前向きにいきたい僕のチェンソーマン (旧題:せっかく転生したんだし、前向きに行こう)   作:きりっと果実

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この辺結構ムズいです!大まかな展開は決めてたんですけど、細かいとこの調整がまぁ難しい!
それとミスが多くてすみません!チェックとかだいぶ適当なので感想で教えていただけるのありがたいです!
楽しく読んでいただけると幸いです!


ニャーコ救出大作戦

 

 

「魔人パワーの外出を許可します」

 

公安の事務員さんに伝えられる

 

「17時までには戻ってくるように!」

 

どうやら門限もあるらしい。こういうの、小学生の頃を思い出すな。

 

「パワーちゃん、1人じゃ外出られないんだね」

「おう、ずっとここの中で退屈しておったわ」

「お前、結構不便なンだな」

 

 

 

約束

 

 

 

「ニャーコをさらった悪魔の居場所は分かっとるんじゃ!」

「じゃが、問題はウヌらしか戦えん事じゃ。ワシの姿を見られたらニャーコを盾にされてしまうからのお…そうなったら詰みじゃ!」

 

たしかに…悪魔の強さが如何程かは覚えてけれど不意打ちでことが済むならその方が楽に終わるだろう。

それに目的がニャーコちゃん救出なら人質に取られた時詰むのも納得だ。

 

しかしそれはそれとして……何か忘れてる気がするんだけど、なんだったかな…?

この後はニャーコを助けて、更に別の悪魔と戦って、ギリギリの所で早川先輩が助けに来てくれて…

 

「う〜〜ん…?」

 

何かを忘れている気がしたナツが、何かを思い出す為頭をぐるぐると回し続ける

 

「…あの人間はなにしとるんじゃ?」

「さァ……?」

 

唐突に始まったナツの珍妙な行動にふたりが困惑する

 

やがてパワーの胸に夢中なデンジが話し始めた

 

「…俺もポチタっつー悪魔飼っててさ〜」

「もう撫でる事ぁできねえんだけどいーんだ。俺のココで生きてるからな!」

 

マキマからの受け売りで胸を叩きながらそう話すデンジ、それにパワーが間髪入れず突っ込む

 

「人間は愚かじゃな!」

「…あ〜?」

 

パワーの発言が気に食わない様子のデンジに、パワーは続ける

 

「そりゃあポチタが死んだってコトじゃろ〜?死んだ命は無じゃ!心の中にいるだのなんだのは浅ましい慰めじゃ!」

「……へえへえそーだな」

 

胸を揉む約束のためか、デンジは気持ちを抑え適当にあしらう

そこから目的地までの間、デンジとパワーは一言を発さず、ナツはウンウンと唸り続け、なんとも言えない空気が漂っていた

 

 


 

 

マキマside

 

 

マキマは現在、公安の上層部五人と向き合っていた

 

「米国の件でソ連はタカ派の声が大きくなっている。悪魔を軍事利用しているとの噂も聞く」

「願わくば日本の敵は悪魔だけでありたいものだがな」

 

そう語るのはメガネをかけた男

 

「マキマ君…キミにあげた部隊の犬は育っとるかね…?」

 

白髪をオールバックにした男からそう訊ねられ、マキマが答える

 

「期待に応えられそうなのが一匹」

 

「面白そうなのが()()

 

「…面白い?」

「最近拾った子犬達です」

 

なんでもないようにマキマは答える

 

「キミの仕事は犬を育て使う事だ。くれぐれも情は入れてくれるなよ」

 

バタン

 

部屋から退出し、アキの運転する車に乗り込んだ

 

「ナツの方は知りませんが……デンジは不快なだけで面白くないですよ。どうしてそんなに期待をするんですか?」

 

運転をするアキにそう訊ねられる

マキマはその質問にコーヒーを飲みながら答える

 

全ての悪魔は名前を持って生まれてくる

その名前が恐れられているものほど悪魔自身の力も増すという

 

「…例えば、コーヒーは恐いイメージは全くないから『コーヒーの悪魔』がいたら弱いだろうね」

「でも『車の悪魔』がいたらどうだろう…タイヤに轢かれて死ぬイメージがあるから強いかも」

 

「デンジ君は『チェンソーの悪魔』になれる。ナツちゃんは『鎌の悪魔』」

「だから面白いと思うけどな」

 

再びコーヒーに口をつけるマキマ

 

「…面白いかもしれませんがデンジは使えないやつですよ」

「公安は目標や信念がある者だけしかいない。でもアイツはだらだら生きたいだけと言っていました。公安には相応しくないです」

 

 

 

 


 

 

ナツside

 

あれから暫くしてナツ達は電車からバスに乗り換え、目的地に到着していた

そこからはナツを先頭にパワー、デンジの順で歩いていく

 

「ソコの家じゃ!あそこにニャーコと悪魔がいる!」

「う〜〜ん…」

「は〜ん、じゃあさっさと行くか」

 

延々と唸っているものだから遂にナツは二人から無視されていた

 

「貧血なるからチェンソーにゃなりたくねーな…」

「おお?チェンソー?」

 

(…あれ?)

 

「あー俺チェンソーなれんの」

「人間の冗談は笑えんの!」

 

 

そうこうしてるうちに家のすぐ側まで来てしまった

 

「ああ?」

「おお?どした?」

 

(確か……)

 

「テメーが姿見せたら猫を人質にされんだろ?こんな近くまでついてきちゃダメでしょ?」

「おお?そう言う設定じゃったか?」

「設定〜?」

「言い間違いじゃ」

 

(やっば)

 

急いで後ろを振り返ろうとするも一足遅かった

既にデンジを行動不能にしたパワーがこちらに血で作った金槌を振りかぶっている

 

(しまった、油断しすぎてこの体勢からじゃ避けられない)

 

ゴ ッ

 

「い゛っ」

「ウヌを騙すのに苦労するかと思ったが、腑抜けてたお陰で楽にすんだぞ。拍子抜けじゃの」

 

地面に倒れ伏す僕を見下ろすパワーちゃんにそう言われる

 

「それに比べコイツは馬鹿で騙しやすかった。勘は良かったがのぉ…」

 

そうデンジくんに吐き捨てたパワーちゃんは僕とデンジくんの2人を重たそうに家の中に引き摺っていく

 

随分と私をまたせたな…血の悪魔よ…逃げたのかと思ったぞ……

「文句を言うな!ワシもやっと外に出れたんじゃ!」

 

「コウモリ……望み通り人間を連れてきてやったぞ!」

久しぶりの食事……!若い男と…女か!良い食事になりそうだな…!

 

「うぐっ…!」

 

コウモリの悪魔の最初の食事に選ばれたのはデンジくんじゃなくて僕だった

 

(痛いのは好きじゃないから悪魔の攻撃を避けられるように鍛えたってのに…)

 

この腕につけられた傷を見ろ人間!貴様等につけられた傷だ……!この私を隠れざるをえなくさせた忌々しい傷だ!

 

(…コイツ、悪魔のくせに、全部自業自得のくせに、全く関係ない僕に当たってくるの少し…いやかなりムカツクな……)

 

「……コウモリの悪魔って聞いたからどんな強いのがいるのかと思ったけど、」

 

苛立ちに任せて嘲笑うかのように口の端を釣り上げる

 

「人間にまんまとしてやられて逃げ隠れしてるだけの器の小さい雑魚じゃないか…図体だけでかい負け犬が……!」

食事如きが図に乗るなあっ!!

 

(ぐっ…このまま握り潰してもらって、地面に投げ捨てられたあとに隙を見て変身を…)

 

ナツを握る手の力が増していき

 

「ぐうう!」

人間に刻まれた傷…貴様(ニンゲン)の血肉で癒させて貰う…!

 

そのまま丸呑みされた

 

(なっ、僕の血を摂らずに丸呑み…!?それじゃまずい、予定と違う…!胃の中じゃ、意識が…保て……!)

 

(クソ……正式にデビルハンターになってからまだ…いいこと何も出来てないのに…!情けな……)

 

 

 

ゴ ク ン

 

ぬ!?不味い!!!

ちい…!握りつぶすべきだったか

 

勢いのまま丸呑みにしたせいで傷は再生しなかった

 

まあいい…精力のある男で我慢するとしよう

「ぐあっ…!」

 

コウモリの悪魔がデンジを握る

 

貴様の血で口直しだ…!

「ぎゃあああアアアア!!」

 

デンジを握りつぶし血を飲み込んだ

 

ぬぅ!不味い!不味い不味い!!

 

ベ チ ャ

 

デンジを地べたに落とし、みるみるうちにコウモリの悪魔の傷が癒える

 

最悪の食事でぇ!!

 

バ キ ィ

 

コウモリの悪魔の再生した腕が家の屋根を突き破り、そのまま屋根に降り立つ

 

口の中が気持ち悪い!!最悪の気分だ!他の人間で口直ししなければ!

 

突き破られた屋根から降り注ぐ光の中、パワーはデンジに言い放つ

 

「よくワシの話を信用できたモンじゃの。やはり人間は愚かじゃ」

 

…よし、口直しは子供に決めたぞ!

「コウモリの悪魔!!」

 

コウモリが屋根の上からパワーを見下す

 

「約束通り人間は連れてきたんじゃ!ニャーコを返して貰う!」

ん〜?ああ…そういう話だったか!

 

悪魔の手からじゃらりと垂らされた鳥籠のような檻の中から猫の鳴き声がした

 

「ニャーコ!!」

私に不味い食事を二つも持ってきた罰がまだだったな

 

閉じ込められた猫は檻ごと悪魔の口に放り込まれる

 

「ニャーコ」

 

パワーがただ呆然とその様子を見ている

 

ゴ ク ン

 

ニャーコが飲み込まれてしまったパワー

何を思ったか血の池に這い蹲るデンジを見遣り、口を開く

 

「ポチタをもう撫でられんと言っとったな…」

「ウヌの気持ち分かったぞ」

 

「最悪の気分じゃな」

 

ガ シ

 

コウモリの手にパワーが掴まれる

ナツ、ニャーコに続き、パワーまでも丸呑みにされてしまった

 

不味い!不味い血ばかりだ!ぐうう…!

 

バ サ ッ

 

あああ!口の中が気持ち悪いぞ…!子供の血でうがいをしなければ……!

 

苛立ちを隠せないコウモリの悪魔は一刻も早く口直しをするため、街に向かい羽ばたく

 

うがいをした後は前菜に生娘だな、スープは熟した健康な女。メインは肉付きのいい男、デザートは妊婦がいい…!

 

心を躍らせながら献立を考えているコウモリの悪魔の足に違和感が走る

 

んん…?

 

何事かと、自らの足に目を向けてみればそこには

 

「オレの胸と仲間ァ返せ!!」

 

先程潰してやったはずの男、デンジがしがみつき、足に噛み付いていた

 

私の血を飲んでる…!?気持ち悪い!貴様の血なぞ飲む気も起こらんわ!

 

激昂したコウモリにデンジが先程よりずっと強く握り潰されるが、デンジの手は既に胸のスターターロープに伸びていた

 

次の瞬間

 

ヴヴヴヴヴヴヴン

 

エンジン音と人間から姿を変えた悪魔

 

両腕と頭からチェンソーの生えた『チェンソーの悪魔』に、コウモリの手は切り刻まれた

 




読んでくれてありがとうございます!
ナツちゃんの戦闘は割と引っ張る予定なのでここではファーストブラッド(最初のキル)決められてもらいました。
情けな可愛いですね。

そういえば、悪魔のセリフのフォントちょっと見にくいですかね?見にくいようならまた別のフォント探してみます

面白かったら高評価、感想よろしくお願いします!
アドバイス、訂正等あれば感想の方にお願いします!
チェンソーマンサイコー!

レゼの心理描写入れたいんだけど、解釈違い?

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