じる。それだけがわたしの……抜刀(ばっとう)神威(かむい)』!!

 

 彦斎の片膝が地面に付く程の低い姿勢から抜き放たれる神域の抜刀術がアルトリア・オルタに炸裂する。そして、神速の抜刀が直撃したアルトリア・オルタの聖剣から放出された膨大な魔力が跡形も無く霧散する。

 

「これはッ!?」

 

『セイバーの魔力反応が著しく低下した!!聖杯との経路(パス)がさっきの攻撃で絶たれたんだ!!』

 

 彦斎が繰り出した魔剣により聖杯との経路(パス)を絶たれた事で魔力供給が途切れた事で、アルトリア・オルタの宝具が使用不可となる。

 

 そんなアルトリア・オルタに刀護が畳み掛ける。

 

「シン・陰流」

 

「しまっ──」

 

「『抜刀』!!」

 

 刀身を呪力で覆い、鞘の中で加速させた最速の居合がアルトリア・オルタの霊核を斬り裂く。

 

「ッ…………!やられた。まさか貴様が既に召喚されていたとはな、人斬り。しかも、この時まで力を溜めていたとは」

 

 霊核を斬られた事で体が金色の粒子へと変わり始める中、アルトリア・オルタは彦斎を見る。

 

「ええ。私は貴女と聖杯に繋がる経路(パス)を斬る為に、ずっと待ち続けた。マスターが呼んでくれると信じて。そして、マスターも私を信じて呼んでくれた」

 

「成程。貴様達二人、マスターとサーヴァントの力に私は負けたと言う事か………」

 

 口から流血しながらもアルトリア・オルタは納得した表情で笑った。そして、最後に刀護を見つめる。

 

「………出来る事なら、此処で()()を止めたかった。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「どう言う事だ?セイバー、お前は……貴女は何を知っている?」

 

「悪いが、これ以上は語ってやれん。だが、まだ歩みを止めず旅を続けると言うのであれば………私を呼べ。必ず、貴方の力になると約束しよう」

 

 アルトリア・オルタは刀護達に告げる。

 

聖杯探索(グランド・オーダー)。貴方達の旅路は、まだ始まったばかりだ」

 

 最後にそう言い残し、アルトリア・オルタは金色の粒子へなって消滅した。




Q&Aコーナー(続けて大丈夫かな?)

Q5.刀護の好きな食べ物は何ですか?

A.秋刀魚の塩焼きです。骨だけ綺麗に残して食べるくらい好きです。なんなら内臓の苦味で白米食べれるくらい秋刀魚が好きです。

Q6.刀護が呪術師として活動したのはいつ頃ですか?

A.本格的に活動を始めたのは高校生になってからです。それまでは呪力操作や術式の鍛錬ばかりやってました。あと鍛錬の一環で呪霊討伐を何度かやってたくらいです。

Q7.剣崎家の先代当主は祖父ですが、刀護の父親は当主にならなかったのですか?

A.刀護の父親は非術師です。呪術師の生業に嫌気を差して18歳で家を出ました。後に結婚して刀護が生まれますが、刀護に呪術師としての才能があると分かった途端、祖父に押し付けました。

Q8.刀護の父親はクズ親ですか?

A.擁護する訳ではありませんが、クズ親ではないです。ただ、本当に呪術に関わりたくない理由で刀護を遠ざけているだけです。父親は今でも刀護を祖父に押し付けた事を後悔しています。


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今後のストーリー展開で主人公にレイシフトして欲しい『Fate/シリーズ』特異点は………?

  • zero
  • stay night
  • Apocrypha
  • strange Fake
  • プリズマ☆イリヤ
  • 帝都聖杯奇譚(漫画版)
  • 全部やってくれ、必要だろ
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