そおれ!アバダケダブラ!   作:味噌カツ伝説

10 / 57
面談のお陰でネビルの能力にはちょっとずつ上方修正がかかってます。だからといって何か特別な事を成す訳ではないけど。


10:穢れた血

ロックハート先生の授業を少し見たが……

こう、なんというか、独創的な授業だった。

もう今後どれだけ暇でもあの人の授業を見に行くことはないだろう。

面談のときにネビルに改めて教科書を見せてもらったが、明らかに彼の私的な本だった。

こういうことができてしまうというのが一番の問題では?

おい、アルバスお前に言ってるんだぞ。

なんて思わず顔を顰めていたらネビルに笑われてしまった。

 

そういえばそのロックハート先生が授業中にピクシーをぶち撒けて逃げたことがあったらしいが、ネビルとグレンジャーが魔法で上手く場を収めたらしい。

 

さすがだぞネビル!

 

 

 

「ナメクジ喰らえ!」

 

うわ、なんだよあの呪文。

合法版『クルーシオ』じゃないかあれ。

 

……あれ口の中だけじゃなく後ろからも出るようにしたらもっと凶悪になるよな。

なるほど?じゃあ出てくるやつもウニとか蛇にしたら──

 

いやいやそんなことを考えている場合じゃない。

どうやらグリフィンドールとスリザリンで口論になった末、ウィーズリーがあの呪文を使ったが、暴れ柳に折られた杖のせいで呪文が逆流したらしい。

 

皆に囲まれてウィーズリーがげぇげぇ吐いてる。

デカいカメラを抱えたグリフィンドール生が近づいてきた。

おいおいそんな写真とってやるなよ。

 

「はいはいそこまで。離れて離れて。グレンジャーとポッターはウィーズリーを医務室──いや、ハグリッドの方が近いか。連れてってやれ。」

 

出現呪文──学生時代に必要の部屋で嫌という程使った──で木のバケツを出してウィーズリーの前に出す。

 

「はい、出すときはここにね。まあハグリッドが何とかしてくれるでしょう、もう少しの辛抱だ。」

 

真っ青な顔で頷くウィーズリーが2人の手で連れて行かれた。

見ているこっちまで胃のあたりが気持ち悪くなってくる。

 

「それで?決定打の一言はなにかな?」

 

「グレンジャーのやつに『穢れた血』だと言ってやったんですよ、先生。」

 

何故かマルフォイがちょっと得意げに言う。

そうか、『穢れた血』……確か魔法族の純血でない者のことだったか。

学生時代にそれ関連の話で死んだ女性の遺体を見つけた覚えがある。

未だにそんな話が生き残っているとは思わなんだ。

 

「はぁ……君たちの思想にとやかくは言わないが、少々品性に欠ける行いだな。」

 

「なんですって!?」

 

「さあほらさっさと行ってくれ。このナメクジを掃除するのはオレなんだぞ?早くしないと逃げられる。」

 

「ふん……いくぞドラコ。」

 

上級生っぽい子の一言でスリザリンは去っていった。

悪ガキどもめ。

仕方がないので消失呪文でナメクジを消してまわる。

 

本当はもう少し言ってやりたかったが、『カウンセラー』の役目は生徒個人に寄り添うことだ。

どこかの寮に肩入れすることでも無ければ、政治的思想について議論することでも無い。

 

 

そういう部分を変えるには、オレが持っていないような力が必要なのだ。




次回のレガ主くんの出版本では『ナメクジ喰らえ』の派生が7つくらい登場します。本当は悪霊の火が体中の穴という穴から出るバージョンなんかも思いついていますが、危険すぎるので本には載せてません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。