前向きにいきたい僕のチェンソーマン (旧題:せっかく転生したんだし、前向きに行こう) 作:きりっと果実
新メンバー
サムライソードを捕まえたその日の夜、僕たちは食って飲んで騒いで……4人揃ってリビングで寝落ちしていた
朝、目が覚めたデンジの荒い呼吸にナツとパワーの目が覚める
「なんじゃうるさいのお…!」
「デンジくんどおしたの…」
デンジが息を整えパワーとナツに返事をする
「はあ………なんか悪夢を……」
そう言葉を止めたデンジの視線の先にナツが目をやる
デンジとナツの視線の先には大きなツノが4本も生えた
「……パワーちゃん…?」
「ん〜………まだこれ夢?」
ツノと共に凶暴性も増したのか、パワーがデンジを天井へ向かって殴り飛ばす
「なに寝ぼけておるんじゃ!」
ツノ、凶暴性とともにその膂力も増したらしくデンジは天井へと叩き付けられ片付けの住んでいないぐちゃぐちゃのテーブルへと背中から落下した
「パワーちゃん頭、頭」
「夢じゃ……ねぇ………」
やがてこの騒動にアキが目を覚ます
「お前ら朝からうるさ……」
目を覚ましたアキがパワーのツノに目を奪われる
「……夢か」
「もうそれはデンジくんがやったのでいいよ。片付けしましょ、片付け」
その後は朝ごはんを作るアキ、散らかった部屋を片付けるナツとデンジ、ニャーコと戯れるパワーに役割分担し朝の支度が行われた
パワーはナツに叩かれた
「あれ?デンジくん僕のネクタイしらない?」
「昨日パワ子が頭に巻いてたろ?」
「あれ、そうだっけ」
「オイ、鏡を独占するな。どけ」
「嫌じゃ!まだツノ見とるもん!」
「俺だって髪セットしたいんだよ、どけ!」
「わがまま言ってんじゃねぇ!そのツノぜってぇマキマさんにみてもらうからな!」
「嫌じゃー!嫌じゃー!!助けとくれニャーコぉ!!」
「ニャーコ離したげてよ可哀想でしょ」
「オイ…さっさとしないとマジで遅刻するぞ」
「パワーちゃん…!恥ずかしいから…!ふんっ!電柱から離れて…よっ!」
「嫌じゃー!ワシ今日休む!行きとうない!!」
「パワ子てめぇ、子供に見られてんだろうが諦めろよ!」
「嫌じゃー!っぐえ!」
「ハア…………」
「デンジくんとアキくんは両手お願い。僕は両足抱えていくから」
「おう」
「分かった」
「誘拐じゃああ!!助けてええ!!」
「「「黙れ!」」」
「嫌じゃああああああああ!!!!」
「パワーちゃんやっと大人しくなったね」
「ここまで来たらもう逃げられないからな」
「嫌じゃ…」
「あれ、デンジくんどしたの?テレビ気になる?」
「…お、いや、なんでもねぇ。行こうぜ」
「お前ら、逃げ出さないようにちゃんと見張っておけよ」
「へいへい分かってるよ」
「ここまで来て今更逃がさないよ」
「うあああ………」
僕たちはグズるパワーちゃんをどうにかこうにか引きずってようやくマキマさんのところまで辿り着いた。
ホントのところは血抜きをせずこのまま強くなったパワーちゃんに任務とか任せて楽したかったんだけど、こういう報告怠るとマキマさん怖そうだからやめておいた。
「…それでマキマさん、このパワーちゃんの状態は一体なんなんです?」
「うーん…このツノは……パワーちゃん血を飲みすぎたね」
ゾンビ共と大乱闘を繰り広げていたらしいのでその時に大量に血を飲んだのだろう。
あんな腐った血をよくもまぁ飲めるもんだ……
「血抜きをしないとね」
「はい」
マキマさんの言葉にパワーちゃんがやけに素直に応じる
「その素直さ道中で発揮できなかったのかな……」
本当に大変だった…漫画にはあんな描写無かったから知らなかった……
聞きなれない言葉を耳にしたデンジがマキマに訊ねる
「血抜き?」
「パワーちゃんは定期的に血を抜いているの。でないと今よりも恐ろしくて傲慢な悪魔になっちゃうから」
「今より傲慢って悪夢ですね」
「ていう事でデンジくん、ナツちゃん。パワーちゃんをしばらく借りてもいいかな?」
僕とデンジくんは顔を見合せる
「そりゃいくらでも!」
「思う存分血を抜いてください!」
ガ ー ン
パワーちゃんがショック受けてるけど、無視する
「それで、パワーちゃんが抜けたあとなんだけど……」
「元々バディは2人だし、特に新しく誰か入れる気は無かったんだ」
「けど彼がどうしてもデンジ君と組みたいんだって」
ビームくんは結局来るのか。ビルの時ぶりに会うなあ…
そんなことを考えるうちにら床からサメのような頭が生えてきた
「ヒャ!!ワアアアアアアアアアア!!」
「チェンソー様!!チェンソー様ア!!」
サメの魔人、ビームがデンジに飛びかかり殴り飛ばされる
「ぎゃああああああ!!」
「ありゃ…デンジくん、いくらなんでも殴らなくてもいいでしょ」
「だってこいつ男な上にハダカだぜ?つかマキマさん、何者ですかコイツ?」
デンジの疑問にマキマが答える
「サメの魔人だよ。普段は会話も出来ないほど凶暴なんだけど、デンジ君の言う事はなんでも聞くんだって」
「言う事を聞く…?なんで?」
「なんでだろうね?顔が似ているからかな」
(顔全く似てないけどな)
そもそも共通点がギザ歯な位だし、ビームくんの顔の上半分は見えない。
「チェンソー様!言う事!絶対!チェンソー様!最強!最高!」
一度は張り倒されたものの、再びデンジに迫るビーム
「触るんじゃねえ、男は嫌いだ!なぁナツコイツ引き剥がしてくれよ!」
「仲良くしてあげてね」
デンジに引き剥がせと頼まれるが、少し悩んだ後ナツは放置することを選んだ
「それじゃマキマさん、失礼します」
「あオイ!待てよ!マキマさん失礼します!なあおいナツ!」
「チェンソー様!チェンソー様カッコイイ!」
デンジとナツがビームを連れて去ったあと、マキマが呟いた
普段より一層冷たい瞳が扉を見つめている。
「…ナツちゃんにも何か反応示すと思ったんだけどな」
「…さ、パワーちゃん。血を抜きに行こうか」
「は、はい…」
パワーはしばらく血を抜かれ続ける地獄を見たとか、見てないとか
かなーり短かったですが、まあ閑話みたいなものだと思っていただければ……
多分次回はデート回になります。頑張って書くぞお〜
レゼ編では何がみたい?
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レゼとデンジのいちゃいちゃ
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レゼとナツの関わり
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ナツと天使くんの関わり
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戦闘シーン
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死亡キャラの救済
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マキマとの交渉
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↑は入れるか分かんない