そおれ!アバダケダブラ!   作:味噌カツ伝説

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どうして嵐の中クィディッチが出来ると思ったんですか?


19:吸魂鬼

激しい雷雨の日。

今日はクィディッチの試合日だが、空のあまりの荒れっぷりで正直試合がどうなっているのか見れたものではない。

 

強風のせいで箒は揺れるし雨のせいでボールは見えづらいしで選手たちにとっても最悪のコンディションだろう。

 

 

そんな状態で試合が進むなか、二人の選手が突如上空へと昇っていく。

恐らくあの二人はシーカーで、金のスニッチを見つけたのだろう。

 

二人は物凄いスピードでどんどん天高く昇っていく。

もはや両者の戦いは観客席からは見えない位置まで移動していた。

 

しかし、そんなシーカーに黒い影たちが迫るのが一瞬見えた。

オレは迷わず前の方にいたアルバスに駆け寄る。

 

「おい!アルバス!今の──」

 

「吸魂鬼じゃ!」

 

少しして、はるか上空から一人の選手が堕ちてくる。

 

「アルバス!吸魂鬼を!アレストモメンタム!アクシオ!」

 

両手でそれぞれ呪文を使い、選手の落下を防ぎつつ、すでに競技場の反対側で明後日の方向に飛んでいこうとしていた箒も回収する。

 

 

 

──見舞いに来て知ったが、あの選手はポッターだったらしい。

横には同じく見舞いに来たウィーズリーとグレンジャーもいる。

 

「おう、邪魔して悪いな。ポッターにコイツを返しに来た。」

 

「先生、それ……」

 

「ポッターの箒さ。ただ、随分とこの箒も傷んできてるからな。コイツは予備にして、新しく箒を手に入れた方が良い。」

 

「ありがとうございます、先生。」

 

「じゃあ、用は済んだからもう行くよ。このあと面談が入っててね。お大事に。」

 

最近はブラックの影響か面談の希望者数が増えていて、オレもなかなかに忙しい日々を過ごしているのだ。

 

 

 

 

「……なあハーマイオニー、やっぱりアレやったのってダンブルドアじゃないのか?」

 

「ロン、あなたも見てたでしょ。あのときダンブルドアは吸魂鬼を追い払ってたのよ。フィグ先生以外にいないわ。」

 

「何の話?」

 

「……ハリー、あなたが空から堕ちて来たときに呪文で守ったのはフィグ先生なの。でもね、あなたの箒を回収したのもフィグ先生なのよ。」

 

「……つまりどういうこと?」

 

「あなたの箒、教師席の真反対に堕ちていったの。だから私たちもあなたの箒のことは諦めてたの。でも──」

 

「そしたら君の箒が競技場を一直線に横断して教師席に吸われてったんだよ。あんな距離、普通は呪文が届くわけないのに。」

 

「元々自分の物でもない生徒の箒を、あれだけの悪天候であんな距離引き寄せるなんて、とても普通じゃできっこないわ。」

 

「じゃあその普通じゃない芸当をフィグ先生がしたって?」

 

「きっとね。」

 

 

 

 

待て待て。

さっきまでポッターを見舞いに来ていたはずのグレンジャーと今すれ違ったぞ。

 

なんだ?あれか?

オレは見たことないが、逆転時計とかいうやつなのか?

 

 

でも学校内で逆転時計を何度も使うような理由ってなんだ……?




レガ主くんの呪文の射程はバカ長いので、やろうと思えば遠距離からの爆破狙撃もできます。
問題は爆炎で何も見えないせいで目標に当たっているのか分からない上、一般マグル/魔法使いを100%巻き込むことくらいです。
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