現在、代表選手と教師陣が集められたこの部屋では、選手たちへ激励の言葉がかけられ──
──たりはせず普通にポッターへの糾弾が行われていた。
「誓って!やっておらんのじゃな!?」
「まあ待て待て落ち着けよアルバス。」
ポッターの胸ぐらを掴んでかかるアルバスを止める。
こんなにコイツが取り乱しているところはなかなか見れないんだぞポッター。
お前は運が良い。
「ちょっと待ってろアルバス……ポッター、一つだけ聞く。お前はゴブレットに何らかの手段で自分の名前を入れたか?」
「いえ!僕、ホントに名前を入れたりなんて──」
「分かった。オレはお前を信じる。」
「エリエザー!お主──」
「アルバス、ゴブレットに細工をして誤認をさせることはできるか?」
「……生徒には不可能じゃ。ゴブレットには高度な魔法がかかっておる。」
「だが現に、それが実際に起きている……では上級生の誰かがイタズラないし嫌がらせで名を入れた可能性は?ポッターは有名人だぞ。」
「そうなればゴブレットが弾くでしょうな。ポッター程の有名人ともなれば、それが起きていない、とも、言えませんがな。」
「ふむ、スネイプ先生。あなたがゴブレットに細工をするならどうやりますか。」
「我輩を疑っていらっしゃる、と?」
「違います。あなた程の実力者なら何か良いやり方が──」
「いつまでそうやって犯人探しをしとるつもりだ?既にゴブレットはポッターを選んだ。犯人がどこの誰であれポッターは参加せねばならん。ゴブレットに選ばれるとはそう言う契約を結んだということだ……もうポッターに後戻りはできんぞ。」
……これは面倒なことになったな。
こんな事をしてまでポッターを参加させる思惑は何だ?
事故にでも見せかけて殺すつもりか。
全くもって不愉快だ。
今、ホグワーツを歩くと生徒が皆どいつもこいつもふざけたバッジをつけてる。
こういうくだらん嫌がらせが流行るというのは世間が平和であることの証左でもあるが……
ディゴリーへの応援とポッターへの罵倒がくるくると入れ替わる、ただそれだけの単純なバッジ。
しかしだからこそ流通しやすく、協調感が生まれる。
いやはや子供の悪意とは恐ろしいものだ。
「ところで、先生はポッターのこと、どう思ってます?」
「対抗試合の話かい?」
そのような分かりやすい話だねは、面談の時にも顔を出す。
面談だって常に小難しい話や悩みばかりを話すわけではない。
面談の始めや区切りのいいタイミングで雑談をすることだってある。
そうなれば、この話題は必然とも言える。
「正直な話、ゴブレットを出し抜いて二人目の代表というイレギュラーを発生させる実力があるなら、むしろ称賛されるべきとさえ思うよ。歴史に残る快挙というやつだ。」
「称賛、ですか?イカサマしたポッターを?」
「今までの歴史でゴブレットを出し抜けた生徒はいないからね。そういう意味での称賛さ。イカサマとは別にね。」
「ふーん……ねぇ先生、ポッターがどうやったのか、知ってるんですよね?先生なんだし。」
「いいや、それがオレにも知らされていなくてね……それにポッターの実力で出来るような方法も未だに思いつかないんだ。大人なら、話は変わるんだがね。」
「なーんだ、あ、そうだ先生──」
一体どうなることやら。
レガ主くんは今のところ、ムーディ先生(なんか怪しい)、他校の校長(メリットは薄め)、非常に優れた上級生(誰かに指示だされてそう)、アルバス(独自の計画してそう)あたりを疑ってます。