みんなよく最低(最高)な設定思いつくよね。お前たち、最低たぜ〜!!
墓参りに行ってたんだ、恋雪が祝言をあげると妻に報告したかった。
仕事終わりに行ったため、帰るのは夕方になってしまった。
道場の門が見えた時、誰かがこちらに走ってきた。
そいつの顔がはっきりと見える前から
吐きそうだった、横隔膜が痙攣して、嫌な予感に鳥肌が立っていた。
「剣道場の奴らが井戸に毒を入れた…!!あんたや狛治とは直接やり合っても勝てないから、あいつら酷い真似を!惨たらしい…あんまりだ!!二人とも殺されちまった!!」
俺は大事な人間が苦しんでいる時、気づいてやれず、傍にもいてやれない。
妻が辛い時も、疲れに気づいてやれなかった。二人が苦しんでいる時も傍にいたら…いや、俺一人だけが死ねばよかったのに…
二人の遺体は別の場所にあった、恋雪は近くの診療所に、狛治は道場の井戸の前に。狛治は俺に毒がある事を知らせるため、冷たくなった恋雪を届けた後、静止を聞かず井戸の前まで這うよにして戻ってきたらしい。その遺体はまるで壊れた神社の狛犬ように儚く悲しい姿だった。
許さない…許さない…許さない…
「素流の師範がこんな時間に何の用d…」グシャ
「キャアアァァァ!?」
許さない…許さない…許さない…許さない…
「人殺しめ!」グシャ
「なんだよこi…」バキッ
「クソジジイg…」ビチャッ
許さない許さない許さない許さないグシャ許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さないバキッ許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さないビチャッ許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さないバキッ許さない許さないグシャ許さないグシャ許さないバキッ許さないビチャッ許さないグシャ許さないバキッ許さないグシャ許さないビチャッ
「鬼を配置した覚えのない場所で、鬼が出たとの大騒ぎ。態々出向いて来てみれば。ただの人間とはな、何ともつまらぬ。」
「どけ、殺す…ぞ!」
スッ…ヒュッ…ゴシャ
「その満身創痍の体で私の攻撃を一度避けて一撃入れようとするとは。貴様は見込みがある。十二体程、強い鬼を造ろうと思っているんだ。お前は与えられるこの血の量に耐えられるかな?」
「もう…ど…う…でもいい…全て…が…」
俺…は……何も…守れ……な…い…
俺…に…は…何……も…ない……
俺……は…空…っぽ……だ……
俺は……俺は…まる……で…
口…だけの…見た目だけの
『伽藍堂』だ
伽藍堂(がらんどう)
広々としてがらんとしている状態のこと。家や部屋、器などの中に何もないこと。また、そのさま。(by wiki)