そおれ!アバダケダブラ!   作:味噌カツ伝説

18 / 57
(ホグワーツの地理等も基本映画版準拠で行きますが、2作目と3作目では暴れ柳の位置が異なるので、いっそのこと2本生やすことで解決します。)

レガ主くんは動物擬きを見破るのが苦手です。
普通はそうそう出くわすもんでもありませんので。
なお、今年はホグワーツにマクゴナガル先生含め4人の動物擬きが集結する模様。


18:シリウス・ブラック

シリウス・ブラックがホグワーツに侵入した。

確かに最近周辺地域でブラックが確認されたというウワサこそあったが、思っていたよりもフットワークが軽そうだ。

アズカバンからの脱獄は独力で行なったのだろうか?

 

ポッターを狙っているなんて話も聞くが、わざわざグリフィンドール寮の入り口に傷跡を残されるとますますそれっぽいと感じてしまうな。

他の狙いがあるのかもしれんが。

 

もちろんこんなことがあっては寮でさえ安全であるとは言い切れないため、夜には生徒たちを大広間へと避難させた上で教師陣によるシリウス・ブラックの捜索が行われた。

 

 

「レベリオ……ん?」

 

反応の中に違和感を覚える。

人でも、猫でもない。

この感じは……狼か?

 

──ホグワーツって狼も飼ってたのか。

でも今まで校内で見たことないな。

ちょっと見に行ってみるか。

 

 

 

確か反応はこの辺──中庭側の暴れ柳の近く──だったはず。

 

「レベ──エクスペリアームス!」

 

背後に人の気配を感じて思わず撃ってしまった。

確実に誰かが吹っ飛んでいったが、先生だったらどうしよう。

月明かりが暗くてよく見えないが、シリウス・ブラックの可能性もある。

念の為、杖を抜いて構える。

主目的は捕縛だが、最悪の場合には殺すことも視野に入れねば。

 

すると、暗闇の中から一匹の狼が姿を現し、背後の暴れ柳に向かって走り始めた。

 

コイツ動物擬きか。

動きが速い!

 

「グレイシアス!」

 

放った呪文は狼に当たり、その体を瞬時に凍らせていく。

体の殆どが凍ったことでバランスを崩して転がっていくが、狼自身にスピードがありすぎた。

暴れ柳の攻撃よりも先に、狼は暴れ柳の根元の穴に入っていく。

 

「アレストモメンタム!」

 

暴れ柳をさっさと止めて自分もその根元の穴へと急ぐ。

このままでは逃げられる!

 

そう思い穴に入ったが、その中は何本もの道に別れていた。

恐らくどれかの道が片割れの暴れ柳に繋がっているんだろう。

 

「レベリオ。」

 

反応が──二人いる。

片方はブラックだろうが、もう一人は誰だ?

 

「……ルーモス。」

 

だが迷っている暇はない。

一か八か、片方の反応に向かって進んでいく。

 

 

 

──結果的に言えば、オレはハズレを引いたらしい。

進んできた先は行き止まりだった。

間違いなく人の反応はあったはずだが。

 

そういえばさっき、奥から来たネズミとすれ違ったな。

……まさかアイツも動物擬きとか言うんじゃないだろうな。

 

狼はまだしも、ネズミの判別なんて至難の技だぞ。

ネズミの大きさでホグワーツに隠れられたら見つけようがない。

それにペットにしている生徒だっている。

……これは面倒なことになったな。

 

 

その後、ブラックとその協力者と思われる二人の動物擬きについてアルバスに報告した。

もちろん、アルバスの隣にいたスネイプ先生には二人を取り逃したことについて嫌味を言われまくった。




シリウス・ブラックは始めの武装解除呪文で肋骨が折れて火事場の馬鹿力を発揮したこと+一般通過ペテグリューのお陰で逃げられました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。