224年 11月 出師表
臣従したはずの呉が蜀漢との同盟を復活させたことに、魏帝・曹丕は激怒。先に孫権を攻めておいて何様かと思うが、孫権は魏と決裂し、蜀漢と同盟を結ぶ前に先んじて呉帝へと登った。
これにて中華の天下は3つ。北の大国・魏に対して、蜀漢と呉による二国連携での対抗する構図が出来上がった。
紅葉も深まってきたある日、漢中にて丞相・諸葛亮に重臣一同とおれが呼び出された。
孔明よ、何か上奏したい儀があるとのことだが・・・
「はい、表をしたためて参りました。謹んで奉呈いたします。」
うむ、言わずしても分かるぞ。このメンツだ、忘年会のこry
「臣・亮、謹んで申し上げます。
今、天下三分して、益州疲弊す。これ真に危急存亡の秋なり・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今、南方及び東方定まり、兵甲すでに足る。まさに三軍を奨率し北のかた中原を定むべし。
願わくは愚鈍の才を尽くして奸凶なる者どもを払い除き、漢室を興復して旧都に還さん。」
なるほど、北伐して魏を討つのだな。
諸葛亮の言うように、この機を逃せば地力で負けている蜀漢は魏との国力差が広がるばかり、いずれ遅れを取ることになる。ということで元から反対する気なんてナッシング。北伐おけ丸水産b
そこまで言うなら反対する理由は何もない、孔明・・・頼むぞ。
「ははっ!
皆の者・これより我が軍は将兵一丸となり中原回復するための北伐を敢行する!」
「ついに来たな。今から腕が鳴る。」
「やってやるぜっ!!」
「「うぉおおおおおお!!!」」
関羽・張飛に続き五虎将軍に重臣たちとやる気が漲っている。ていうか、おれもこいつらも生きて出師の表を聴ける事になろうとは思わなかった。・・・ん?本来の出師表って先帝、つまりはおれへの恩義を熱く語るんじゃなかったっけ??
途中に郭攸之や費褘、董允なんかの誠実な奴らの名前は挙がってたけど、おれへの恩義の件が出てきてないけどだいじょぶそ?三顧の礼の話もスキップされてるじゃん。うおwです、これは。
蜀帝劉備、出師の表により荊州・益州同時に兵を興す。ここに劉備の大志を成す為、蜀漢の丞相・諸葛亮による北伐の敢行に至る。
諸葛亮の北伐は史実や演義より3年ほど早く発生した。荊州失陥や夷陵での大敗など死亡フラグをへし折ってきた賜物だろう。
おれ達三兄弟に加えて徐庶や龐統もいるし、なんなら本来は病死なり夷陵で死んだりする筈の法正や馬超、黄忠たちもなんか生きてるわ。黄忠は今年で77歳の喜寿である。めでたいね!
昨年、呉帝に即位した孫権とも良好な関係を続けているので後顧の憂いも無い。是非とも仲良く中原に攻め込みたい。リメンバー孫策、フォーエバー周瑜。
三国時代っておれが死んだ後になるもんだとばかり思っていたが、気づけばヌルっと突入である。長生きしたわー
と、ここ迄は良い事ばかりだが呉と協力したとしても、依然として魏との国力差は大きい。それは経済や兵力だけではない。
この蜀漢、ジパングでいうところの中小企業の人材難に直面している。
ちょっとだけ現在のメンツを振り返ると、、、
おれこと劉備64歳に続き、営業もとい前線組は関羽63歳。張飛と趙雲がギリ50代、同じく黄権や李厳達も。50代前半は馬超と魏延、田豫、陳到、呉懿。
40代は呂玲綺、馬岱とか馮習くらい。若手の30代以下には関羽&張飛チルドレンに加えて劉邦達がいるが、中間管理職で次期幹部候補の40代に目立つ奴がいないのである!このままでは大将軍・呂玲綺ルートに入ってしまう。
関羽たちの後に馬超と魏延でお茶を濁して、何とかチルドレン組に打線を繋げるしかない。だから夷陵で馮習をいきなり抜擢したりして経験を積ませる必要があったんですねー(遠い目)
ちなみに内政組はまだマシである。諸葛亮含む四相や馬良は40-30代だし、挙兵から益州までの経験豊富な重臣たちもいるからね。
1番の問題は政略・戦略・謀略を担える若い奴が少なすぎる。
今はまだギリ40代の徐庶、龐統、法正、諸葛亮がいる。しかし、その下は30前半の馬謖くらいしかおらんぞ・・・諸葛亮の子達は若すぎる。
唯一のブレイン組の繋ぎ手、後継者に成り得る男を自ら処さないといけない事になれば、そりゃ孔明も泣くわ。
つまるところ、おれの代では北伐の完遂は厳しい。てか寿命的にムリー、魏の都がある鄴はもとより河北に辿り着けるかどうかすら分からん。70過ぎて前線に立ってる黄忠と厳顔が異常なだけだろう。スキルの【矍鑠】で90歳まで能力上がり続ける黄忠ってナンダッテばよ。
よって天寿を全うする前に成し遂げなければならない最後の仕事は、馬謖の延命とそれに続く、ドラフト1位の獲得である。
ということで・・・おれは義兄弟達と別れ、ここ漢中から涼州・天水を第一に目指す、諸葛亮率いる涼州平定と長安制圧組について行くよ。
諸葛亮は既に老いぼれたおれの出陣に難色を示していたが、皇帝特権で無理矢理ついて行った。一度くらいは親征しときたいしな!夷陵は戦闘なかったし、蜀帝の初めての親征である。シルクロードは観光しとかなければなるまい。
劉備と五虎将軍生きてる出師の表イベントが実装されているのはコーエーの御褒美だと思う。